「無料ネットの代金は個人情報」収益の仕組みに目を向けてみよう
情報化社会、わたしたちのプライバシーを守るための気づきにつながる何かを不定期投稿してゆきます。インターネットが無料で使えるのは当たり前になっていますが、無料の代わりに個人情報を払っていることを認識していましたか。
インターネットのサービスが基本的に無料で使えるというのは、誰がというわけではないですが大発明なのです。
インターネットの設備も消費される電力ももの凄い費用が掛かっています。無料にして多くの人に利用してもらって、多くの人の中で広告を見た人が広告から何かを購入したり支払いをして、その売上の一部費用を広告費として、インターネットのサービス事業者が運営をする。
インターネットが発明され、市場に出回ったばかりでは、通信費用が高く、利用者が少ない情報で、ウエブサイトも数えるほどしかありませんでした。
Googleは検索を無料で提供したのは、社会の対しての利便性のためでした。そして、広告を入れることを反対していました。でも、検索という公益を負担できるものが無く、妥協の上で検索結果に広告をいれて広告主負担のビジネスにしました。
Googleはインターネットのユーザーにいろいろな便利を開発して、無料で提供し、その集まったデータを利用して広告をしています。
インターネット利用者は無料のサービスに個人情報を提供しています。その中のだれかが広告を購入しているから成り立っています。
民間企業は常に売上を伸ばさないといけない運命にあります。市場の成長がないと資本家から見放されてしまうからです。つまり、広告主が儲かる広告にしてゆかないといけないのです。
そこで、利用者の個人情報から「常に何かを買わそう」と心理学や脳科学や行動心理学などから購入される広告や広告主のマーケティングがやりやすい仕組みなどを開発してゆくのです。
無料サービスは、広告が運営費を支えています。広告から誰かが支払いをしないと広告は狡猾やしつこさや迷惑さが増えるかもしれません。
そこで掲載されている広告がいかがわしい場合は、そのサービスはかなり危険です。利用するのをやめましょう。まともな広告主がいない状態で、悪徳業者が広告をしている場合は広告の被害となるかもしれません。
あなたのプライバシーポリシーに、無料サービスの収益源が適切な広告かどうかをみるを入れてみてはいかがでしょうか。
ソーシャルゲームで無料で楽しめるもので広告がない場合には全員無課金では、ゲーム運営会社の経営が立ち行かなくなります。
課金収益を最大化するために個人情報が利用されます。ゲーム参加者の大半が無課金であった場合に、一部のユーザーが課金することで無課金ユーザーに対してゲーム内で優越感を覚えることができます。
先ほどの「広告を誰かが払っている」が可視化され「大金を私が払っている」ことでそれが払えない人たちに優越感を与えることができます。
ガチャをまわしてたまに当たりがでる射幸性は、脳のドーパミンによる快感をあたえるため中毒性があります。
アルコール依存症やヘビースモーカーが断酒や禁煙するのは苦しいことです、人間の脳は簡単にハックされるものなので、中毒性の高いものには距離をおいてしまったほうが苦労は少ないです。世の中には可処分所得が非常にある人もギャンブルが好きな人もいるのでその人のライフスタイルで良いと思います。
あなたのプライバシーポリシーに、課金のあるソーシャルゲームが適切な射幸性の範囲であるかどうかをみるを入れてみてはいかがでしょうか。
ChatGPTが話題で無料で利用できますが、最新版は有料です。
Google検索は無料ですが、ChatGPTの回答では現在のところ広告を含んだ回答ではありません。ChatGPTの利用料金を負担する広告主が存在しないので、利用者もしくはChatGPTを導入している組織の負担になります。
現在のところと申し上げたのは、ChatGPTの答えを広告にすることができれば、AIのおすすめで購入するという人間への誘導ができるので誰かが開発するかもしれません。今のところそれができる技術基盤は聞いたことはありません。
ここまで読んでいただいた聡明な読者のみなさんはChatGPTを使うことでその利用料金の負担は誰かがしないといけないことに気がついたと思います。
AIの予測には効率化や最適化などの有益な情報もあるかもしれませんが、ChatGPTブームの理由は人間のようなソフトな言い回しが素晴らしいことで、AIの回答の正確性をOpenAI社は保証していません。
ChatGPTを利用するコンピュータの熱エネルギーとその材料となる資源を消費するだけ価値のあることに利用するか、利用料金を負担するかです。
ChatGPTに限らずAI利用する企業や自治体がその費用を負担するため、利用者は個人情報以外に実費用負担がどこかでかかるでしょう。
あなたのプライバシーポリシーに、AIサービスの運用費用をまかなう収益構造が何かを調べてみるを入れてみてはいかがでしょうか。
長文となったので今回はここまでにします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?