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私はビジネス界に身を置いていますが、ビジネスの世界では今、グリット(GRIT)という言葉が注目されています。

 グリットはGuts, Resilience, Initiative, Tenacityの頭文字をとって作られた言葉で、以下の意味があります。

Guts (ガッツ) 困難に立ち向かう度胸

Resilience (レジリエンス) 苦境に負けずに立ち直る回復力

Initiative (イニシアチブ) 目標を立てて取り組む自発性

Tenacity (テナシティ) 最後までやり遂げる粘り強さ

 GTITは、困難な状況においても、怯まず、目標を立て、苦境に打ち勝って最後までやり遂げる能力をいいます。

 GRITは、ビジネスにおいて、そして人生において成功を決める能力と言われています。

 前回、当ブログで、非認知能力が話題となりました。

 非認知能力とは、意欲(やる気、集中力)、粘り強さ、自制心、やり抜く力、自分を信じる力、自己肯定感、客観的思考力といった数値では測りにくい能力のこと。

 そして、中高一貫校では、学校独自の非認知能力を身に付けることができるという話がありました。

(当ブログの記事、「中学校選びは、『結婚』と同じ」、「非認知能力」ご参照)

 2022年2月に中学受験した息子は小4から3年間受験生活を送ってきましたが、親として間近に接し、どっぷりとはまってきました。

 その経験から、非認知能力は、中学受験で必要な能力であり、3年間の受験勉強を通じて養われるものだと感じています。

 中学受験では、何よりも、本人の学習意欲と粘り強さ、やり抜く力が決定的に重要です。

 これは、ビジネスで注目されているGRITと同じだと思います。

 中学受験を通してGRITを育み、中高一貫校で学校独自の非認知能力やGRITを伸ばすことができれば、社会に出て活躍し、ビジネスでの成功すれば経済的な豊かさを得ることができます。

 当ブログで、親の学歴や年収が国・私立中学進学率と相関する、という話がありました。

 非認知能力、そしてGRITという点で考えると、すべてが繋がってくるような気がします。

 非認知能力が高ければ、テストで高得点を取ることは可能で、そのため非認知能力が高い人が高学歴を有することが説明できます。

(非認知能力が低くても丸暗記すれば高得点とれるのでこの逆は成り立ちません)

 そしてそのような人はGRITを発揮し、ビジネスで成功し、高収入を得る確率が高くなります。

 親となった時、今度は自分の子に対し、その非認知能力を高める環境を整えることにより、その結果、子の能力が上がります。

 するとその子が非認知能力、GRITを発揮して高学歴・高収入となり、…というようにこのパターンが再生産されていくのではないでしょうか。


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