#13 病気になった!金銭面で確認すべきこと
ちょっと面倒な病気であることが判明しました。
ただ、早期発見、早期治療で完治することを以前から知っており、日本の手厚く高い医療技術を信じているため、それほど不安はありません。
ほぼ自覚症状もなく、体調には変化を感じません。
会社で定められている年1回の健康診断に付けたオプション検査にて、要精密検査の結果が出ました。
発見してくれた健診機関の方、健診結果が出た後に受診したクリニックにて迅速な精密検査、診断、大学病院の紹介をしてくれた先生に心から感謝しており、これからしばらくお世話になる大学病院の先生に全幅の信頼を置いています。
面倒がらずに健診をちゃんと受け、オプション検査まで付けた自分もエラかった!と褒めてあげています(笑)
治療は、手術と、術後しばらく治療のため日々通院が必要そうで、今までどおりの生活ができない期間があることがわかってきました。
フルタイム会社員、かつ、ほぼワンオペで2人の子どもを育て、日々いそいそと家庭生活を回している私は、病気そのものだけではなく、家事・育児の家庭運営、仕事、お金をどうすればよいか、がさーっと頭をよぎりました。
今回は、病気になった時のお金について調べた過程をご紹介します。
1. 私的保険
自身で選択して個人的に入っている保険のことです。
公的な保険が手厚いことを知っていたため、私的保険は不要だと思ってきました。
が、給付対象がないか念のため確認はしました。
1) 医療保険
昔、入っていた時期もありましたが、現在は入っていませんでした。
2) 定期保険と就業不能保険
我が家は自宅をローンで購入しており、その兼ね合いで一定時期までは必要だと判断している、掛け捨ての定期保険と就業不能保険に入っています。
病気の診断くらいで給付はないはず、と思ったものの、念のため給付の要件を確認しました。
定期保険は死亡と高度障害、就業不能保険は就業できなくなって181日目以降であることを確認し、対象外であることがわかりました。
3) 住宅ローンに付帯する保険
現在の自宅を購入する際の住宅ローンは、小さな金額負担により、保険を付帯することを選択できました。
特定の病気だと診断されたら、ローン残高がゼロになるというものです。
不規則な時間の勤務形態で、健康意識の高くない夫には迷わず付帯しました(笑)。
金額負担が少ないため、私にも付帯しようかと思ったのですが、一応腫瘍と名の付く20年くらい良性のまま変化しないものが内臓にあり、直近の健診結果を提出したところ、付帯できませんでした。
念のため、記憶に頼らずローンの契約書を取り出し、保険の付帯がないことを確認しました。
4) その他カードなどに付帯する保険
たまにクレジットカード会社等から、保険料無料で2年間など期間限定で医療保険に入れる、というご案内が来ます。
最近ではそのような申込もネットで簡単に完結するようになってきたので、来た時には入っています。
数百円の負担で、さらに保障を上乗せ!という広告が必ず同封されていますが、それには決してのりません(笑)
現在有効な、そのようなカード付帯の保険がなかったかを確認しましたが、ありませんでした。
というわけで、残念ながらも予想どおり、私的保険の給付対象は何もないことが確認できました。
2. 健康保険
公的な医療保険のことです。
制度を改めて確認しました。とても手厚いことがわかります。
1) 高度療養費
医療費の自己負担額は、標準報酬月額の区分により、それぞれ上限があります。
上限を超過した場合はあとで返金されますし、入院など高額になることが想定される場合は、健康保険限度額適用認定証を提示することにより、あとで返金ではなく支払いの時点で上限額までで済む仕組みになっています。
標準報酬月額28万~50万円の場合で、総医療費(3割の自己負担額でなく、10割)が70万円だったとしても、健康保険限度額適用認定証の提示で窓口負担額は約8.4万円で済むということになり、とても手厚いいえると思います。
計算式は以下のとおりです。
標準報酬月額28万~50万円の場合
自己負担限度額=80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
総医療費が70万円であった例にあてはめると、以下のように、窓口で支払う金額は84,430円となります。
・総医療費700,000円の3割は、210,000円
・自己負担限度額が以下のように84,430円となる
80,100円+(総医療費700,000円-267,000円)×1%=84,430円
2) 傷病手当金
仕事を連続して3日以上休み、会社から十分な給与の支給が受けられない場合に、休んだ4日目からカウントして1年6か月間支給されるというものです。
支給される額は、以下の計算式です。
ざっくり、2/3くらいが支給されるということになります。
1日あたりの支給額=
支給開始日以前の12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3
3. 健保独自の制度
健康保険の仕組みを確認したあとは、会社の労務担当の人に、加入している健保独自の制度について教えてもらいました。
勤務先の加入する健保では、高度療養費制度の自己負担限度額まで負担したあと、2万円を超える分はあとで補填されるという制度だということがわかりました。
1ヶ月あたりの自己負担上限額が2万円ということで、思った以上に手厚いことがわかりました。
健保によると思いますので、ぜひ確認されるとよいと思います。
4. さいごに
病気になると病気そのものだけでなく、当然、金銭面も不安になりますよね。
私の場合は、金銭面については健康保険のおかげで大きな負担がないことが確認でき、ほっとしました。
心配事は、モヤっとしたままだと不安になるばかりなので、分解して解決できることを一つずつ実行していくしかないかなあと思っています。
また、ほかの通院者の会計の様子が見えるのですが、現金でお支払いしている方が多いようです。
どうしてもかかってしまう医療費ですが、クレジットカード決済ができる病院が多いと思いますので、せめてクレジットカードのポイントを貯めるといいですよと、小銭の音を聞きながら思っています(笑)
あとは、領収書を保管しておき、確定申告をして医療費控除を受けることもお忘れなく!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?