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noteで読める 夢酔藤山「龍馬くじら飯」

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坂本龍馬の生涯。 そのところどころで、クジラ飯を食っていた。 土佐のモンはクジラ好きじゃき。おお、長州も薩摩も、京の都にもクジラ飯がめちゃんこあるがか。こりゃあ、たまらん。 幕末…
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記事一覧

龍馬くじら飯 episode1

【冒頭あらすじ】 坂本龍馬の生涯。 そのところどころで、クジラ飯を食っていた。 土佐のモン…

夢酔藤山
1か月前
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龍馬くじら飯 episode2

 第2話 江戸 1862  坂本龍馬が土佐を脱藩したのは、文久二年(1862)のことであ…

夢酔藤山
1か月前
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龍馬くじら飯 episode3

 第3話 神戸 1864  勝麟太郎、海舟と号す。海こそが国際社会における日本の切り札と…

夢酔藤山
4週間前
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龍馬くじら飯 episode4

 第4話 薩摩 1864  神戸海軍操練所に学んだ者は思う。ここは、だれ彼問わずという懐…

夢酔藤山
3週間前
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龍馬くじら飯 episode5

 第5話 長崎 1865  長崎は龍馬のような人間に、都合の良い社会だった。長崎奉行所な…

夢酔藤山
3週間前
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龍馬くじら飯 episode6

 第6話 長州 1866  犬猿の仲だった薩摩と長州を仲立ちした罪で、京寺田屋に逗留して…

夢酔藤山
3週間前
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龍馬くじら飯 FINAL episode

 最終話 京都 1867  慶応三年(1867)四月、坂本龍馬たち土佐脱藩者は全員許された。長崎の亀山社中は土佐預かりの〈海援隊〉となり、商社だけでは済まぬことも広く請け負った。討幕の空気は、時代の流れだった。トーマス・ブレーク・グラバーは、龍馬が秘密結社の意図に従い大乱の火種になることを求めた。しかし、龍馬の本心は 「無血革命こそ、世界のどこでも成し得ざった奇跡や思う」 という言葉にある。志が違う以上は生かしてはおけぬ。グラバーの報告により、フリーメイソンは龍馬の抹殺を