見出し画像

Sowaka社のLitePaper翻訳してみた


LitePaperとは?

ホワイトペーパーの簡略版・要約版のことを言います。

ちなみに、ホワイトペーパーは仮想通貨やプロジェクトを発行・運営する組織が発行する事業計画書のことです。

SowakaのLitePaper

2023年3月のものですが、Sowakaの公式TwitterにLitePaperがありましたので、貼っておきます。

こちら、全編英語表記なので、今回はこのLitePaperを翻訳していきたいと思います!
セクションに分けて、翻訳していきます。

SOWAKA LitePaper 日本語訳

SOWAKA
LitePaper v1.0(2023/03/26)

1.Introduction

世界中の人がWeb3 上に実世界の人格と切り離された新しい人格を、まるでオンラインゲームでキャラクターを作るように生み出し、暗号資産だけで生活できる世界を実現する。
我々はこれを“Web3 の世界で生活する”と言っています。

2.Our History

私達は2017 年から暗号資産だけで生活ができる世界を創るべく”Avacus”というプロジェクトを立ち上げ、プロダクトをbuild し続けています。
当時は“Avacus.io”という、暗号資産を使ってAmazon で買い物ができたり、世界中の人が国境なく暗号資産建で仕事の受発注ができるクラウドソーシングサービスや、マーケットプレイス、利用者同士が暗号資産とメッセージの交換が即座にできるSNS を1 つにまとめたサービスを2020 年の上半期まで展開していました。
日本の規制によりクローズした後、現在は分散型ウォレットを通してDApps を利用することで人々がWeb3 の世界で生活を送ることができる環境を創るべく、新たに分散型ウォレット”Avacus”をリリースしました。

3.Problem

当然のことながら、今はまだWeb3 の世界で生活することはできません。
私達はなぜそれが実現できないかを大きく以下の3 つの問題に分けています。

i. Web3 上で人とコミュニケーションを取る現実的な手段がない
通常暗号資産を人に送る時、Discord やTwitter で会話をした内容を元にアドレスを送ってもらって、それを分散型ウォレットに貼り付けて送金して、エクスプローラーのURL を貼り付けて着金の確認をしてもらって…といった手順を踏むと思います。
あなたは常に幾つものツールを使いこなす必要があり、誤送金やなりすましのリスクに晒され続けるでしょう。
そうです。私達は通常既存のSNS を通して人とコミュニケーションを取っています。そして今、ハッキングのほとんどがそのSNS の自分で設定したパスワードを突破されるところから始まっています。
当たり前ですが既存のSNS はお金を扱うためのものではありません。
なのでパスワードを誕生日に設定する人や、123456 にする人もいます。
大きなDAO やWeb3 コミュニティだと何万人もメンバーがいますが、そのうち何人がそういう人でしょうか。ハッカーはそういう人のアカウントを乗っ取って悪意のあるURL やファイルに誘導します。
これを防ぐための現実的な代替手段は少なくとも既存のSNS を使い続ける限りありません。

ii. DApps でできることが少なすぎる
生活と聞いてあなたはどんな行動を想像したでしょうか。食事、買い物、仕事、人とのコミュニケーション?それらの全てはまだDApps では実現できていません。
今このWeb3 の世界はあなたの暗号資産を交換したり預け入れして利息をもらったり、フィナンシャルな行動しかできません。

iii. 暗号資産のペイメントが現実的なレベルではない
暗号資産決済を目指して多くの試みが業界全体で行われてきましたが、いまだに暗号資産決済は普及したとは言えません。
本質的な問題は通貨のアンマッチです。近年の業界発展によりブロックチェーンの種類は100 種類を超え、トークンの数は数え切れません。例えば私がジュースの代金をAvalancheチェーンのUSDT で支払ってほしいと思ったとき、ピンポイントでそれを支払える人はどれくらいいるでしょうか?CEX や対応するBridge Protocol にアクセスしてまで支払いたいでしょうか?

4.Solution

Avacus はこれらの問題に対してクリティカルなソリューションを創り出します。

i.マルチチェーンウォレット付きWeb3SNS
非常に軽量な動作のDAppsウォレットにWechat やLine のようなSNS が付属しています。
資産を管理して、DApps に接続して利用して、アドレス間でコミュニケーションを取る。
その全てがアプリ1 本で実現できます。
このチャットは1 アドレス(not 1 ウォレット)につき1 つのアカウントが作れて、Avacus を使うユーザー同士ですぐに繋がれます。

あなたはまるで既存のSNS から電子マネーを送る感覚でNFT 含むアセットを送信できます。もう相手にアドレスを送ってもらって、打ち間違いがないかを確認する必要はなくなります。会話内容はEnd-toEnd で暗号化されており、私達は一切覗けません。もちろん、あなたが現実世界の誰かもわかりません。
執筆日現在はプライベートな会話を楽しむ機能が搭載されています。今後は不特定多数の人が好きなトピックで繋がれるコミュニティ機能や、DAO をグループチャットを作るように作成できるDAO 作成機能をリリース予定です。
もしAvacus を使いたいが話す人がいない時は#Avacusapp のハッシュタグでツイートするか、以下のコントラクトアドレスを友だち追加するとAI が話し相手になってくれるでしょう。
0x7E86E1CfDF449cB6F5984A8780a75A065b07a149
※こちらのAIチャット機能は2023/7/15現在は終了しております。

ii.Web3 広告という市場を創り、多種多様なDApps が生まれる世界へ
なぜ今のDApps には金融系のものか、それを補助するものしかないのでしょうか、一つの答えとしてはこの業界に広告収入の仕組みがほとんど無いからです。ユーザーをたくさん集めても、コミュニティを育てても、それをお金にするビジネスモデルがないのです。
そこでAvacus は当アプリのSNS の活動データ+それに紐づいたオンチェーンデータを組み合わせて、従来の広告とは全く違う信用指標を作ります。
従来の広告と違うところは3 つ。1 つはあなたの個人情報は一切収集しない。2 つは広告を読んだ人には暗号資産やNFT がもらえる。3 つは受け取りたくなかったら受け取らない設定ができる。
新しい広告はクライアントとユーザーにとってフェアな仕組みになっています。
広告をたくさん受け取ってたくさん稼ぐにはAvacus のアカウントにたくさん資産を置いてたくさん活動をしましょう。
これらを通して作り出した広告データが十分なボリュームとなった時、あらゆるDApps やDAO が広告枠をAvacus と売買できるようになります。つまり、広告収入を得ることができます。広告収入の柱ができることで既存のDAO やDApps はより持続的になり、手数料ビジネスに依らない様々な種類の、例えば仕事ができたりDApps が次々と立ち上がるでしょう。

iii. 通貨の種類やチェーンを気にする事がないペイメントの実現
Swappay という機能を実装します。先ほどの例に少し戻りましょう。
私がジュースの代金をAvalanche チェーンのUSDT で支払ってほしいと思ったとき、あなたはドル建てて代金分の暗号資産があればほとんどどれでも支払えるようになります。
Ethereum チェーンのETH でも、BNB Chain のCake でも。どこかのDAO のガバナンストークンでも、DEX に流動性があれば何でもOK。
海外のEC サイトで買い物をする時私達はクレジットカードを使いますよね。私達はこのクリプト版を持っていると考えてください。
主に以上の3 つのソリューションから、快適にWeb3 の世界だけで生活ができる世界を作ります。

5.Sowaka token(SWK)

私達のビジョンを共に達成することにインセンティブをつけるのと、段階的なDAO 化を目指すため、Sowaka というガバナンストークンを発行します。

シンボル:SWK
ネットワーク:Ethereum
価格:$0.02
発行数:1,000,000,000SWK(追加発行無し)
初期Culcuration Supply:50,000,000
ユーティリティ:ガバナンス、DAO の作成(Sowaka verse)に利用

Sowaka verse とMicroDAOs について
先述の通りAvacus ではだれもが手軽にDAO の作成と運営、解散を行えます。DAO の中にもう一つの小さなDAO ができたり、、誰かの誕生日を祝うために1 週間限定のDAO ができたりもするでしょう。これらの集合体をMicroDAOs と呼びます。組織のあり方を多様化させることでいずれAvacus の中では一つの社会のようなものが形成されます。
このエコシステムは”Sowaka verse”と呼ばれ、SWK が大きく関わっていきます。

アロケーション
Dev&Teams 40%(2Y locked)
Investor 30%(2Y locked)
Operating Expenses&Partnership 19%
Community fund 10%
First Liquidity 1%

初期のアロケーションは非常に集権的に見えるかもしれません。しかし私たちが市場を崩すようなことはしません。私たちが一番困るからです。私たちが達成しようとしていることはとにかくスピード重視のため、ご理解ください!

6.Teams

私達は2011 年からBlockchain 開発に関わる総勢40 人ほどのメンバーが擬似的なDAO を作って働いています(SOWAKA 社もその一員です)。Web3 なので個別の名前は紹介しませんが、誰かの名前より私たちのプロダクトをトラストしてください。

7.Contact

パートナーシップ、ビジネスデベロップなどのご相談は以下までどうぞ。
info@sowaka.io


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?