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目の前の人を大切にする

一昨日とある知り合いとあった。知り合いというか友人というかその狭間のような感じ。

以前、同僚だったことから付き合いが始まった。彼女は母親のような存在で、私より20上である。

彼女が、メニエールで辛いときによくカラオケとか、カフェにいっていろいろと話を聞いていたことから信頼関係ができてきた。

私が辛いときも、彼女が優しい言葉を掛けてくれたり気にかけたりしてくれていた。

そんな付き合いなのだが私は、あまり彼女との付き合いをよく思ってなかった。優しくしてくるのも相手がしたいことだし、私はいつも話を聞くだけ。

なんか不満というか、一方的に好かれているだけだと思っていた。

しかし、最近私は自分と向き合うようになってから、少しずつ自分の見方が変わってきた。

自分と向き合うというのは、なんでもかんでも病気(双極性障害)のせいにしないで、もっとできることはしていかないとなぁと思い始めてきたことだった。

そして、私が人と話が苦手だと言うことをどうにかして乗り越えていこうかなと思ったのが、今年のはじめである。

通信講座で、会話の勉強をして実践してを繰り返してきた(ちょい大げさ)。それで、話ができるということにすごく価値を重くおいていて、少しでも話せたら自分の成長を喜べた。

そんな時にたまたま、久しぶりに彼女と食事をする機会があって、いろいろと話をした。今の就職活動のことや、就活のこと、就職のこと、ってそれだけしかネタないんかい!w

でもそれを話しているときの自分がすごく生き生きとしていて、自分の好きな姿だった。この時、あーこの関係ってすごく大切なものなんだなぁって思った。

それから、いろいろなことがあった。友達ができたり、その友達との付き合いで悩んだり、就活でも落ち込んだこともあった。

そして、一昨日。久々に彼女とあった。以前話したときの印象がすごく良かったことから、今回も期待していた。

カフェであって、食事をしながら話をした。そしたら、彼女の話を聞くだけで時間が流れた。

私も聞き役に回っていた。そういう役なのだろうなぁと思っていたし、ここではそれが一番良いだろうなと思っていた。

けれどもだんだん聞いているうちに苦しくなってくる。いつまで聞くんだろうか、よく話すなぁと頭にはその事がめぐって相手の話はスルー気味でいる。

それから、徐々に自分の話を切り出し始めた。大分時間がたってからだけど。

その中に、「愚痴ではないんだけど、…いや愚痴?かな」と前置きをしたら、彼女が「うん」と言って聞く姿勢になっていたので

恐る恐る、自分のマイナスの話。自分の現状の辛さを話した。以前は、どちらかと言うといい人の私で、そんな自分であろうとして前向きな事ばかり言っていた。

でも今回は、悩みや愚痴は事実であって自分の内側にあるので正直に話した。そしたら、相手が聞いてくれて相槌をしてくれて、自分の中で消化していくのが分かった。

からだの感覚で、心が光ってスッとするような。

結局、ちょっとお厳しいお言葉も、優しいお言葉も両方いただいてから帰った。

無事に家につくとなんとも言えないような、心がすんでいるというか満足しているというか、とにかく満たされている感覚が続いていた。

思わず、ラインで聞いてくれたことに対する感謝の気持とそれから、話せて心が満たされているようなことを伝えた。

すると彼女から、弱さを分かってくれて受け止めてくれて信頼しています。とのお言葉をいただいた。

なんかこのメッセージを見たときに心がじーんとなって、そんなことなんて久しくなかったのでびっくりして、そしてありがたいと思った。

私は、学生時代のあのみずみずしくいろいろなものを感じるような、そんな感覚で今の目の前の人を大切にしてきたいと思えた。

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