詩: ぬすっと

【ぬすっと】

ぬすっとにぬすまれたものを
とりかえそうとしたが
けーさつにいっても
かたちのないものだったから
あいてにしてくれなかった
ほうりつにもふれることなく
あいつはわたしのだいじなものの
じかんをはやくさせた
そうして
いつのまにか
ぬすっとは
わたしのこいびとになった

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