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「サークル」


曇りの日、湿り気のある日の井の頭公園。
苔が鮮やかな黄緑色でうつくしいのを横目に、いつもの道を通る。

公園は、天気によっても時間帯によっても、毎日ちがう表情だということを
最近毎日行くことを日課にしてから気づいた。


陽の光が薄い1日の始まりに、何の曲を聴こうか。
ふと、「サークル」が思い浮かんだ。幾田りらさんの曲。  



✳︎


01.
1年経っても、変わらない毎日



この曲をよく聴いてた1年前、「今のわたしだ」と思ったのを覚えていて、
今日聴いたら「今のわたしだ」って思った。

わたしの日々は、あれから変わっていないの?


毎日を予測変換で繋いでいく
変わり映えのない生活にピリオドを
いつの日か

幾田りら「サークル」より


去年聴いていた時も、毎日じゃないけど、よくこの公園の道を通ってたっけ。
今年も聴きながら、公園の道を抜け、その先にある吉祥寺駅のエスカレーターに乗る。


この曲は、アルバム「sketch」の中にある曲。
アルバムには、「吉祥寺」という曲も入っている。
幾田りらさんは学生時代、吉祥寺によく通っていたのだという。

✳︎

02.
信じる分だけ、きっと進んでる



あの頃から少しは変わったかな。
去年はそういえば、専門学校もあってバイトもあって、、。
言い訳かなあ。

幾田りらさんも、そう言う時期があったんだなあ。この吉祥寺で。

けど、確かに進んでるはずだ。
そう信じる分だけ、きっと進んでるんだ。

私は私の時間軸で、今その時間軸にいる。
社会で認められるためのロードマップではなく、自分の夢を叶えるためのロードマップを。

今私はこの街で、この曲に、パワーをもらおう。


✳︎

サークルを歪ながらに描き進む、自分の日常に重ねた。

1年前、この曲を聴きながら描いたペイント。
どうにでもなってくれ、みたいな気持ちで描いたのを覚えている。


Round and round で輪をなぞり続く
巡る巡る日々で描いてきた
螺旋は明日へのバネになるんだ

Run and run ネガティブも追い出して
曇り空に射す晴れ間のように
切り開く光を探そう今は

幾田りら「サークル」より

ぐしゃぐしゃでも、日々が劇的に変わってはいなくても、少しずつ進んでるよ。

1年前の自分に、そういってみる。



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