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春のいぶき

今日はお彼岸お中日、昨日は、ぼた餅を作った。
春はぼた餅、秋はおはぎ、同じお菓子に春は牡丹が咲く頃、秋は萩が咲くからと季節で呼び名を使い分けるのは、日本人ならではの素晴らしい感性だ。

ぼた餅


この頃には、まだ肌に感じる風は冷たくてもベランダの植物はいち早く、春を呼んでくれる。その息吹に心ウキウキする。
植木鉢に2月ごろ植えたベビーリーフの摘み残しは、ぐんぐんと背丈を伸ばし、小さな菜の花を咲かせ、小さいなりに強い香りを漂わせてその存在を主張している。

ベランダで摘んだ花々

そして昨日は孫娘の大学卒業式があり、終わったら袴姿を見せに我が家に来てくれるという。その気持ちが嬉しく、東京との中間地点横浜まで出向いて
彼女の大好物の鰻でランチをする。
歳を重ねて、日々大した変化も進化もなく過ぎていく中で、若者が目まぐるしく変化し、成長していく姿はジジババには眩しくさえある。
まして、娘のために仕立てた紅型小紋の振袖を孫が着てくれると
いうのだから、ババの目尻は下がりっぱなしだ。
4月からは社会人として、周囲の方たちへの感謝の気持ちを忘れずに
人間として立派に成長していくことを願ってやまない。




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