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天孫降臨の国

しばらくnoteをお休みしてしまった。八十路を過ぎた老婆でもそれなりに、
というか雑用に追われ、心ならずもゆっくりとパソコンの前に座る時間のないまま時を過ごした。

その間に、南九州を訪れた。自分で旅程を組む煩雑さや、ガイドさんから
聞く説明が欲しさに、ツアーでの訪問だ。
鹿児島、指宿、知覧、福山、高千穂峡などを訪れた。
高千穂峡以外の地域は数十年前ではあるけれど、一度、場所によっては
2度ほど訪れている。なんと言っても長年訪れたいと願っていた高千穂峡と
高千穂神社目当ての旅行だ。

「古事記」や「日本書紀」の話に弱い。訪門する先々や津田左右吉の
「古事記 日本書紀の研究」を読んでみてもどうも頭に入ってこない。
極めて断片的な知識で、それぞれの地域で伝承される話が繋がらないのだ。

神々の降臨すると言われる高千穂に行けば、その片鱗なりとも理解できる
かと期待したが、甘かった。
古事記、日本書紀については今でもその説が更新されているらしい。
私の読んだ津田左右吉の本はずいぶん昔の本なので、今とは異なっている
部分もあるだろう。
そして、高千穂神社は私が想像していたほどの神秘性は感じられなかった。

高千穂夜神楽の三十三番のうちのハイライトをツアー向けに三番を舞って
くださった。地元の農業に携わる保存会の方々が伝承しているとのことだ。
平安末期から鎌倉時代にかけてからは、豊作と翌年の五穀豊穣を願って
続けられているそうで、地元民の伝承にかける想いが伝わってきた。
 
宮崎、出雲、淡路島、伊勢などに伝わる説話がバラバラとして、
「何が本当!」という気持ちになる。
結果、長年認める旅行記の中では、それぞれの国に伝わる絵本がそれぞれの国にあって、時代が進むに従ってそれらがどこかで緩やかに混ざり合ったものと理解しようと締め括った。
知識の浅い私の適当さ・・が取った形だ。
noteの筆者の中には、詳しい方もたくさんいらっしゃると思うので、
チェックしてみようと思うが、中々、パソコンに慣れない。

旅行記の表紙。開聞岳



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