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姥桜の検証

前回の投稿で題名を「姥桜の桜ランチ」として公開してしまったが、
姥桜の意味は果たして私の考えている姥桜かしらと、気になり出した。
私は単純に「年寄り」の意味で使ったのだが・・・。

早速、ネットで調べてみると
1))葉がでるより先に花が咲く桜の総称。ヒガンザクラ、ウバヒガンなど。(ちなみに吉野桜も花が先だが、姥桜の言葉ができた時代にはまだなかった品種)葉がないことを「歯なし」にかけた語という。
2)女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。
と出てくるではないか!!

う・うん・・では私の使い方は間違ってる??

どうやら、姥桜はネガティブの意味ではなく、どちらかといえば褒め言葉の意味合いが強いとされるらしい。
何しろ、20歳前後を過ぎれば女盛りを過ぎたとされる時代の話だから、
今の時代に使うのは難しい言葉のようだ。

時と共に、歯が無い(現代見かけることは少ない)姥桜でも、
年甲斐もなく派手な格好をしている女性のことも言う様に変化も
しているらしい。
100歳の方も珍しく無い現代には通じない解釈ですよね。

ちなみに芭蕉の句集に姥桜を使った句が載っているらしい。
「姥桜咲くや老後の思ひ出」
老後の思い出として、今を華やかに咲いているのだ・・・と言ったほどの
意味らしいが、これも現代には通じにくい。
 
桜の葉つながりで・・・
山桜は葉が先に出るので、「出っ歯」の人をヤマザクラと評するのも、今では「・・・ハラ」になってしまう言葉ですね。

いずれにしても、姥桜→老婆 と解釈した私は間違っていたと言うことだ。
生半可に若い頃覚えた言葉を使うのは心しなければならないと学んだ。


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