【バセドウ病記録⑨】手術当日~翌日

大泣きの手術前日を越えて、手術当日を迎えました。

私は朝一の手術でした。

部屋で弾性ストッキングを履いて準備万端。
あとのもろもろの細かいことは、正直覚えていないのですが、
手術室へは歩いて向かいました。

手術室の前室みたいなところに、
くまさんのぬいぐるみが2人、ぶら下がっていたのだけは覚えています。「さすが隈病院・・・」
(手術直前に何を考えてるんだか)

手術台にのり、先生が来て、すーっとあっという間に意識がなくなり・・・

気づいたら手術が終わって運ばれていました。

半分くらいの意識の中、「出血量が多くて・・・」と聞こえてきて、
「がーん!」と思ったけど、
手術の、じゃなくて、生理のほうだったみたい。笑

リカバリー室に運びこまれてからは、
とにかくひたすら寝る。寝る。寝る。

首に氷をあてて、寝ていました。

定期的に看護師さんが様子を見に来てくれます。
本当にありがたい。

術後3時間後(だったと思います。)から、
自分で歩いてトイレも行けます。
自分で体を起こして、水を飲むこともできました。

朝一の手術だったので、私のあとに手術した方たちが、
リカバリー室に運ばれてきます。
たくさん手術行われてるんだなぁ、
あ、この声は同じ日に入院手続きしてた人かなぁ、
など、考えながらコロコロしてました。

この日は食事はとれないのですが(点滴してます。)、
食事の時間のチャイムが鳴って、
今日の晩御飯何かな~と考えてました。
入院中の一番の楽しみは、ごはんの時間だったので・・・笑
やはり私は、食べることが好きらしい。笑

術後、少し熱は出ましたが、
幸いなことに、傷の痛みはあまりなく(鈍感!?)、
一番辛かったのは、腰の痛みかも。

ずっと横になってて、腰痛いし、
寝すぎて?夜になっても眠れないのが、しんどかった。


暇だからくだらないことを考えていました。

よく、芸能人が「手術したらアレしてコレして」みたいな
前向きな話をしているのを聞きますが、
私はこの時、
仕事も辞めてたし、
なーんか、手術頑張って乗り越えたけど、
この先の人生、何を目標に生きて行ったらいいのかなぁーと考えて、
なんだかつらくも切なくもなりました。
甲状腺もなくなっちゃったし、なんか、ぽかーんと穴があいたみたいな感じ。

(そんなこと考えてた私だけど、今も生きてるから、大丈夫だな。笑)

翌朝、自分の部屋に帰ったら、
入院のお供たち(ぬいぐるみ4人)がいて、
とてもホッとしました。

朝ごはんから食事ができました。(米はお粥でした。)
少し飲み込み辛かったけど、それよりも食欲で、ほぼ完食でした。笑

食べ終わったお皿は、術前と同じく、自分で返却場所へ持って行きます。
「なかなかスパルタやな」と思いました笑

こんな感じで、私の手術は無事に終わり、甲状腺は無事に摘出されました。

つづく

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