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発達障害の疑いがある子。専門機関に繋げたがる保育士に疑問。。

保育園には色々なタイプの子供がいる。
最近よく聞く、

境界知能 グレーゾーンの子供 (我が娘も(^^)

友達とのトラブルが多い
こだわりがある
活動の切り替えが難しい  等々。。。

要するに個別な対応、手がかかる子だ。

去年2歳児を受け持ったクラスにも、
そのような男の子がいた。

常にその子は悪者と戦っている。
一人でポーズを取り、
私たちには見えない敵と戦っている。
時に、
絵本を読んでいる子、
おままごとで遊んでいる子に向かい、
キックにパンチが炸裂する。
ほぼ毎日のように、、

注意をするも伝わらず、
部屋の隅で泣く日々。

どうして怒られているのか、
理解できないないのだろう。。
相手の様子を感じとるもの苦手なのだ。。

先輩保育士は、
専門機関に繋げたほうがいいと
考えているようだ。

そこで、
母親との面談を設けた。

「その子に最適な指導、
関わり方を模索していることです。」
保育園での様子をありのまま伝えた。
母親はこう放つ

「特に家では困っていないです。
 成長してることろもあるので。。」

先輩の保育士は

「親が何も感じてないから、
 ダメだわ。。」

次の日。
その子の連絡ノートには、
母親がしっかりと子どもに向き合い
関わっている様子が綴られていた。

「このお母さんなら、大丈夫!」
と確信した。


気になる子、
障害の疑いがある子が、
必ずしも
専門機関に繋げることが
いいとは限らないと
私は思う。

もちろん専門的な指導を受け、
いい方向に行く場合もある。
それには一つ
共通していることがあると思う。

親が、そこの療育方針に納得していること。
両者との信頼関係があること。

その子にとって、
どんなに最適な療育でも、
親が納得してない、
両者の信頼関係がなければ、
それが子供にも伝わり、
不安定になり
指導が積み上がっていかない。


その子は年少さんになり、
元気に通っている。
気になる行動もなくなり、
友達とも仲良くあそんでいる。

連絡ノートには、
いつも子供との
楽しいエピソードが綴られている。

保育園と母親とも良好な関係を築いている。
保育園に安心して預けて頂いていること。
信頼関係が築けていることが、
子供の情緒の安定、成長につながったと思う。

私が言いたい事。
けして、
障害がある子、
気になる子
おかしな子
と決めつけてはいけない。
そのフィルターを通して子供を見て関わると、
子供は感じ取る。
あ、ダメな人間なんだと。。。

子供には
大人の無意識を敏感に感じ取る
不思議な力があると思う。

誰だっておかしなことろはある。
私なんて他の人にはない
変なことろが沢山ある!

他の人とは違う自分。
それが私の誇り。。










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