「四つ巴奇譚」あらすじ

 斎藤遊麻が望んでいたのは、普通の生活だった。
 ある日、具合が悪そうな男を助けようとした遊麻は、天神様が君臨する人間と天狗と狐と鬼の、四つ巴の世界に引きずり込まれる。
 助けてくれた遊郭《翠天樓》で、天神様によって世界に引きずり込まれた者は《稀客》と呼ばれ、《天与》という力を与えられる、ということを知る。
 遊麻と同じ稀客の少年、凪によって四つ巴の世界の均衡は崩れかけていた。
《冬》の天与を持った遊麻は、世界の戦いに巻き込まれていく。
 凪に勝ち、世界は元に戻り始めた。
 しかし天神様が世界を見捨て、天神様のお使いが世界を壊し始める。
 遊麻は世界に介入し、新たな世界を構築する。