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【③家具やインテリア商材を買う時の注意】03:照明の電球の選び方 @アンダイの家具


アンダイではペンダント照明のバリエーションを増やした時に、LED電球の様々な組み合わせをシミュレーションしています。
実際に照明と電球の組合せをショップでご覧になってください。

01.電球の種類

ペンダント等に使用される電球には以下の3種類があります。
このうち電球型蛍光ランプは有害物質を含むということで生産中止の方向で進んでいます。実質2択ということになるでしょう。

以下に、3種類の特徴を記します。※電球60W相当で考えています。

※出展 経済産業省「LED照明産業を取り巻く現状」

現時点では、長期間利用しないと分かっているとか電球色の雰囲気が好きという方以外であればコストメリットが大きいのでLED電球を選択すべきかと思います。

また照明機器に取り付ける際に口金の大きさを合わせる必要があります。
口金の大きさには以下のものがあります。
E26:通常の照明(口金の直径が26mm)
E17:小型の照明(口金の直径が17mm)

(E11:スポットライト等のハロゲン球)
アンダイの照明にもE26とE17があります。

02.LED電球にはどのようなものがあるか?

今回は、同じ基準で比較したいと考えアイリスオーヤマさんのLED電球からいくつか代表的なものをセレクトしました。(地元の会社だからというのもあります)
おそらくパナソニックさんや東芝ライテックさんにも同様なものがあるかと思います。

E26とE17でホワイトクリアを用意しました。またE26の電球に関しては通常サイズボール球(大きくて丸い)を比較したいと思います。

それから重要なのが配向性ですね。白熱球は配光角度が300°ぐらいあり、広く下から上まで照らすのに対しLEDや蛍光灯はベース部分が邪魔をして広角で照らせません。広配光タイプは220°くらい照らすようですが、もっと広い全方向タイプ(290°)を選ぶことにします。

具体的には下記のものになります。

スペックはアイリスオーヤマホームページを参照

03.実際に使用して感じた評価

LEDフィラメントタイプは今回初めて使用してみました。
正直、「思った以上にできがよくてかっこいい」というのが実感です。意匠を重視する空間にはとても適するのではないでしょうか。
反対に欠点はまぶしいことです。家庭で使用するには刺激が強すぎます。吹き抜けの高いところなら良いと思いますが、目線の位置にあるとまぶしいと感じるでしょう。
それから、フィラメントタイプは通常のホワイトタイプト比較して高価でかつ設計寿命が短いようです。シェードで隠れるようであれば使用する意味はありませんし、本当に格好良く見せたい場所に使用するのが良いでしょう。

フィラメントクリアタイプの1灯使い:LDG7L-G-FC ちょっとまぶしい
E17fフィラメントクリア:LDC3L-G-E17-FC シェードからはみ出す

口金E26のホワイトタイプで通常タイプとボール球を比較してみます。
1灯使用であればボールタイプも良いと思いますが、3灯使用の場合は通常タイプのほうが良いと思いました。
その理由はシェードからはみ出さないということと、配光角度が大きいので1灯だけ点灯した場合でもバランスよく部屋を照らせるからです。

通常タイプ3灯:LDA8L-G/W-6T5
ボール球3灯:LDG7L-G-6V4

このほか、キキはミニクリプトン球(40W)が付属していますが、長時間の使用を考えたらLEDに替えて問題ないと思います。

またタキマル2にはLED電球60Wを使用していますが、本来であれば40Wが推奨サイズです。
LED60W相当は消費電力7.6Wなので器具としては問題ないと思いますが、LED電球が熱に弱いということなので、熱くなるようであれば気を付けてください。

使うシチュエーションで適した電球は変わると思いますので、ぜひアンダイでシミュレーションしてみてください。

この記事を書いた人【インテリアプランナー:鹿野勝則】

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