予想より傷みがあった失恋

元カレからやっと好きな人できた…と思ったTくん、
わたしが、話していなかった真実を告げた途端、
付き合ってた形の、
あっさり、恋愛もどきなものが終わった。

終わることは覚悟してたんだけど、
もっと、諦め感強いと思ってたんだけど、
想像以上に、わたしはTくんを好きだったみたい。

4日経って泣くことはなくなったけど、
楽しかった日々、思い出すとまだ苦しい。

でも真実を話した日と次の日の、
Tくんの態度の変化を思うと、諦めざるを得ないし、
性格も外見も嫌い、って趣旨で言われたことも、
騙されたって言われたことも、
許そうと思うよ。

きっとTくんは真実を知っても、
『これからは嘘はつかないでほしい』という提案をして、
一度は友達としては、
まあ受け入れようかな、と思ったのだろうし、
あえて、他人には話さなくてもいい、
人生の秘密をわたしに告げてきたりもしたし、
でも、色々な混乱の中で、
やっぱりあり得ないな、許せないなとなったのだろうし、
彼の中では、
それくらい大きなことだったのだと思うしかない。

なんでも俺には話してほしい、という言葉は、
もう二度と人生の中では信じない笑笑

好きな人から全否定されたことは、
まあ、ショックだったし、悲しかったんだけど…
心の中には、
でも、わたしはTくんのそのままを、
精一杯分かろうとしたし、
受け止めたかったって気持ちもある。
だから、自分が全部悪かったなあっていう、
落ちこみや自己嫌悪だけじゃないのが、
今までの失恋とは、少し違うところだと思う。

Tくんが何を嫌うかを分かっていたから、
その方向からの否定をしないでいたし、
Tくんと話す時は、
Tくんが理解、納得しやすいような言葉を、
一生懸命考えた。
泣いても不安を話されても、
男らしくないって突き放したこともない。
笑っててほしかったから、
いつもふざけたりもしてた。
話したいと言われたらいつも何時間でも付き合った。

なかなか会えなかった分、
寂しくしないように、
お菓子とか作ったり、手紙を書いたり、
色々な方法も考えたし、
できることはやった、という気持ちもある。
ただ、それは、彼には響いてはなかったのかもしれない。
わたしが喜ぶから喜んでくれた、ってあったと思うから、
ズレてたのはごめんって気持ちはある。

わがままを言ってほしい、望んでほしいって言われたこともあるけど、
分かりやすい形のプレゼントなんて、
誰でも準備できるものに価値は感じにくいから、
それよりも、Tくんがわたしにくれる手紙や、
話す時間や気持ちがいちばん嬉しかった。

それも贅沢だなと知ってたから、
それ以上に望むものなんてなかった。

細々と恋愛の気持ちを隠しながらいれば、
もしかしたら、
友達、みたいな時間は、
少しだけ、
手に入ったのかもしれないけど、
今更、何を始めたら良いのかは分からなくて、
今の結論になった。

Tくんがくれた全てのプレゼントは、
全て処分した。
それはTくんが好きだったわたしにくれたものだったから。

わたしがTくんに言えなかったことはたくさんあったけど、
Tくんに伝えてたことはほんとの気持ちだった。

一緒に過ごした2倍の時間が、
忘れるにはかかる、と聞いたことがあるから、
5月くらいには元気になる予定(仮)


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