初恋麻薬 part7

こんばんわ。ゆうまです。
最近は暑い日が続いており、夏バテしています笑
ここで、皆さんにご報告があります。
全体デビュー数が200を突破しました。
これからも投稿していきます。


僕はお姉さんとは極力会わないようにした。

なんか気まずかったから。

いや、気まずいと思っているのは僕だけかもしれない。

僕は我儘だ。自分勝手な人間だ。

そうやって自己嫌悪に陥る。

今日も学校が終わって一人で帰る。

部活がないため、早く帰れる。

家で何をしようかを楽しみに考えて歩いていた。

その時であった。

「今日は部活無いの?」

後ろから声を掛けられた。聞き馴染みのある声だ。

声の主は誰か分かっていた。

でも、僕は振り返ない。いや、振り返られなかった。

心臓が飛び出そうだ。僕は前を向いたまま答える。

「うん、今日は休み。」

「そうなんだ。私も休みなんだ。」

いつもの会話。

でも、こうして会話したのは

約2週間振り。

「最近、会わないよね。忙しいの?」

「うん。忙しい。」

僕は嘘をついた。

嘘をつかないと、正気を保てないから。

「そっか。大変だね。」

お姉さんは心配そうに言う。

どうやら、僕の気持ちはお姉さんに悟られていない。

少し安心した。

でも、それと同時に

お姉さんと一緒にいた男のことがどうしても

頭から離れない。

そんなことを気にしながら、

お姉さんと一緒に帰った。

しかし、以前のように横並びで

歩くことはなかった。

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