カクテルエッセイ 3 : カンパリソーダとカンパリオレンジ 外国のCAの方は機内でカンパリソーダをお願いすると怪訝そうな顔をする、何故か?

僕はカンパリが好きなのだが、欧州に出張に行っていた時、飛行機のなかで僕は飲み物にカンパリを頼みたかったのだが、外国のCAの女性の場合は頼みずらかった。

カンパリはいろんなバリエーションがある。
カンパリソーダ、カンパリオレンジ、カンパリパイナップル、ホットカンパリなどだ。
カンパリは機内にある場合とない場合があったので
まず最初にカンパリはありますか?と聞かなければならなかった。
すると必ず外国のCAの方は、
With Soda?(炭酸水で割るの?)と言って怪訝そうな顔をした。そして僕が
No,with orange juice please.(いえ、オレンジジュースで割ってください。)と言うと
Orange juice,OK.と言ってニコッと笑い、そして、
カンパリオレンジを作ってくれて、丁寧に置いていってくれた。
何故こうなってしまったのだろう?

ドイツ人の親友にこのことを話すと、
たぶんこういうことだと思うと言って教えてくれた

カンパリソーダのカクテル言葉は
ドライな関係、つまり、大人の関係という意味だ。
CAの女性にカンパリソーダをお願いすると、
今晩いかがですか?というお誘いの意味になるみたいだ。それでCAの方は、炭酸水で割るの?と怪訝そうな顔をした。
それに対して僕がオレンジジュースで割ってくださいと答えたので、お誘いではない、ということになり、ニコッとしてカンパリオレンジを作ってくれたということらしい。
因みにカンパリオレンジのカクテル言葉は初恋。

欧米ではカクテル文化の歴史が長い。
日本人の知らないカクテルによるコミュニケーションがあるんだと思う。




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