見出し画像

【会社用時計更新 1/4】SEIKO セカンドダイバー


1.ブラックボーイ 飽きた

 会社用に使ってるセイコーのブラックボーイ(skx007)。気に入って使ってたのですが、なんだか最近安っぽく見えてきてしまった・・・。
 パイロットウオッチ/ダイバーズウオッチなどなど、色々時計を持っているのですが肝心なドレスウオッチを持ってません。いい大人なのに、冠婚葬祭用のドレスウオッチを持っていないのも良くないと以前から感じており、オメガのコンステレーション/ゼニスのエリートなんかを見て回ってました。
 と、こんな風に良い時計を散々見て回ると、どうしてもブラックボーイの安っぽさが目に付いてきてしまいます。どこに着けて行っても嫌味が無く、丈夫でそこそこ見た目も良い時計で気に入っていたのですが、すっかり買い替えモードに突入です。元々ドレスウオッチを買うはずだったのに、余計な事しなければよかった。

skx007 ブラックボーイ

2.次の時計に必要なもの

 skxは今でもSEOKO5にそのモデルが受け継がれているように、セイコー機械式時計のエントリーモデルです。普段使いとは言え、もう大人なので、もう少しいい時計を買うことにしました。

2-1 身の丈である

 その時計を付けて、自分の会社の社長と会っても問題ないか?が基準です。役員/事業部長クラスならまだしも、私の様なしょうもないサラリーマンが社長の前にキラキラロレックスを付けて登場とか、ありえません。いくら何でもバカ過ぎます。
 以前、業務委託先のおじさんを弊社の飲み会に呼んだ時、半ズボンにロレックス付けてやって来られた事がありました。なんだろう、「バカなの?」を通り越して、「こいつとはマトモに話できないわ・・」と感じてしまいました。服装、時計、靴は社会人の身だしなみとして気を付けるべきと思ってます。今回は。どこに出ても恥ずかしく無い時計を検討することとします。

2-2 語れる

 ウザがられるので語りません。その時計を購入するにあたっての、理由付けが欲しいのです。

  • その時計はどのような歴史を持っているのか?

  • その時計が作られた目的は何か?

  • 誰に使ってこられた時計なのか?

を明確にし、今現在の私の立場と照らし合わせることによって、その時計を購入する意味が見えてくるはずです。高い買い物です。「なんとなくこの時計にしました」では買えません。

2-3 見た目

 一度買えば、長い間着用し続けることになるため、個性的でかつ飽きないデザインが良いです。ブラックボーイは2016年に購入しましたので、8年間付け続けていた事になります。今から8年後となると定年を迎えてしまっており、その頃の私は、定年延長後の嘱託生活に入っているはずです。サラリーマン最後の時計としてふさわしい物としたいです。

2-4 機能性

 もう大人なので、中級グレード以上が欲しいです。セイコーのキャリバーなら6R以上。これならリザーブも70時間以上あるため、土日挟んでも月曜に時間合わせを行う必要がありません。便利じゃん。

3.購入候補

 セイコーダイバーの更新なので、購入候補は自ずからセイコーダイバーとなります。セイコーは自動巻きクロノグラフやクオーツ時計など世界初が多い日本企業なので、外人と話す際なんかにネタすることも可能です。
 ここで「2.次の時計に必要なもの」の条件に照らし合わせた結果、以下2つを最終候補と致しました。

3-1 セイコー ファーストダイバー復刻版

 1960年に発売された、セイコー初のダイバーズウオッチの復刻版です。また、このファーストダイバーズのオリジナルは、戦後初の南極探検隊に支給された時計でもあります。プロジェクトXなんかを見れば色々解説してくれますが、当時の日本人の全力を出し切った大プロジェクト。この時の主な参加企業は以下の感じで、後に日本の成長を担う大企業ばかりです。

  • ミサワホームのプレハブ(日本初)

  • セイコーのダイバーズウオッチ(日本初)

  • 帝人の南極用寝袋、衣類

  • 日立の発電機(日立は元々モーターの会社)

  • ホンダの風力発電機

  • ソニーの通信機(-50度でも使用可能)   などなど・・・・

 その中にファーストダイバーも参加していることは十分「語れる」に値します。それでいて、セイコーダイバーズで最も上品。

SBDC101

3-2 セイコー セカンドダイバー復刻版

 他に見当たらないような、特徴的な見た目。カワハギみたい・・・。1970年代にセイコーが2番目に販売した、ダイバーズウオッチの復刻版です(だからセカンドダイバー)。オリジナルは国内において「植村ダイバー」と呼ばれ、海外においては「Captain Willard(ウィラード大尉)」と呼ばれています。 

SBDC109

4.次の時計はセカンドダイバーに決定

 普段使いはセイコーと決めているため、セイコーの中からの選択となりますが、今回は「語れる」、「見た目」から、セイコー セカンドダイバーの購入を決めました。
 次の記事以降に、セカンドダイバー購入に至った理由を説明して参ります。

次へ
【会社用時計更新_2/4】SEIKO セカンドダイバー


いいなと思ったら応援しよう!