心躍り続ける~オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム参戦記②~

イベントが終わって、仕事をしている最中でもまだ夢心地の私は、この記事を書いている時間も当日を思い出しながら書くので、とても楽しい。
故にいつも無駄に長い私の文章がさらに長くなってしまう。

これだけ”心躍り続ける”ことの出来るイベントに今後巡り合えることが出来るだろうか。

タイトルに拝借した”心躍り続ける”は星野源さん作詞・作曲でイベントの主題歌でもある『おともだち』の一小節だ。

若林さんの数少ない盟友の一人でもあり、よき理解者でもある源さんの作ったこの楽曲はオードリーの二人の関係性が見事に凝縮されていて、ANNで繰り広げらる二人のトークの神髄を素晴らしく表現しており、また共感性の高いリトルトゥースの胸に刺さりまくった一曲でもあった。

Netflixでの対談企画『LIGHT HOUSE』ではお互いの若い頃や今の悩みや葛藤、そして、これからのビジョンについて語りつくされていて、見ていて共感や納得を超えて感動してしまった。どうしても若林さんファン目線になってしまうのだが、「若林さんには源さんがいてくれて良かった。」と勝手ながら、そう思った。
『LIGHT HOUSE』のなかではドームライブのことにも触れられていて、ライブのオファーを受けるかどうか悩んでいた若林さんの背中を源さんが押していたのが印象的だった。源さんありがとう。源さんのエッセイもたくさん読んでます。
また、『たりないふたり』の後に燃え尽き症候群になってしまったと吐露していた若林さんさんが、ドームライブの後には同じ状況にはならないと思うと言っていて安心した。

そんな星野源さんが渾身の一滴の如く繰り出した、この『おともだち』。
YouTubeやその他のサブスクリプションでも聞けるのだが、私はCDを購入した。
CD自体買うのは何年ぶりだろうか。
もはや、家にはCD再生機器が存在しない。
聞けるのは、通勤中と仕事の移動中の社有車のなかだけ。
それでも、『おともだち』を何度もリピートして(他のトラックももちろん聞いてます。)歌詞は全て暗記してしまった。
ライブ後も社有車運転中はスマホで再生したラジオをブルートゥースイヤホンで聞いて、車内のスピーカーからは源さんのCDを流し、BGMのように聞いている。

このようにいつまでも”心躍り続け”させてくれているイベントの参戦記を引き続き書き連ねて行こう。(②なのに前置きが長すぎるな…。)

※以下、ネタバレとなりますので、ライブDVD等が発売されてから見たい方は閲覧注意です。※

16:00 座席
唐揚げチャーハンを自分の席で食べ始めた頃は、まだ入場してきている客も少なく、周囲を気にすることなく完食できた。
しかし、食べ終えて、容器をゴミ箱に捨てに行き、自席に戻るころには徐々に入場客も増えてきていた。

よく見てみると、外野席のベンチは一人当たりのスペースが狭く、席を仕切る肘掛けも背もたれもない。一泊分の荷物を詰め込んだリュックも座席下にねじ込まなければならなかった。
座席の下にはドリンクホルダーが付いていたが、
私の手元には特大のジンジャーエール。
カップがデカ過ぎてホルダーに収まらない…。
ドリンクは床に置くしかなかった。
中身はまだ大量に残っている。
調子に乗って、デカいの買わなきゃよかった…。
当然、チケットはソールドアウトしているため、前後左右はリトルトゥースで埋め尽くされる。
結構、ギチギチだな、こりゃ。前後左右、気を使うな…。

すると、左隣にユニフォームをお揃いで着ている一組の男女が席に着く。
私の隣には恰幅の良い男性の方が着席…。おっと…。

右隣の席はなかなか埋まらない。
まさか、欠席なのか…?せめて、右側は女性であって欲しい…。

客席の8割が埋まるころ、一人の男性が右隣に着席。
細身の方で、少しほっとする。

17:30 開演

ライブオープニング
会場の照明が薄暗くなり、開演を告げる『おともだち』が流れる。
スクリーンにはオリジナルアニメーション。

ふざけ合いながら、キャッチボールをする二人の少年。
大きくなると一人は受験勉強のため、キャッチボールをしに来なくなる。
一人の少年はやがて青年になり、社会の荒波に揉まれ荒んでいく。
そんなとき、ふと思い出したあの日のアイツとのキャッチボール。
デコボココンビの再結成。
二人でリトルトゥースグッズを身に着け、ドームライブへ。

これにはいきなり参った。胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。
待ちに待っていた、色々な思いが胸を去来し、膨れ上がっている。

アニメーションは日常の鬱屈を溜め込んだリトルトゥースが、
いつも隣にいるはずの顔の見えない仲間と再会する様を投影しているようで、涙が出そうになる。

これでオードリーが出てきて、涙腺が崩壊したらどうしよう。
まぁ、そのときはそのときだ。人目も憚らず心のままに号泣しよう。
リトルトゥースなら、声はかけずともその思いは理解してくれよう。

次のVTRに若林さん登場。
トウモロコシ畑で、映画『フィールドオブドリームス』のパロディをコミカルに演じる若林さんを見て、クスクス笑う。
どこかぎこちない若林さんの動きで、涙腺は落ち着てきた(笑)

続いて、春日(敬称略)のVTR
こちらは、映画『メージャーリーグ』のパロディ。
ユニフォーム姿の”チーム付け焼刃”も登場し、カッコイイ仕上がり。

ビタースイートサンバが響き渡る。
いよいよご両人登場!

センターステージにラスタカラーのロードバイクがせりあがる。
若林さんはロードバイクで颯爽と場内を一周。
ステージ裏席の前を通ると、
待ってました!とばかりに一斉に大歓声が巻き起こる。
スタンドに手を振る若林さん。
こちらも全力で答える。
左隣の恰幅トゥースはハスりぎみ。
右隣の細身トゥースは全力で手を振る。
もちろん私も全力だ。
周りからは「速ぇ!!」と声が上がる。
今回は体力に自信があるのだろう。初っ端から若林さんも全力だ。

春日(敬称略)の登場は…。
若林さんに注視していたため、あんまりよく覚えていない(笑)

オープニングトーク
センターステージにラジオブースを模したテーブルとチェアがせり出してくる。
若林さんの第一声「どーもー!ラジオモンスターでーす!」で会場がどっと沸く。
あんたら、ホントにモンスターだよ!!
「東京ドームでラジオやりまーす。」の一言で大半のリトルトゥースは今日のプログラム構成を把握したと思う。

二人の軽快なやり取り繰り広げられる。

春日(敬称略)の口数が増えた話。
打合せで積極的に発言する春日(敬称略)の話。
前夜、ドームホテルに宿泊するものの、若林さんの部屋だけ窓からドームが見えなかった話。
恒例の客いじり。
若林「みなさん遠くからも来てるんですよね。まぁ、聞きませんけど」

いつものラジオの長すぎるオープニングと何ら変わらぬクオリティ。
でも、いつも以上に二人のテンションの高さを感じる。

若林さんのトークゾーン
体力強化のため、ロードバイクに乗り始めた若林さん。
当初はドームの宣伝看板を掲げている千葉のヤマニ農園さんまで
自転車で走破するなど、精力的に動いていた若林さん。
しかし、後半は自転車で行きたいところが無くなってしまい、
何と、ウーバーイーツの配達員を始めた若林さん。
しかも、すでに50件ほど配達したとのこと。
さすがに会場がどよめく。
配達依頼が届いても、なかなか一歩が踏み出せないところなんかは若林さんらしさが存分に発揮されていたと思う。
身バレを気にするも、ノーメイクのW.masayasuはオーラゼロで対面での引渡しでも完全スルー。
チップが欲しくて配達方法を工夫する。
置き配の時は容器を床に直置きにしないようにシートを挟む。奥様に協力を仰ぎ、メッセージカードを添えて、ようやく貰えてガッツポーズ。
オードリーがCMしているマクドナルドからも配達依頼が。
存在感が消えたW.Masayasuは「オレ、CM出てんだぞ!」と心の中で絶叫!
若林さんの珍しく大胆な行動が生み出した最高のトークだった。

春日(敬称略)のトークゾーン
二人が高校時代に通い詰めた町中華、今は無き『長楽』のポークライスの再現を試みる春日。
店の跡地周辺で長楽の関係者を捜索すべく、聞き込みを行う春日。
しかし、その消息を知る者には出会えず。
跡地に建てられた住宅に意を決して訪問すると、なんとそこは長楽の長男が住んでいた。
晴れてポークライスのレシピを聞き出した春日は再現度を高めるために、火力を求めてHEYたくの店へ。
HEYたくのアドバイスを受けて、調味料を追加し、記憶の味へと近づくも、今一歩届かない。
ついには長楽の長男を店に呼び出し、試食を依頼。
長男は「この味じゃない。」と一刀両断。
追加した調味料を全て否定され、再度味付けし直したポークライスは青春時代に夢中で食べた、追い求めていた味となった。
春日「今日はね、それを若林さんに食べて欲しくて作ってきたのよ。」
若林「おぉ、見た目はポークライスそのものだね。」
春日「食べてみてちょうだいよ。」
一口食べる若林さん。
若林「あのね…。泣きそう…。」
春日「よぉーし!!」
若林さんがスカすことも出来ないほど、ストレートに思い出が直撃した味だったのだろう。
記憶の中の味を一心不乱に追い求め、多少強引とも思えるやり方でも目的に到達した春日は素直に凄いと思った。

チェ、ひろしのコーナー
もうしばらくANNではやってなかったお馴染みのコーナー。
若林さんの狂気と春日(敬称略)の狼狽ぶりが見どころの大好きなコーナー。
ここ最近はコンプライアンス遵守の影響か、影を潜めていた。

春日の愛車、ベンツの『ゲレンデ』が登場し、
一斗缶で囲まれた駐車スペースに春日(敬称略)の怪力で引っ張って駐車出来たら優勝。
失敗したら追突。

案の定、様々なボールを車にぶち当てて、駐車を妨害する狂気若林さん。
必至でゲレンデを守りながら、駐車スペースに引っ張る春日。
生クリームバズーカ砲で真っ白に汚れるゲレンデと春日。
最後は運転席のマネージャー岡田がハンドル操作を誤り、ゲレンデは無残にも一斗缶に激突!

罰ゲームは追突。
ロードバイクでゲレンデの後ろに全速力で迫る若林さん。
最後は急ブレーキで春日のオデコをげんこつでコツン。

これぞ、まさにひろしのコーナー。
待ち望んでいたひろしのコーナー。
ライブだから出来る荒業。
観客は似合いもしない高級外車を乗り回す春日(敬称略)に鉄槌を下す若林さんに、やんややんやの喝采を送っていた。

春日(敬称略)の企画コーナー
ステージ裏に暗幕で覆われていた、プロレスのリングが姿を現す。
スタッフ総出で人力でリングをメインステージに押し出す。

味玉トッピング権利争奪戦。
vsフワちゃん(クミさん代理)プロレス時間無制限一本勝負。
家族との食事でもラーメンに味玉をトッピングすることを頑なに拒み、
「味玉は嗜好品」だと意味不明な主張をするドケチ春日にトッピングの権利を認めさせようと、フワちゃんがクミさんの為に一肌脱いだ。

実況はANNでもお馴染みのニッポン放送アナウンサー、飯田浩司さん。
解説はサトミツさんとクミさん。

入場から派手なアクションで会場を盛り上げるフワちゃん。
完全ヒールの春日vs善玉(味玉?)フワちゃんの構図。
互いに本気でぶつかり合い、凄い迫力のプロレスを展開。
会場は春日のラフプレーにブーイング。
途中、クミさん、春日のマネージャー石澤さん、ディレクター舟崎さんも助っ人に入り、春日にストンピング。
観客は大いに盛り上がるも、最後は春日の卑怯な毒霧を喰らい、
フワちゃん、無念の3カウント。会場は大ブーイングに包まれる。
すると春日はフワちゃんの健闘を称え、トッピングの権利を認め、大団円。
だったら、最初から認めろよ(笑)

若林さんの企画コーナー
センターステージにターンテーブルがせり出してくる。
MC.WakaのDJショー。

ANNの放送で飛び出した名言、珍言、魂の叫びを
見事にスクラッチするMC.Waka。
モニターに映し出されたコミカルなアニメーションと
MC.Wakaのスクラッチが連動して、独特な世界観を演出。
『LIGHT HOUSE』で星野源さんと共作した楽曲『Orange (feat.MC.Waka)』を回し始めるMC.Waka。

すると、メインステージから星野源さんご本人がせり上がりで登場!!
会場は大きなどよめきと、大歓声に包まれる。
私も思わず大声で力の限り叫ぶ。「源さ~ん!!」

源さんはオードリーのANNのスペシャルウィークにゲスト出演した時も、
「ライブ当日はどうしてもずらせない仕事があるので、行けません。」
と宣言していたので、誰も予期しなかった、この日最大のサプライズ!!

『LIGHT HOUSE』で吐露した、二人の思いが十二分に詰まった『Orange』。
源さんの優しく、透明感ある歌声。
MC.Wakaの切れのあるラップ。
一つ一つが胸に突き刺さるリリックとアンニュイなメロディー。
売れない二人の若者が懊悩し歩いた阿佐ヶ谷、高円寺。
生で聞けて、最高だった。涙が出そうだった。

若林さんと源さんのトーク。
「どうしてもずらせない仕事が急に飛んでしまい、出ることになりました。」と源さん。
楽しそうにトークする若林さんと源さん。

「せっかくなので、もう1曲…。」と源さん。
『Pop Virus feat.MC.Waka』
若林さんが星野源さんのANNにゲスト出演したときに披露した楽曲。
キャッチ―なメロディーに、MC.Wakaのラップがアクセントを加える。
最高の時間だった。また二人で番組やって欲しい。


あぁ!!また、書き終わらなかった…。
③へ続く。






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