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課題を分解すると協力者が出てくる

先月、これまでの自分の活動のスライドを作り直しながら振り返って気がついたことがありました。
それは、わたしとパルさんが牧禎むす部というユニットを始めた頃のこと。
色々と実行しようとすると壁が立ちはだかることが続いていたので、自分たちの責任や動きだけでできることをやろうと牧禎舎の荒廃した庭に植木を植える「庭活」をしたときのことです。

あの時、ずっと庭に草木があると手入れが出来ないことや、枯葉が落ちた際に近所に飛んでいって迷惑になることを理由にどんどん切ったり、枯らしたり、抜いていく方向へ行っていました。
それが私の気持ちをどんどん貧しくさせて、牧禎舎へ行く度に緑がなくなるので気持ちが落ち込んでいたもので、枯れ葉の課題はあろうと庭に草木を植えて庭を素敵にするんだ!という気持ちから植木を買うことにしました。

といっても、植木は結構金額もするし、自腹を切る前に会計を担当していた方にパルさんが相談してくれたのでした。
そこでなんとOKが出たんですね。

今まで植木を刈る方向だったのに、なぜ逆に流れを向けることが出来たのかな?と思ったんです。

今から思うと、当初は「牧禎舎は休館していることが多いので、せめて庭を素敵にして休館日に訪れた人が庭を見て少しでも楽しめるようにしたい」というのが目的でした。
その庭を「素敵にしたい」ということがもしかしたら具体的に何なのか考えられず、漠然として思えたのかもしれない、と思うに至りました。

「庭を素敵にしたい」

「植木を買いたい」

に話が具体的になったら、自分ができることがはっきりしてきたメンバーが現れたんだと思います。
「庭には植木が植ってたほうが素敵だし、NPOの予算からこのくらいまでなら出せるはず。運営施設の庭なのだから個人的なお金を出す必要はない。私は会計担当だから代表に交渉します。」と。

その方は植木がお好きだったので、NPOの予算から買えるとなったら良い植木屋さんを教えてくれて、パルさんと一緒に植木を買いに行かれました。

少しの植木(1〜2本?)とリュウノヒゲを20株くらいを購入していただき、いざ植えよう!となったとき、またもや協力者が現れました。

「庭を素敵にしたい」

「買った植木を植えたい」

にさらにやるべきことが移行したら、用意された植木を植えることならやったことがあるとか、やり方が分かる人が出てきたのかもしれません。

それまで「みんな庭に草木がなくなることに賛成なんだ…」と思っていたのですが、なんでしょう?みんな会議の場では私に賛同しづらかったのでしょうか?苦笑

いずれにしても、ゼロから始めるのは苦手だけど、誰かがやってることを手伝える人ならいるってことが分かったと思います。そしてそう言う人はそこにいてもその場で意思表明してくれないこともあるから見えない。
ゼロから一緒にやれる仲間がいるとそれほど素晴らしいことはないと思うのですが、すぐに見つかるものでもないので、まずは自分のモチベーションを保つためにもちょっとしたことを手伝ってくれる人がいることはありがたいことです。課題を小さく具体的にして協力を募ると良いのかな、と思いました。

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