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初めての創業相談でいきなり玉砕

創業計画書を踏まえ、シェアカフェの企画書づくりを始めました。一旦、自分の頭の中を整理整頓です。
そして、あくまで勝手な想像でですが、借りてくれる方を想定して埋めてみました。
俯瞰で見て、改めてもっと声かけが必要だなぁと感じられました。
また違うステップも進めていかなきゃかな。

同時に、そろそろ合同会社の創業の流れについてや、創業前にできることはどんなことがあるか?なども気になってきました。
12月〜3月は本職のデザイン業の繁忙期と苦手の確定申告のある時期とで何かと忙しなく、決算期をこの期間中にはしたくないので、そうなると事業開始日は早くて4月以降のつもりでいます。7月に入るとまたデザイン業の繁忙期になるので、7月頭までの間に決算すれば良いことにしたいなぁ、と。となると事業年度の開始は4月〜5月頭になり、もうあと数ヶ月なのです。
そうなってくると創立と事業年度の開始が同じタイミングにしたほうが初めての決算が丸1年後になるので、いいな、と。

…と、いうことで、地元の商工会の方にまずはご相談に行くことに。
お電話してみると、中小企業診断士の方が来てくださると言うことに…。まだそんなレベルじゃない気が…大丈夫かな?と思いつつ。

初めての創業相談では、
・創業までの流れ
・創業前にしても良いこと
・創業後にしたほうが良いこと
を確認したいと思いました。

ついでに今考えてる事業内容についてまとめた企画書も作成途中だけどとりあえず持っていくことに。

お会いする方の予定が変わって…

夫と一緒に約束の時間に行ってみると、急遽中小企業診断士さんが来られないことになって、たまたまその場に別の用事でいらしていたコンサルタントの方が一緒に話を聞いてくださることになりました。

コンサルタントという立場柄、ちょっと私の理想とは違う方向の話にはなるだろうなとは思っていましたが…、案の定でもあり、反面、知らないこともたくさん知れました。

冷静になれ。なんでシェアカフェ始めたかったんだっけ?

お話を伺っていると、どんどん私の思い描いている方向と違う方向になっていき、話に流されて(?)しまわないように、自分の当初の思いを思い出さねば!となりました。

私がなんでシェアカフェを始めようと思ったかというと、木下斉さんの本をきっかけにリノベーションスクールの取り組みについて知ったり、3ビズ・地域のちいさなしごとづくりの考え方に出会ったりしたことで、経費をなるべくかけず無理なく小さく始めてまちを元気に出来ることって自分でも出来るかな?私に出来るなら他の多くの人にも出来るんじゃないか?と思ってまずやってみたかったからで…。

でもどうしても、そういった取り組みや考え方を知らない方、とりわけ従来のやり方や考え方を指南する側の方にとっては意味が分からないですよね。
今までそういった方に会ってこなかったので、今回やっと周りの皆さんがぶつかってきた壁とやらは「これか!」と衝撃でした。
これは…創業したくなりますね。

ざっくり言うと最後の方は「大丈夫!お金借りれば出来るから!」に尽きる話でした。

「何も知らない身なのでとりあえず一旦お話を聞いておこう」というマインドになったものの、どうしても自分ごとなので実際の考えや準備を伝えるターンもあるために、それを否定されたり、理想としていない方向に話が流れてしまったりして、かなり動揺してしまいました。頭の中の整理が追いつかないままに時間も長くかかってきてしまったので、今回確認したいと思ってたことをお聞きしてこの日は退出しました。

さすがにもうちょい強いメンタルほしい…。
まぁでもその後帰ってから落ち着いて頭を整理できたので、次はもっと落ち着いて対応できそうですが…苦笑(もう現れないでほしいけど)

心はズタズタですけど、とりあえず前向きに…

良かった点としては、盲点だった費用(運営資金)に気がつけたことです。
毎月の必要な運営資金が増えるのは痛いけど、あとで気がつくより全然良いです。今のうちに収益をもっとあげられるアイデアを絞り出さないと。ただでさえ少ないのに!

もうひとつは、資金繰りと融資の考え方・利用のしかたを具体的に教えていただいたことも良かったです。融資は今回実績もないし出来ないと思っていたものの、日本政策金融公庫からなら新規創業の融資を受けやすいということで教えていただき…。自己資金をもっと下げて余力を残した方が良い、という考え方も、私が実際採用するかどうかは別として、そういう考え方をしてる方が一定数いらっしゃるということを知れて、そういう資金繰りや資金調達方法に会社のポリシーが表れるんだなぁと思いました。

改めて合同会社と株式会社どっちにする?

あとは今回、株式会社をお勧めされて、最終的に改めて合同会社と株式会社どちらにするか?どう違うのか?調べて、決めましょう、ということになりました。
これまで調べて合同会社のつもりだったのだけど…たしかに最初に調べたときからしばらく経って、きちんと理由を言えなくなって来たというか…この日は金銭感覚が全く違う話を聞いてしまって混乱しているというか…。再度調べ直そうと思いました。

「創立にかかる費用は大して変わらないよ!」ということだったのですが、果たして私にとっても大した額ではないものかどうか…?本やネットには合同会社のメリットのひとつとして掲げられてるのが「設立費用が安い」とあるので、安く済むことはメリットのはずです。きっと私にとっては大した額になるでしょう。お金はどんどん借りたほうが信用になるって考えなので借りる前提だし、自分のお金とは切り離してるというメンタルなんですよね…言わんとしていることは充分分かるけど、そこがポリシー出るというか。

そもそも当初聞きたかったことを聞く

当初聞きたかったこととしては(超初心者質問だったのですが…)
・会社創立前に工事に取り掛かっても良いの?その際、契約書などは?
→創立後にしないと工事費を経費にできない。契約書も会社名で交わすので創立後。

・創立前にしてOKのこと
→印鑑製作、定款の作成、創業計画書の作成、大家さんと契約書の内容を固めておく、工事の仮見積もりを取る、利用規約などを考える、webサイトの準備

そして落ち着きを取り戻す

自宅へ帰ってきてから咀嚼して、調べ物をしながら自分なりに落ち着いたのは
・個人か法人かで迷っている場合は合同会社にするパターンがある。
・株式会社と合同会社とで大して手数料の差はないとのことだったが、差額約15万円。それを少ないと感じるかどうか。*1
・合同会社は役員に社会保険の加入が必要なので、少なくとも役員報酬が25000円以上必要。(およそ24000円の社会保険料を会社と受給者とで折半するため)

<設立にかかる費用>*1
1)定款印紙代
株式会社&合同会社…4万円→電子定款にすると不要(マイナカードによる電子署名が必要)
2)定款認証手数料と謄本代
株式会社…52000円 合同会社…0円
3)登録免許税
株式会社…15万円〜 合同会社…6万円〜
※資本金の額により変わるが、株式会社2150万以下、合同会社850万以下まではこの額
4)その他
株式会社&合同会社…1万円(判子製作代、履歴事項全部証明書、印鑑証明代など)

さらにその他としてメモを…。
司法書士に作成と手続きをお願いできる。(4万円くらいかかる。3~10万、発起人の数にもよる)行政書士の場合は自分で申請書類を作ってあと設立登記申請のみ依頼になる。

相談に行った日はいっぺんに色々と千本ノック状態で打ち込まれて絶望的な思いでしたが、一夜明けると「私、今すごく学んでる!」って自覚があって、知らなかったことをいっぱい知れて、シェアカフェをやることでものすごいたくさんのことを学べているのをすでに実感してます。
前向きにがんばりましょー

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