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過去の自分や他の誰かの心に寄り添った詩を置いています。 心から零れ落ちた一滴、あなたの心の一部を潤しますように。
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2023年8月の記事一覧

【詩】うつろい

 夜明け前に鳴いていたヒグラシがいなくなった  朝になってもセミの声が聞こえない  重々し…

黒羽カラス
10か月前
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【詩】回し車

 底冷えする部屋にうずくまる  覚えられないタバコの番号が僕を狙い撃つ  百を軽く超える銘…

黒羽カラス
10か月前
2

【詩】余命、一週間

 ばかやろう!  向こういけ!  こっちくんな!  俺のもんだ!  ふざけんな!  俺の縄張…

黒羽カラス
10か月前
2

【詩】土曜日が終わって

台風が過ぎ去った 久しぶりに歩いた山道は荒れていた 山道を塞ぐように木が倒れ 乗り越えて歩…

黒羽カラス
10か月前

【詩】夜のスクリーン

左腕がなくなった それくらい痺れて寝返りを打つ 投げ出した右腕で隣を探っても そこに愛しい…

黒羽カラス
10か月前

【詩】道半ば

 クロスバイクと風になる  見慣れた街を置き去りにして  見たことのない風景に飛び込む  …

黒羽カラス
10か月前
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【詩】抜け殻

初めての世界 踏み出した覚悟 力強く歩いて 高みを目指す 庭の片隅で見た その奮闘の痕跡 高みを求めて 羽ばたいてゆく セミの抜け殻を 僕は悪く思わない 今は旅立った君に 地べたの僕は誓う いつかきっと 僕もきっと なりたい 僕の抜け殻

【詩】コウモリのように

 午後六時四十五分の空をコウモリが飛んでゆく  粘着質な空をもがくようにコウモリが飛んで…

黒羽カラス
10か月前
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