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小説ではできない表現なんだよ マジで酔っ払って適当なんだよ 何で酔ってんのかって話だよ そ…
そのトンネルは化け物の口のようだった 真っ暗で先の出口が全く見えない 威嚇するような…
いつも腹が立っている 幸せそうな連中が憎い 不幸は怒りを加速する いつも腸が煮えく…
私は小説を書く 私はショートショートを書く 私はエッセイを書く 私は時に詩を書く …
虫の声で起こされた 朝陽は夕陽のように赤く 部屋の一部を焦がす レースカーテンを開…
夜明け前に鳴いていたヒグラシがいなくなった 朝になってもセミの声が聞こえない 重々し…
底冷えする部屋にうずくまる 覚えられないタバコの番号が僕を狙い撃つ 百を軽く超える銘柄に翻弄されて 今日もハチの巣になった 全身穴だらけの僕を店長が嗤って 特大の大砲で打ち抜く もうバイトを辞めたい でもしたいことが見つからない 友達の作り方を忘れてしまった 小学生に戻りたい 心を温めてくれる彼女はできたことがない 薄暗い部屋で薄目になった 幻にも嫌われたようだ 小学校の先生がホームルームでよく生徒達に言っていた 無限の可能性はどこにあるのだろう 今か
ばかやろう! 向こういけ! こっちくんな! 俺のもんだ! ふざけんな! 俺の縄張…
台風が過ぎ去った 久しぶりに歩いた山道は荒れていた 山道を塞ぐように木が倒れ 乗り越えて歩…
左腕がなくなった それくらい痺れて寝返りを打つ 投げ出した右腕で隣を探っても そこに愛しい…
クロスバイクと風になる 見慣れた街を置き去りにして 見たことのない風景に飛び込む …
初めての世界 踏み出した覚悟 力強く歩いて 高みを目指す 庭の片隅で見た その奮闘の痕跡 高…
午後六時四十五分の空をコウモリが飛んでゆく 粘着質な空をもがくようにコウモリが飛んで…