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名古屋に4ヶ月住んで気づいたこと(GOODポイント編)

散々下げたのであとは上げるだけ。
評価面談でも上司はちゃんと、下げてから上げるべきだよね。

ここがいいね!名古屋のGOODポイント

・ゆったりしていて寛容な、名古屋市民
東京って戦場ですよね。
電車の中でも、隙間があれば体型気にせずグイグイ座るし、まるで、座れなかったら負け組、乗れなかったら負け組、とでもいうのかというほどに、2,3分間隔で来る電車でみんなが競っている。大阪も大阪で、電車の中でギャンギャン喋るからうるさかったり、おばちゃんたちがスマホを投げて席を確保してから座ろうとしたり、なんだかがめつい。
そんな東京や大阪の電車に疲れた人が名古屋に来たら、安堵することでしょう。東山線は混雑しているので例外かもしれませんが、通常、人でごった返す路線はそうありません。そして席が空いていても、狭ければ座らんどこ〜。的な余裕があります。私が通常使っている名城線は、朝ラッシュを除きそもそも席が全部埋まることがあまりありません。
これにより、電車の中で心がすり減ることが減りました。かなり。

あと、店員さんなりその辺のおばちゃんなりが可愛らしげにお節介。
私の袋詰めの隣で「あら、いい魚買ったわね」と言ってくるおばちゃん。
数の子を選んでいたら「子供はいる?いるなら漂白じゃなくて原卵を選んだ方がいいわよ」と気を遣ってくるおばちゃん。
ちょっとお尋ねすると、ニッコニコと聞いてないことまで教えてくれ始める飲食店の店員さん。
グイグイ来すぎる、ということもなく、でもいつも誰かのことを気にしている、というような優しいお節介を感じるのは居心地悪くありません。こういう地域での子育ては、心強いような気がします。

・いっぱい食べてけ、ボリューム重視の食文化
先日、サガミという中部チェーンに行きました。
そばと寿司と天ぷらのセット。きしめんと刺身となんたらのセット。
組み合わせがそりゃまあ、あれもこれも食べたいを叶えてくれるラインナップばかり。
そして頼んで出てくるのはすんごいデカさのお盆。店員も1つ持つのがやっとで、置く時もすごく重たそう。
いろいろ食べてなんぼ、の文化は一宮のモーニングにもあります。
やっとこさのインフレが起きているこの時流、いや流石に厳しいでしょう!と客側が冷や汗をかくような大量サービスの店もちらほら。
高級なものが贅沢、というよりも、安いものでもなんでもいいからいっぱい乗っているのが贅沢、なのかもしれません。
あと、サガミの他、若鯱家、山本屋、などの中部チェーンも趣向を凝らしていて、チェーン店の割に「効率化」を度外視したこだわりが強いです。
ちなみに、よく言われる名古屋名物は味噌煮込みうどん、きしめん、味噌カツ、どて煮、など・・
嗚呼、どれもあまじょっぱい味噌味。年がら年中あまじょっぱい。

・もしかしてみんな気づいてない?高級魚が安い!豊富な海産資源

早く気づいて観光資源化した方がいいんじゃないか・・と首を傾げてしまうほどに、海産資源が豊富。東京では愛知産って小粒のあさりと旬のわかめくらいしか見ませんでしたが、地魚が結構あります。
そこらのスーパーでレギュラーメンバーとしてカワハギがいたり、知多に行けばフグの一夜干しは1つ250円だし、魚系に強いスーパーは日々新鮮な地魚をいろいろ取り揃えていたりします。
北海道とも九州とも違うこの顔ぶれ、しっかり価値があるように思うのになぜか「海鮮丼」をゴリ押しする店はそうそう見かけないのが名古屋。
そしてゴリ押ししてないくせに知多で食べた地魚の海鮮丼がめちゃくちゃ美味かったのがびっくり。サワラ!黒鯛!お、、美味しい!
もっと自分の魅力に気づいて!名古屋・・というかこれは愛知!
えびだっていろんな種類取れるくせに、なぜエビフライでしか食べない!
静岡は海鮮のイメージ(マグロとか)強いのに、愛知はなぜ海鮮イメージを売り出さない!不思議極まりない。

・いろいろあって面白い、公共交通ラインナップ
市営地下鉄、JR、名鉄、近鉄、市営バス、名鉄バス。
ふむ、そうだよね。と言うような並びのほか、「ゆとり〜とライン」「基幹バス」など面白い乗り物があります。
ゆとり〜とラインは一部区間、高架を走るバスです。このバスだけの、専用高架があるのです。他に車両は通りません。信号や渋滞で止まることはないので、モノレールの定時運行に近い感覚です。春日井市から名古屋市の大曽根までを結びます。
基幹バスは、路面電車のバスバージョンです。バスレーンとして色付けされた道路を優先的に走りながら、道路の真ん中にある停車場に停まり人が乗降します。これが結構な頻度で走っている&バス停には屋根もあるので、家を出る時間を逆算せずに向かっても街中に出られます。ただ、車を運転する人にとっては初見殺し的なレーンで、大きな事故があった過去もあるようなので要注意です。そして白壁の高校生と時間が被る時間は鬼スクールバスと化すので絶対乗らない方がいいです・・・・。

・三重と岐阜は俺の庭、ちょっとそこまで京都行く?
愛知に来てびっくりしたのは、静岡と愛知の間にこれほどまでの壁があるのかということ。東日本と西日本の境目。経済の分岐点。50Hzと60Hzの分かれ目。「東海地方」に静岡は入るものの天気予報は「東海三県」。つまり、静岡以外の愛知、岐阜、三重。
愛知の番組でも静岡の情報量の少なさ。ギリ浜松が入るかどうか。
対して、三重と岐阜は庭レベル。東京でいう、横浜と大宮の話のような。
そして新幹線に乗ってしまえば、京都まではたったの30分。
愛知の高校生はきっと、バイト代で京都にも行ける。高速バスで東京にも行ける。陸続きとはすごいものだと、北海道生まれの私は感嘆するしかありません。

・街中にも自然、市外に出ればただの自然
久屋大通公園とテレビ塔のセットは、かなり親近感の湧くものです。札幌は東西、名古屋は南北にのびる、どちらも元々は防火用の緑地。
GoogleMapを見れば一発ですが、小さな緑地は名古屋市内のそこら中にあります。街中にも、郊外にも。私も家の周りは自然が豊かです。
そして名古屋市を出れば、そこはすぐに畑だらけ。これでも数十年前に比べればかなり宅地開発が進んでいるものの、山も田んぼもさわやかです。
東京も西に行けば自然はあるものの、そういう遠さではないんです。渋滞にはまることもなく、サクッと足を伸ばせば自然。
東京あるあるですが、公園の中にいながら車の喧騒が聞こえたり、そびえ立つオフィスビル群が見えたり、はここではしません。鳥と自然の優しい音。そういう豊かさがあるのが、名古屋のいいところです。


以上、名古屋のGOODポイントでした。
これから夏が来たら、BADが増えるような気もしていますが笑

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