恋は催眠術
【太田上田】という番組が好きでよく観ているのだが、ある回で爆笑問題の太田さんがこんなことを言っていた。
続けて太田さんは
世の中催眠術だらけ、、ってのは確かにそうだな~と思う。
例えばお笑いもそうだけど、音楽にしたってそういう一面は非常に強い。
無名のミュージシャンがストリートライブで歌っていたとしても全く見向きもされないのに、テレビで“今話題沸騰中の人気若手アーティスト!”なんて紹介されたら、全く同じ曲を歌っていたとしてもなんだかいい曲に聴こえてきたり。
私は中学時代、当時まだあまり有名ではなかったDef TechのCDを半ば無理やり友人に「聴いてみて!」とCDを貸したのだが、数日後「あまりよくわかんなかった」と言われてすぐに返されてしまった。
しかし、その後Def Techが世間で大ブレイクすると、その友人から「Def Techめっちゃいいね!ごめん、もう一回あのCD貸してくれない?」とお願いされた。
私がなんとなくオススメしてきたよく知らないレゲエユニット・Def Techと、世間で大ブレイク中のDef Tech
やっている音楽は全く同じであったにもかかわらず、彼にとっては全然違う聴こえ方だったのだろう。
これも一種の催眠術みたいなものだよね。
太田さんは「恋愛だって催眠術みたいなもんじゃん!」と言って、即座にゲストのおぎやはぎ・小木さんに「お前大して恋愛経験ねえだろ」とツッコまれてて笑ってしまったのだが、恋愛も催眠術の側面は大いにあると思う。
なんだかんだナルシストやぶりっ子がモテるのはきっとその理屈だと思うし、一度好き(であると思い込んでしまった)になったら、冷静に考えてみればおかしな相手の言動も、勝手に自分の中で正当化してしまうようなことはあるのではなかろうか。
まあこれを催眠術と言っていいんだか先入観と言うべきなのかステレオタイプと言うべきなのかよくわからないが、人間の好き嫌いなんて所詮そんなもので決まってしまうくらいのものなのだと言うこと。
今あなたが好きな人やものも、もしかしたらただ催眠術にかかっているだけかもしれませんよ?
ただ間違いなく催眠術ではないと言い切れるのは、私は犬が好きであるということだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?