言いたいことが言えなくて 誰かを頼ることが苦手 頼ったとしても、頼り方がわからない どうしたらいいのか分からなくなって 気づいたらキャパオーバー 自分で自分の首を絞めざるを得ない あなたは、ほんとうに優しいひと 自分の声を無視してまで、だれかのためにならなくてもいいよ 自分にもっと優しくしてあげて そして、そんなあなたもまるっと包み込んでくれる人だけ大事にすればいい ほんと、優しい人が損する世の中だこと
祖母は、癌で余命半年と診断された。 いろんなものを堪え 動揺しながらそれを私に伝えた母 体の奥が締め付けられた、20歳の夏 ありがとうばあちゃん。 ちなみに私と祖母は容姿がそっくりである。 わたしのばあちゃん 祖母の家は山あいにあり、自然豊かで 空気が澄み、夏でも涼しかった。 朝は早く、犬の散歩をしたあと 朝ドラを観ながらゴキブリ体操 1日家にいても、お化粧は必ずしていた。 午前はガーデニングや野菜のお世話をしたり 一緒に山菜や野草を採りに山へ 道中は色んな植物や
プロローグ 私の右耳に、口元が近づくのを感じる 幼いながら、聞こえる"ふり"をしていた 私は、いつからか右耳が聞こえない。 詳細は不明 幼少期の高熱が原因とされた 調べてみたところ、ムンプス難聴というワードが一番しっくり来た。 神経が死んでいるから補聴器は使えないし、障がい者手帳は対象外 目には見えない障がいと上手く付き合っていくしかないのだ。 聞こえない ショッピングモール 大人数の飲み会 横並びのデスク 映画館 苦手だ。 音のする方向が分からないし、雑
自分の居場所を分散させる それぞれの場所で、いろんな顔があっていいと思う それが、生きづらいと感じる世の中での 生きる術であることに 26年生きてきて気づけたような わたしは弱い人間だと思う 一方で、周りからは 頼り甲斐があるだとか、芯がある、強いね そういった評価を受けている。言葉はありがたく受け止める。 しかし、素直に喜べない 他人の評価は本来の自分を守る盾 核の部分はとても弱く、隠れている。 それは誰かに出せるものでもないと思ってきた。 狭い部屋で一人になると