《コラム①》大学選びについて

お疲れ様です。

Dattaです。

今回は参考書ではなく、大学選びについて書きたいと思います。高校生の方や浪人生の方向きになります。

皆様は、希望大学を決めているでしょうか?

現役時、私の周りにいた人の中で、河合模試の偏差値を基準に希望大学を選んでいる人がいました。

例えば偏差値55なら、第1志望は明学成城成蹊(私が現役の頃は、偏差値は各学部平均して56〜58くらいでした)。第2志望は日東駒専、第3志望は大東亜帝国……等。

私は偏差値で大学を選ぶのはやめた方が良いと考えています。なぜなら、各大学ごとに実際の入試問題の内容が違うからです。そりゃそうだろって話ですが、案外見落とされている事実です。

私は現役時、3科目の偏差値は50〜52で推移していました。英語は54〜57くらいだったのですが、日本史は壊滅状態で常に40以下。国語は古文漢文が死亡していて、現代文は波があり、45〜55で乱高下していました。

高校の担任教師からは、「お前は行けて日東駒専。大東亜帝国になる可能性も低くない」と言われました。が、私は納得いきませんでした。

書店にて、学習院と明治学院の過去問を読んだ際、英語と国語が解きやすいと思ったからです。かえって日大の方が解き辛いと感じる始末でした。

担任には「日大と亜細亜大と拓殖大を受けまーす」と嘘をつき、大学に提出する成績評価書(みたいな名前の書類)をゲット。実際は明学と学習院、記念で早稲田を受けました。

ちなみに、成績評価書には大学名は書かれていないので、流用できます。試しに1部多めに貰って中身を確認しても良いかも、です。

結果、私は明学(※)に合格しました。

担任からは「明学受けるなんて一言も言ってなかったじゃねーか!!」と詰められましたが、「ですよねー」と、先方の意見をいったん飲み込むという交渉術のお陰でゲンコツ一発で済みました。

ちなみに、学習院大は手応えがあったものの、僅差で落ちました。配点を完全に把握しているわけではないので、ただの予想にはなりますが、自己採点では合格最低点の10点下くらいでした。

いや、10点差は全然ダメなのは分かりますが、2〜3問正解してたら引っかかる計算になります。落ちた事実に変わりませんが、少なくとも手も足も出なかった訳ではありません。

以上が、偏差値で大学を選ばない方が良いと考える根拠になります。大事なのは大学の試験問題との相性です。偏差値65で法政に落ちた人もいれば、偏差値55で早稲田に受かった例もあります。55の人曰く、早稲田の英語と現代文が自分にハマった、とのこと。

例えば偏差値50の方々。GMARCHや明学成城成蹊の過去問をお読みください。今の時点では手も足も出ないかもですが、何となく解けるかも……と思ったら、偏差値無視して挑戦してみてください。

綺麗事抜きにして、所属する大学で就職の選択肢が大幅に変わってきます。私は明学に進学した後、編入試験に合格して某六大学に進学しました。

大学4年の春、バイト先の同僚と偶然同じ会社の説明会を申し込んだのですが、私には早々に案内が来たのに対し、同僚には来ませんでした。差はただ一つ。私の方が偏差値の高い大学に通っていたという点です。はっきり言って、同僚の方が私より遥かに仕事ができたのに。

バイト先の社員さんから「お前ら学歴、逆じゃねw?」とイジられる始末でしたし。今思えば、どちらに対しても失礼な発言でしたが、思わず「私もそう思います」と返してしまう程に同僚は仕事が出来ました。そんな同僚なのに、就職活動では最後まで苦労していました。

今は少子化で少し状況が変わったかもしれませんが、それでも大学名で差が出る場面は出てくると思います。その為、偏差値にこだわらず、できるだけ上の大学に目を向けた方が良いと考えておりますす。


※行きたい学部では無かったのと、1部ではあったものの夜間主(昼間主との偏差値の差は1しかありません)だったので、別の記事で大学受験に失敗したと書きました。明学の関係者の皆様、ご不快な思いをされたら、大変申し訳ありません。明学自体は本当に素晴らしい大学です、本当に。これは断言できます。

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