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コーチングの副次効果

学び始めたコーチングで思いもよらないハッピーがあったので書き綴ります。

我が家には小学6年生の息子がおります。6年の夏にたまたま遊んだ中学1年生のお兄ちゃん的存在の影響を受けて、同じ学校に行きたいと言い始めました。

何せ田舎なもので最寄の公文まで車で20分もかかる場所。到底中学受験塾なんて家の近くにはありません。せっかく沸き起こった息子のやる気を消すまいと私も頑張って調べ始めました。中学受験塾まで車で片道1時間。そして塾の終了時間が9時過ぎ。6年生なのに21時には寝てしまう息子が通える訳がないと諦めました。

もうこれは家族で乗り切るしかないと、夫が国語、私が算数担当になり、中学受験を決意しました。合言葉はいつかのドラマで見た「下剋上受験」笑

月に2回、日曜日に公開模試があるようでこれで力だめしをしながら基本的には自宅学習。そして、仕事で忙しい夫の国語担当の負荷を下げるために国語のみ個別指導に土曜日だけ通うことにしました。

中学受験、何が難しいかと言えば反抗期に差し掛かる子どもに寄り添うことだと思います。良かれと思ってかけた言葉で親子関係を悪化させて勉強嫌いを生み出してしまうってことはよく聞く話です。

大人も子どもも学習を継続させるには大きく分けて2つの要素が必要だと思ってます。
1つ目は、学びたいスキルをすでに持った人から学ぶこと。すでに習得している人から学ぶことで体系化された学びを得ることができます。塾の講師や学校の先生などがこれに当たると思います。
2つ目は、やる気を保つためのメンタルケアを行いつつ伴走してくれる人。生徒同士で切磋琢磨し刺激になったりメンターと呼ばれる人がこれに当たると思います。

1つ目のスキルについてはオンラインも充実しているし、長く生きてきた大人が本気出して問題を考えたりgoogleさんに聞けばほぼ解決します。問題は2つ目のメンター的に伴走すること。ここで大いにコーチングが役立ちました。

勉強を始める前に「合格したらどんなことしたい?」「どんな中学1年生の〇〇くんになっていたら嬉しい?」なんて明るく問いかけます。

そして、やる気がなくなった時も「お疲れな中だけどとりあえず、スーパーマンに変身して5分だけやってみよう」とバーを下げる声掛け。
そして、5分頑張れたことを思いっきり褒める。そしたら単純小学生は調子が出てきて「僕天才だからあと5分くらいやれそう」とか「達成感最高」とか言ってきます。

まだ途中ではあるものの、成績を爆上げしてA判定と呼ばれる位置で安定してきました。時には雷も落とすけど「お母さん問題テストに出たよ〜ナイス」とか言いながら概ね愉快に取り組んでいます。

子どもと何らかの目標に向かう体験ってなかなかいいなと思っています。結果はまだ分からないけれど、こんな風に親子で頑張れるって最高じゃない。数学はおそらくどんなにサボっても高校1年生まで困ることはないよ。そしてパパも時間見つけてできる範囲でほんとに頑張ったのが素晴らしい。

かなりの塾代の削減wと、プライスレスな子どもとの時間。

これ一生物のスキルだなと思った出来事でした。

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