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『光る君へ』第十六話『華の影』のネタバレを含む感想

いつもの『光る君へ』感想記事ですが、今回は文句をたくさん書いてしまったので、申し訳ないのですが閲覧にはご注意下さい
ドラマ内エピソードを箇条書きにした後に
麗しい絵巻作家さんの作品のご紹介
そして文句の多い感想、という構成になっております



ドラマ内エピソード箇条書きコーナー

一、石山寺からの帰り途、さわさんは傷心のあまりにまひろを拒絶してしまう
「私なんか生きているかいもない、どうでもいい人なのです!」
さわさんの言うことの事情が、まひろには分からない
珍しく市女笠を被ったまま帰宅し、いとさんにお守りを土産だと言って渡す
お守りは本当は、さわさんに買ったものだったのかも
「私は日記を書くことで、己の悲しみを救いました」との寧子さんの言葉を思い出しながら墨をする、まひろ

二、994年 年明け 積雪
内裏の登華殿には一条帝をはじめとして、中宮となった定子、兄の伊周、弟の隆家が揃い、明るく気安い、華やかな社交の場が設けられる
行成、斉信、公任は帝の御前ということで緊張した面持ちだが、伊周はまるで自宅で寛いでるような態度で「政務の場ではないのですから、緊張せずともよいではありませんか」などと言う
帝もいるのに、まるでその場の主かのような振る舞い
弟の隆家もイキった言動で、とても感じが悪い
一条帝と定子には親しみと敬意を抱いている行成、斉信、公任だが、関白家の男子伊周と隆家への反感は強い
『枕草子』で著名な香炉峰の雪の逸話の再現と、庭で雪遊びをする微笑ましくも美しいシーンになるも、その場に参上しようとした道長は、遊びにふける面々を見て渋い面持ちで引き返す

三、公任の自邸に引き上げて飲み直す行成たちだが、行成は見目麗しい一条帝に会えた余韻でうっとりしている
斉信が「お前は道長ではなかったのか」とさらりと突っ込むが「道長さまは道長さまです」と行成は涼しい顔
(「お前は道長(が推し)ではなかったのか」ってことか?)
公任は伊周の振る舞いや、帝の前で直衣を着ていることに苛立ちを感じている
(正装をすべき場で1人だけお洒落な普段着を着てるような、『源氏物語』でも光君が帝に与えられていた、寵臣の特権)
関白家は定子を入内させたことにより、今の特権を与えられているが、道長には同じことができる可能性のある娘がいる、娘がいていいな、などと話す
一方、道長の家では、道長と妻の倫子に見守られて娘の彰子がよく眠っている
「この子を入内なんてさせようとしないで下さいね」と倫子は言う 彰子はのんびりおっとりしている子らしい
「俺に似たのだな」と道長は言うが、今の道長はおっとりものんびりもしてはおらず、専横を極める中関白家との折衝に頭を悩ませているのだった

四、ふたたび内裏の登華殿、龍笛を奏でる一条帝、箏を奏でる定子、その楽曲で伊周が華麗に舞っている
隆家も兄に促され、憎まれ口を叩きながらも兄弟で息の合った舞と唄、更に演奏も賑やかに響く
そこへ一条帝の母であり、今や“女院”の座に就いた詮子が現れ、先ほどの騒々しい舞は何事かと問うが、伊周はその言をまったく重んじず、自由に発言をし誰もが謡い踊る、それが新しい後宮だと、「古い后は黙ってろ」と言わんばかりの高慢な態度
さすがに不遜が過ぎると同席していた道隆は焦るが、まったく手が付けられない息子たち

五、道綱、道長の中宮大夫の職場に現れて、場を凍りつかせた伊周の言動を面白おかしく話す
道長は特に反応せず書類を難しい顔で眺めてたが、道綱が石山詣の際に「ついぞ見かけぬようないい女がいたんだよ、ま・ひ・ろって名なんだが…」🌟と、まひろに夜這いをかけようとしたら、さわさんと間違えた話までも面白おかしく話す、有罪、重罪

六、まひろはさわさんに何度も手紙を書き、乙丸に託しているが、乙丸は「文を返してくるような者はお止めになった方がよいのではありませんか?」🌟
と進言する
手紙を返される毎に落胆するまひろを見てるから、乙丸も辛いのだろう
しかしまひろは、「お願い」 と重ねて頼む
乙丸はしょんぼりする

七、一条帝と定子、内裏の清涼殿(帝が夜に妃と過ごす殿舎)で過ごしているところに、隣の弘徽殿より出火があったと蔵人頭くろうどのとう源俊賢みなもとのとしかたが告げる
明らかに人為的な放火が内裏が発生していることに対して
道隆「我が家への妬みが帝や中宮様に向かっているのだとしたら」
隆家「女院かもな」
貴子「女院さまに妬まれるとは…!!」
などと話す中関白家
妬まれていることを楽しむように笑う道隆と隆家と、恐れるように口をつぐむ貴子と伊周

八、公卿たちの陣定じんのさだめ(内閣会議)では疫病への対策が議題に上がるが、道隆は無視を続ける
風がごうごうと吹く宵に、晴明は腹心の須麻流すまるに「今宵、疫神が通るぞ」告げる
一方、疫病の蔓延の噂はまことなのかと道隆に問う帝は貞観政要を引き合いに出し、仁と徳による政治を志していることを話すが、道隆は、中宮と仲良く過ごせばよい、そして早く御子を皇子をもうけよと、帝の意志を阻み、それに留まらず、伊周を内大臣に昇進させてしまう(内大臣はいずれ関白へ昇進させるために必要な位階)
顔を合わせる伊周と道兼、ほぼ同格の位階となった甥と叔父だが、道兼は十五話でのやさぐれた面影は全くなく、超然とした態度で「疫病のことはどう考えているのか」と伊周に問う
疫病については父が対応している、と自分の考えがない回答をする伊周に「そのような考えで内大臣が勤まるとは思えんな」と、威厳ある大臣職に相応しい、憑き物の落ちたような顔
道兼は一体どうしてこうまでまともになれたのだろう
一方、伊周は「叔父上は何か良いことをなさったのですか?」と不適な態度で言い返す
視聴サイドとしてはそれも知りたい

九、さわからの便りを待つまひろ

風流なまひろんち

の元に乙丸は、たねちゃんを連れて帰ってくる
(たねちゃんは第十四話で、まひろの文字教室の唯一の生徒だった女の子)🌟
たねちゃんの父と母は、疫病の患者が助けを求める先の悲田院に出かけたきり帰ってこないのだと言う
乙丸が止めるのも聞かず、まひろはたねちゃんを連れて悲田院に出かけてしまう
そこは死に瀕した患者や死体が溢れた危険な場所だった
捜索のかいなく、たねちゃんの両親は既に亡くなっており、たねちゃん自身も疫病に倒れる
まひろの看病もむなしく、その夜にたねちゃんは亡くなる
最後の時まで、まひろが教えた文字とそれを覚えるための唄を口ずさんでいた

十、道長は再び道隆に、疫病への対策を行うよう進言するが、道隆はしきりに酒を飲み干しながら聞く耳を持たない
憤然と直廬(執務室)を離れた道長は道兼に呼び止められる
道兼は疫病の現場視察に行こうとする道長を止め、「汚れ仕事は俺の役目だ」🌟と請け負う
しかし悲田院には結局、道兼と道長が揃って現れる
(道長は久々に従者の百舌彦を連れている)
道兼「お前が来ては元も子もないではないか」
道長「私は死ぬ気がいたしませぬゆえ」
と、なかなかの息の合った能吏のきょうだいぶり🌟
道兼は唯一生き残ってるらしい薬師に話を聞くが、内裏には再三かけあっているのにこれまで何の支援もなかったことを知らされる
そして、他の患者の看病を続けていたまひろは、疫病に感染し倒れかかるところを道長に支えられる🌟
久しぶりに従者の百舌彦と乙丸、そして道長とまひろが揃った、七年ぶり

十一、道長、意識が無いまひろを自宅である為時邸に連れ帰る
驚く為時といとさんに🌟道長は、まひろが疫病に感染しているかも知れないので、自分が看病をすると申し出る

「久しいのう、 なぜあそこにいた
 生まれてきた意味は見つかったのか?
 まひろ、逝くな、戻ってこい!」

夜通し看病をする道長、従者ふたりは並んで座り🌟百舌彦はうとうとして、乙丸はまんじりともせず拳を握りしめて座っている🌟

七年ぶりの従者ふたり

病状が安定したまひろを見て、為時は道長にあつく礼を述べ、帰宅を促す
道長は帰り際にまひろの手に触れようとするが、それを押し止めて去る

自邸の土御門殿に戻ると、小麻呂を抱いた倫子に迎えられる
道長が自室に引き上げてから、赤染衛門が「夕べは高松殿(もう一人の妻の明子女王の住まい)だったようですわね…」と、倫子に話すが
「ゆうべは高松殿ではないと思うの
 殿のお心には、私でもない、明子さまでもない
 もう一人の誰かがいるわ…フフフフフ!」
と、何とも朗らかに、しかし鬼気迫る絵顔を浮かべる

第十七回『うつろい』予告
さわさんとまひろ仲直り? 
いとさん、道長とまひろが深い仲である噂をする
明子女王「お見えにならないわ…」
道隆倒れる
けしからん斉信
詮子「他の公卿を取り込んでおくわ」
一条帝「定子は朕がまもるゆえ」
道隆「伊周を関白に!」

ドラマ内エピソードネタバレ箇条書きは以上です

ひろうすさんの、心洗われる光る君へ絵巻

ひろうすさんの絵巻の素晴らしさは、語り尽くせぬほどですが、まあとにかく上記のリンクをご覧下さいませよ!
絵の詳細な描き込みと、冴え渡るツッコミの文章との、面白く、麗しく、心洗われる記事を今週も拝見できて嬉しいのです
ドラマ内エピソード箇条書きコーナーの中の、🌟マークがひろうすさんの描いて下さってるシーンになります
ドラマで観ていると、実に胸くその悪い道綱の反省の色のない態度、中関白家の道隆をはじめとする面々の中でも、これまでにない方向を持って不快で傲岸な言動をする隆家などが、凄くコミカルに愛嬌を持って(しかし、ひろうすさんの批判の視点も込められた筆致で!)描かれていて、すっごいな! と感嘆するばかりです
道綱の鼻息の荒い顔、隆家のおもしれー顔、何度観ても楽しく、彼らへの不快感で沈んでいた心が癒されました
ひろうすさんの推しの乙丸がいくつものアングルで描いて下さっているのも素晴らしいですね! まひろから託された手紙を必ず両手で持っているとこや、まひろへ進言する時の後ろ姿の凛とした気配、百舌彦と並んで座っているラフ画からもその忠義ぶりが感じられます
道長とまひろの再開シーンで、影にいる乙丸もしっかり描かれていてそれにもキュンキュンです
もちろん、まひろを抱き締める道長も素敵です、それぞれの服の質感とその下の身体の姿勢までリアルに描写されてるのって、ほんとに絵が堪能な方でないと出来ないことです、すごいです
そして、たねちゃんも可愛い…乙丸の服を持つ手や、髪の毛のボサボサ感…ひろうすさんの描かれる髪の毛ボサボサ女子は絶品です
そしてこの回の最大の見せ場だったと思える、道兼の「汚れ仕事は俺の役目だ」の場面! 毅然とした横顔! ぜひ描いて頂きたかったところなので、めちゃくちゃ嬉しいです~
悲田院のシーンでの門の回りの描写も、道兼と道長の身長差も、百舌彦がむちむちしてるのもいいですよね~
シーンの回想もできてほのぼのしますし、いつもながら人物だけでなく背景の描写、植物や建物の柱の表現、室内の設え、あちこち素晴らしいのです

ひろうすさんは以前、絵を描くことにおいて大切な事は、魂を込めることなのだという記事を書かれてました

役者さんたちの魂が込められた演技を絵に写しとり、その魅力をより輝かせる絵巻を描く作家さん
それがひろうすさんなんだなあ…と今週もたっぷり堪能させて頂きました
ほんとにほんとに、描いて下さってありがとうございます!

注文の多い感想と妄想

では、自分のめんどくせー箇条書き感想文句も書きますね

『源氏物語』の【桐壺】の帖で、桐壺更衣の死に悲嘆にくれている桐壺帝が、弘徽殿女御の催す管弦の会の賑やかさに顔をしかめるシーンがありましたが、弘徽殿女御のモデルは詮子と思われるので、逆転している図式が面白いですね
きっと女院となった詮子は、心を通じ合えないままで死別した円融帝の菩提を、それでも弔っていたのだと思われます
そんな詮子をよそに、中関白家の面々(定子除く)は、ただただ楽しんで、そこに円融院と詮子の息子である帝も加えて登華殿で過ごしていて、うるさく騒いで、あまつさえ自分たちが妬まれてると感じてます
そうではなく、不快な言動が嫌われてるとは思わんのだろうか、というほどの嫌さですね
特に成人して新キャラとして現れた隆家は酷かった、詮子をまったく敬う様子もないし、道隆もそうですが“女院”と呼び捨てにしてます 定子のことは“中宮様”なのに
“院”というのは退位した帝の尊称で、“女院”は亡くなった円融院と同等の立場になった人なのですが、その辺の気配りはないんでしょうか
それとも、女院の座に据えたのは関白になった道隆の圧力の結果だとして、位を与えてやった、という意識があるってことなんでしょうか だとしたら政治的な協調が取れなくてどうするんだ、権限を与えて敵にしてるじゃん、と思います
詮子は彼らを本気で蔑んで相手にしていない顔でしたが、それがまったく伝わってませんね 
しかし、自分が他のこの時代の作品とか、それを元にした作品とか読んでて何とはなしに抱いていたイメージで難ですが
『光る君へ』はこれまで見た中でも、関白家の面々が不快を感じるほどに悪く描かれていてやり過ぎじゃないかと思います
伊周は一条帝に漢学の指南をしてた記録もありますし、ただ調子こいて遊んでたかのような描写になってるのが納得いきません
隆家はこの時点でまだ14、15歳くらいだと思われるので不遜さがあってもやや仕方ないのかも知れないということと、後年優れた武官になる逸話があったりする化ける存在なので、まだいいとして
道隆と貴子も相当なダメ夫婦になってしまったのも、モヤモヤします 史実でも道隆は疫病に対して何もしなかったのでしょうか?
史実と言うなら、この後道長が政治的に彼らを叩きのめす展開になるので、その時点で道長にヘイトが集まらないようにするためのドラマ内プロバカンダで露悪的に描いてるだろ? と突っ込みたいです

そして、急に凄くかっこよくなった道兼も気になります
いや、かっこよさは良いんですが、前回で道長に諭されて政界に復帰して内大臣になった、という経緯の中でどう立ち直ったのか、その間どんな内大臣の仕事ぶりだったのか、もっと詳しくエピソードが欲しいなと歯がゆいです
まひろにとっては第一話からの因縁の相手であり、道長にとっても自分を虐げてきた兄なわけです
立ち直って人が変わって、内大臣としての職務をまっとうしようとしてた姿は特に、まひろに見て感じて欲しかった
そうすればまひろに、道兼は母の仇だが、自分の演奏の琵琶に涙もする(八話参照)し、道長と共に民を救う人でもあることが伝わります
そしてそれは人間が持つ多面性や陰影をより感じるきっかけになるはずだし、そういうことが『源氏物語』には書かれてるじゃないか! と思うんですよ
まひろは荒れてた時代の道兼に母を殺された、そんな重大事件をドラマ内の人間関係に落とし込めてないように見えます

というか、疫病のドラマ内での扱われ方がそもそもおかしくありませんかね
罹患すると咳と発熱の症状、悲田院に前の日に出かけたたねちゃんの両親は既に亡くなっていた、次の日にはたねちゃんも亡くなった、看病に回ったまひろは感染した、共をして看病してた乙丸は感染しない、道長も感染しないが、解熱剤も抗生物質もなく汗を拭いて額を冷やすだけの看病を一晩受けたまひろは小康状態になる、これどんな病気ですか?
疫病の症状がドラマの都合の良いように出たりでなかったりするし、悲劇の演出のためにたねちゃん一家が亡くなったりしてるようにしか見えないです
第九話で直秀たちが検非違使の役人に惨殺されて、嘆く道長とまひろに、いやなんで殺されとんのよって気になって、道長たちの嘆きに寄り添えない事がありましたが、今回はもっとひでえなと感じます
もっと言うと、道長とまひろの疫病まわりの行動も疑問です
道長は悲田院に官吏として検分に来たはずです
まひろに逢いたかったのは分かりますが、まひろの看病は道長の仕事ではない
一刻も早くひどい悲田院の体制を是正して一人でも多くの患者を救わねばならないはず、感染症にかかるような真似をしてはならない、だってまひろとは志を叶えるために別れたのですから
そして、まひろの行動も良くないです
乙丸が再三に渡って悲田院に行くべきではない、ここから帰るべきと訴えているのに聞く耳を持たない、そして謎感染症にかかってしまう
まひろが帰らない限りは乙丸だって帰れないでしょうが!
放ってはおけない、自分の出来る限りのことをしたい、という志は立派ですけど、文字が読めない人を1人でも少なくしたいという理想は、たねちゃんの父親に「俺たちはお偉方の慰みもんじゃねえ!」という罵倒を受けてその後何も行動をしてないようですし、無鉄砲に悲田院の看護をしていて倒れるし、頑張り屋というよりは思慮分別の足りない人格に見えてきます
まひろがそういう印象になってしまうのは嫌です
というか、そんなまひろにずっと付き従っていて支え続けていて、一緒に悲田院の看護を手伝って倒れたまひろの回復を祈り続ける乙丸の方がよほどに、一貫していて清く尊い存在です
二日続けて完徹しているし、超人でもある
もう乙丸視点の『光る君へ』が見たい!

そんなこんなで、色々とありまして、
たくさんの文句が沸き上がってしまったのでした
じゃあ何でこんな文句だらけなのに観るんだろうというと、noteでいじりたくて観てるってことですね
つまりは一番『光る君へ』を慰みものにしてるのは、自分だということです


関連するYouTubeのアニメ予告

さて、ここで唐突にご紹介したい、YouTubeで観られるアニメ映画の予告編なんですが

『この世界の片隅で』などを手がけた片渕須直監督の最新作で、まだ公開日は未定なのですが、この予告編アニメが好きすぎてちょくちょく観に来てしまいます

『光る君へ』と同じ時代を描いてる作品ですが、まさに“神は細部に宿る”の言葉通りの、さまざまなこの時代の風俗、風景が描かれていて、そして疫病の描かれ方が、きっとこうした過酷な環境だったのだろう、と凄くふに落ちる描写なんですよね…
このアニメのタイトルにある“なぎ子”という名前ですが、清少納言の本名だという説があるそうです
この予告編の中に出てくる女性が腹這いになって書いている「筆をもて…」の文章は枕草子のものなので、彼女がまさに清少納言なのかも、と楽しみでたまらないのです

あ、ちなみに『光る君へ』もこれくらいの描写をしろ! って言ってるわけではないです、そんな含みはないです
ものを表現する姿勢や形態、また発表する媒体によって求められる内容って色々ですから『光る君へ』ではマラリアや天然痘などが猛威を振るった光景をリアルに描写するのは、向いてないとも思います 放送の時間なども加味すると難しいですね
ただ、自分はどうしても、特に疫病の扱いはイライラしたぞ! ということを黙ってられなかったので書きました 長々と失礼いたしました
来週はどうなるかなあ…
とりあえず、予告ではさわさんとは仲直りができてたみたいです
あと、明子女王が道長の訪れが無いことを嘆いてるようでした 私怨呪詛チャンスタイムでしょうか
お、そう言えば今回は久しぶりに小麻呂も出てきてましたね、来週も出て欲しい
この時代の猫は寿命が今と違って長くはないと思うので、小麻呂はひょっとして二代目ではないだろうか
小麻呂、孫麻呂、ひ孫麻呂、玄孫麻呂がぞろぞろわらわら出てきてくれたらいいな~などという妄想もしています!

下書き①
下書き②とらくがき
下書き③

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テレビドラマ感想文

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