見出し画像

【サマーキャンプ】子どもを自然の中に引き込む術


夏休みに、自然の家で、サマーキャンプの手伝いをした。サマーキャンプには、いろいろな学校の、いろいろな子どもたちが集まる。そんな子どもたちを、自然の中に引き込む術を、自然の家の先生方から学んだ。

まちモードと しぜんモード


まず、出会いの集いで、自然の家の先生はこんなお話をされた。

「ここに、川があるとします。

『濡れたくないから、川に入るのは嫌だな。』と、思うかもしれません。
『足までなら入ってもいいかな』と、思う人もいるかもしれません。
これは、まだ[まちモード]です。
せっかく まちから離れて しぜんに来ました。
だから、ぜひ[しぜんモード]になりましょう。
[しぜんモード]になった人は

頭まで川につけられます。
まさに、しぜんに『浸っている』状態ですね。
ぜひ[しぜんモード]になって、全身で、しぜんを感じましょう。」

なるほど。子どもを自然の中に引き込むために、[まちモード]と[しぜんモード]があることを教える。子どもに届く伝え方だなあ、と思った。

心のスイッチ


待ちに待った川遊び。ここでも、自然の家の先生からお話があった。

「川はとても冷たいです。
『冷たいなあ…』と思いながら川に入ると、『冷たかった…』という思い出しか残りません。
反対に、『楽しいなあ!』と思って入ると、『楽しかった!』という思い出が残ります。
どちらの思い出がいいですか。
決めるのは、誰でもない、自分の心です。
ぜひ、心のスイッチをオンにして、全力で、しぜんを楽しみましょう」

心のスイッチを押す、という伝え方が、いいなと思った。
(心のスイッチを押して、思いっきり楽しむんだ。)
そんな気持ちになった子が多いだろうな、と思った。

子どもたちの様子

さて、川遊びでの子どもたちの様子はどうだったか。

初めは恐る恐る川に入っていったものの、すぐに慣れ、
「温泉みた〜い」と肩までどっぷり浸かったり、
深くなっているところへ飛び込んだり、
滝にうたれたりと、
とても楽しそうな様子だった。
生憎 雨天だったが、
子どもたちの、弾けるような笑顔を見ることができた。


自然の中で遊ぶ魅力

最後に、自然の中で遊ぶ魅力は何か考えた。

思いっきり、体いっぱい、遊ぶことができること。
五感が研ぎ澄まされること。
これまで見たことのない、経験したことのない、わくわくするものに出会えること。
そして、最高に楽しいこと。

しかし、最初から自然の魅力を味わえる子どももいれば、
自然に抵抗を感じる子や、
周りの目が気になる子もいる。

そのため、全ての子どもを自然の中に引き込むには、工夫が必要である。
今回はその術を学ぶことができ、参加して本当によかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?