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2泊3日で四国のアートを巡る一人旅①直島


今年は、3年に一度の、「瀬戸内国際芸術祭」が開催される年である。また、四国には、私の大好きな、モネの絵画が見られる美術館もある。
これは行くしかない!ということで、夏休みは四国へ行くことに決めた。

宇野

まずは、新幹線に乗って、岡山駅まで行く。
岡山観光をしたい気持ちをぐっと抑え、電車に乗り換えて、次は宇野駅(岡山県)へ。
ここから宇野港まで歩き、フェリーに乗ると、直島へ着くのだが、宇野にもアート作品があるそうなので、ちょっと寄り道をした。

①宇野のチヌ(淀川テクニック)

カラフルでよく目立つこの作品は、漂流物で製作されたそう。近づいて見ると、傘やサンダルなど色々なものからできていることがわかった。

②宇野のコチヌ(淀川テクニック)

チヌのお隣にいるコチヌ。こちらはすべり台として遊ぶこともできる。小さい子どもが楽しそうにすべっていた。私もすべりたかった。

③本州から見た四国(アイシャ・エルクメン)

空を、四国の形に切り取ることができるオブジェ。これから四国へ向かう気持ちが高まる。


宇野には、まだまだアート作品があるが、時間が来たので残念ながら寄り道はここまで。
それでは、宇野港からフェリーに乗って、直島(香川県)へ出発。


宮ノ浦エリア


フェリーに揺られること15分。
ついに、直島に到着した。
「瀬戸内国際芸術祭」の会期中ということで、大勢の方が出迎えてくださった。嬉しい。観光キャラクターの「すなおくん」にも会えた。ボランティアスタッフの方がたくさんいらっしゃったので、方向音痴の私でも安心だなあと思った。

それでは、宮ノ浦エリアのアート作品をぶらぶら巡っていく。

①赤かぼちゃ(草間彌生)

直島といえばこれ。中に入ることもできる。青い空と海に、赤いかぼちゃがよく映えていた。

②直島パヴィリオン(藤本壮介)

直島諸島の28番目の島、というコンセプトで作られたそう。こちらも中に入ることができる。

③直島銭湯「I♡湯」(大竹伸郎)

実際に入浴できる美術施設。外壁もかわいいけど、内装はもっとかわいいらしいので、次は見学か入浴ができる時間に、遊びに来たいなあ。



地中美術館


アートを巡り終えると、次はバスに乗って、お目当ての地中美術館へ向かった。

地中美術館は、モネの「睡蓮」を見せるために、作られた美術館だという。

高校生の頃に、図書室でモネの画集に出会って以来、すっかりモネの虜となってしまった私。
どんな作品が、どんな空間で、どんな風に鑑賞できるのか、期待に胸が膨らむ。

バスはチケットセンターで停車。
そこでチケットを発券してから、地中美術館まで歩いて向かう。その道中、モネの「睡蓮」を思わせる池があった。

美術館に入る前から、モネの世界が広がっていて、モネ好きの私にはたまらない。

ついに、地中美術館へ到着。

モネの絵画が展示されている空間へは、
靴を脱いで、スリッパに履き替えてから入る。
それは、床一面に、大理石がびっしりと敷き詰められているからだ。
真っ白な床。
真っ白な壁。
降り注ぐ自然光。
その中に、大きなモネの絵画が5点。
いつまでも見ていたいと思える、素敵な空間だった。
自然光を生かしているため、時間や天候、季節によって、作品の見え方が変わるらしい。ぜひまた、モネの絵画に会いに、足を運びたい。

本村エリア


美術館を出た後は、バスに乗り、本村エリアへ向かった。

本村エリアは、建築そのものを作品とするアートもいくつもある。それから、路上アートも見られるそう。

では、本村エリアのアート作品をぶらぶら巡っていく。

①「あ、うん」の「あ」の方 (いしかわかずはる)

いしかわかずはるさんの作品は、本村エリアに8つもあるそう。どれもいい顔をしていた。ただ、全て見つけることができなかったので、少し悔しい。

②JOIN ART! (naoshima695)

ベンチに座って写真を撮ると、ARTにJOINできるスポット。道ゆく人に写真を頼めず、人見知りの自分を恨むけど、これはこれで良い写真。

③The Naoshima Plan「水」

風・水・太陽を全身で感じることができる建築。ここでは、足湯ならぬ足"水"を体験できた。ひんやりして気持ち良かった。風も心地よかった。


おわりに


直島では、たくさんのアートに出会うことができた。アートが島に溶け込んでいて、まさに「アートの島」だった。
自然が豊かで、ゆったりした時間が流れているのもよかった。

また遊びに来たいなあ、直島。

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