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【旅ログ】秋のプロヴァンス観光〜前

大学の秋休みを利用してどこか行きたいな〜と思い立ち、バスで行ける近場のプロヴァンスに決定。とりあえずマルセイユを中心に、ゴッホオタクとしては外せないアルルと、ついでにニースに足を伸ばすことに。その日程3泊4日。日本人の悪いとこ出てる出てる。

スケジュールは以下のように。
1日目:夜マルセイユ着
2日目:午前アルル、午後マルセイユ
3日目:終日ニース
4日目:朝マルセイユ発

今回このプチ旅行を記録するのは、備忘録的なところもあるけどアルルもニースも日本語の情報は載っているけど、限られていたりちょっと古かったりするので、最新情報として少し足しになればな、と思った次第です。マルセイユは特にエキサイティングな情報はないので、今回は割愛します。

1日目はバスで長時間移動して夜にマルセイユに到着。次の日早朝にアルルへ移動。マルセイユからアルルまでは電車で1時間しないくらいで、電車賃は28.1ユーロでした。(今考えたら高くない?)

アルルは本当に小さな静かな町で、行ったタイミングの問題か結構お店が閉まっていて、悪くいえば閑散としていた。至るところで工事していたからオフシーズン的なものもあるのかも?

まず言わせてください。アルルには日曜日に行くな

ゴッホゆかりの地めぐり

町中にあるお散歩コース。黄色がゴッホゆかりの地。

小さい町といった通り、見どころが大体(※重要ポイント)徒歩圏内にあるのがいいところ。好みに応じてお散歩コースが書いてある看板がありがたい。私の主目的はゴッホなので、黄色を目印に6箇所回ってきた。6/10なのでなかなか回れたと思う。

エスパス・ヴァン・ゴッホというゴッホが療養生活を送っていた病院のお庭にも行きたかったんだけど日曜日はやっていないのでご注意を。(日曜日に行くなポイント①)何にせよ、急なお休みとか祝日とかもあるかもしれないので事前に確認していくことをお勧めします。

今回一番行きたかったのがアルルの跳ね橋。小学生の時、学校の壁にかかっていたその絵が子ども心に印象に残っていて、その絵が生まれた場所に行きたい!と意気込んでいるまでは良かった。ええ。

Googleマップで調べたら徒歩15分とかだったから、「その場所だけ離れてるからバスで行ったんさい」という他の方のブログを無視して歩くことに。意気揚々と歩いた先には立派な橋が。え、よもや黄色い家同様跳ね橋も無くなってしまったのか!?(黄色い家は第二次世界大戦中になくなったそう)と焦って調べたら違う橋だったというオチ。しかもその違う橋はそこから徒歩30分だという。さすがにそれは、と思った近場のバスの時刻表を調べると…な、ない!日曜日はバスが走ってない!!!(日曜日に行くなポイント②)
でも自分の小学生時代の懐古としてそれを見るためにアルルに来たと言っても過言ではなかった私にとって諦めるという選択肢はなく、歩きましたよ、ええ。片道45分、往復1時間半。道すがらが楽しければまだしも、何も楽しくない工場地帯をひたすら。

でも足って素晴らしいですね。ひたすら歩いていればいつか着くんだもの。

徒歩1時間半の成果。景色を独り占め。(そりゃそう)

洗濯できるような川縁はなくて、絵画とは様子が変わっていたけどずっと心に残っていた絵の実物には感動したなあ。ゴッホオタクの方はぜひ。

アルルで最先端アートを楽しむ

マルセイユの宿泊先の人にお勧めされたのがLUMA ARLESという施設。アルルの見どころは日本のブログとかで確認していたけどその名前は初耳。それもそのはず、2021年にオープンしたばかりの出来立てほやほやらしい。

アルル駅の近くで、有名建築家のフランク・ゲーリー(こちらも初耳すみません)が手がけた特徴的な建物が目印になるので、わかりやすいと思う。

ゴッホの「星降る夜」、アルピーユ山脈の岩山からインスピレーションを受けたタワーと、アルルの円形闘技場からインスパイアされた足元のロタンダ。

LUMA ARLESはLUMA財団が作ったもの。LUMA財団は2004年にスイスに設立され、環境、人権、教育、文化に関する問題への理解を深めることを目的とした芸術的プロジェクトのプロデュース、支援、資金提供をおこなっている。(LUMA ARLESのオフィシャルサイトから翻訳)

いろんなビルや部屋に分けられたアート作品は映像や写真、オブジェなど多岐にわたっていて、「環境問題への理解を深める」ためか、ジャガイモのアートなんてのもあった。古典的なものとは一味違う楽しみ方ができておもしろかったし、見応えがあった…にも関わらず入場料は驚きの無料! タワーからはアルルの町が一望できます。一部展示だけ人数制限なのか予約が必要だったので、網羅したい場合は要チェックです。

最後に、アルルに行くなら朝市が開催される水曜日か土曜日がおすすめなんじゃないかと思います。(日曜日に行くなポイント③)
そういえば朝市は見られなかったけどマラソンが開催されてた。東京マラソンとか近寄ったことないから知らないんだけど、アルルのマラソンは周回スポット(?)にMCがいて、走者を「いや〜⚫︎⚫︎さん、いいですね〜、速い速い!」なんて景気付けしてた(雰囲気訳)。愉快。

では次回、ニース編!

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