「最果てへ、ようこそ」
ブックマンションで棚を貸して頂いてから、とても月日が経ってしまいましたが…
Books 「最果て」とはどんな本屋で、何を大事にしているのか、少し抽象的な紹介をさせてください。
まず、「安心して、ひとりぼっち(一人きり)になれる居場所」をテーマとして掲げています。
個人的に本屋さんが最高に落ち着けるスポットであること、
昔から人に相談する事が苦手で、悩み事があると本を読んで解決しようとしていたこと、
それらの理由から本屋さんをやってみたいと思うようになり、同じように感じている人たちと分かち合えるものがあったらいいな…と、
上記の文言をテーマに決めました。
また“ひとりぼっちになれる”という所から、人気を感じさせないどこか寂しい響きのある「最果て」、という言葉を屋号にしました。
1人になりたいけど、1人は嫌だな。
人に会いたくないけど、人といたい。
誰とも話したくないけど、聞いてほしい事がある。
そんな矛盾した感情たちを、本は受け止めてくれます。
そして、その感情に対して、どこよりも真摯である本屋でありたい。
そう祈りを込めて「最果て」をopenさせました。
複雑で混沌とした感情を癒せるような本を、200字ほどの紹介文とともに、ブックマンションに置いています。
ゆくゆくは実店舗を持つ事や、ポップアップもやりたいなと考えていますが、
今はブックマンションに腰を据えて、選書の実験をしているところです。
いつか、あなたと会えたら嬉しい。
あなたの言葉にならない言葉を聞かせてほしい。
Books「最果て」でお待ちしています。
【追記】
これは、後付けなのですが…
「最果て」って、果てを越えた先にあるなとある時、ふと思いました。(文字通りですが…)
ある人の知識や思考の限界をひとつの「果て」とするなら、
「最果て」はその限界の先にあるもの。
ならば価値観を改めたり、新しい考え方を獲得できる本を意識的に置くべきじゃないかな、と。
その事でご自身にとって、異なる選択や行動につながる緩やかな「問い」をお届けできたらと思います。
是非そうした一面もお楽しみください。
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