『ピンクロイヤル』はあっちで読みたくなるよね?って話
以前にマンガ新聞さんにて掲載させて頂いた記事です。
誰でも一度や二度はあると思うんですけど、“戦隊ヒーロー”に憧れることってあると思いますし、ちょっと年齢が上がってマセて来ると、出演者に恋しちゃうなんてこともマンガ新聞を読まれてるみなさんにも経験があったりするんじゃないでしょうか?
今回オススメする作品はそんな“戦隊ヒーロー”しかも“ ピンク”があんなことやこんなことをされたりしてしまう衝撃の一作です。それがこちら
『ピンクロイヤル』
ね?衝撃でしょ?え?なんか思ってたんと違う?
まぁまぁそれはそれでまた別の機会にしましょう。
本作は“正義の味方”である戦隊ヒーローピンクが謎の悪の組織と戦います。が、基本的には主人公側たち、正義の味方側が虐殺されます。縦に横に真っ二つにされたり黒焦げにされたり踏み潰されたりまぁなかなかの残酷な描写が多いです?
物語はある日異変に巻き込まれた主人公や同じく異変に巻き込まれた女性達。彼女たちにはかつて世界を救った物語の戦士の力がなぜか備わっています。
本作の主人公でもある『名前』はどこにでも居るような普通の女子校生。歳が少し離れた弟はまだまだ戦隊ヒーローに夢中みたいだけれども、自身はもうとっくの昔に卒業をしていました。
しかしある日前述の通り異変に巻き込まれた彼女の身に降り掛かったのは謎の悪の手でした。辺りにいた同じような境遇の女性達にも容赦なく迫る魔の手、泣き叫んでいるうちに次々と虐殺をされていく周りの人達。しかし主人公はある変化に気づきます、自身の腕に巻きついているアイテムーそれはかつて自身が夢中になったヒーローの変身アイテムです。
まさかと思いながらも、変身ポーズを取るとなんと!
あの頃見ていたヒーローに変身を果たしました。
この辺りは実際の特撮ヒーローにもありがちな展開で結構燃えます。しかし変身はして戦闘員程度の相手には立ち回れるようにはなりましたが相手が“怪人”クラスになるとやはり一人では歯が立ちません。そんな絶対絶命な危機を救ったのはまた別の戦隊ピンクでした。
彼女は主人公よりも早くこの世界に迷い込んだようで、華麗な身のこなしを見せますがやはり怪人は強く苦戦してしまいます。そんな中立ち上がった主人公はひとつ気づきます。照れたり、泣きながら変身をしていてはヒーローの力をフルに出し切ることが出来ないのではないか?
あの時憧れてみていたように堂々と強い気持ちを持つことでヒーローに備わった力が出るのではないかと。
そして改めて小さな頃何度も何度も繰り返してきた変身ポーズを取り再度変身をした主人公の加勢もありなんとか怪人を撃破することが出来ました。
そんな彼女達の前に現れたのは…
本作は4月に第一巻が発売されたばかりの衝撃の問題作です。
ご紹介した部分は冒頭から中盤にかけての展開ですが
そもそもなぜ主人公や女性達は巻き込まれたのか、そして彼女達がいる世界はどこなのか?
さらに彼女達に味方する謎の存在は?そして彼女達の力の源はなんなのか?
様々な謎を残しながらこの異様な世界に飲み込まれてしまっていました。皆様もこの全く新しいヒーロー譚をご覧になってはいかがでしょうか?
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