オセロに3色目【散文現代詩】
オセロに3色目が加入します。どのような色でしょうか。
カピバラ色、アイアイ色、ニューウェーブ色、カルーアミルク色らが名乗り出ます。もちろん21世紀枠としてワオワオキツネザル色が参加します。
5番、比較的大きめの翼竜肺魚は、3ランホームランホームランホームランを放ち、ヒッタイトが鉄を発明したことに似たようなムードに至ります。ワオワオキツネザル色は動きに動き、やがてピタリと止まります。そういうような、動かない動きで、時間を停めにかかります。
カピバラ色は草原で昼寝をしていましたが、かなり寝過ぎたため、3世紀ほど周回遅れになりました。その間成層圏は多層化し、全く新しいのに古めかしい時間が到来します。
時間のよじれに巻き込まれる元季節に手を差し伸べるクマゼミは、可能性のフォルダ内で凍結させられたzipファイルと同一ですよ。そうオボロヒカリゼミは長波長で語ります。位相のズレを愉しむパンパースとオコジョ。
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