#9.vs日ハム(OP戦)の結果と個人成績

春季キャンプはいよいよ最終クール。今日からの3連戦を終えるとチームは帰京します。今日は日本ハムとのOP戦でした。

試合前の見所

巨人の先発は先発復帰を希望する若手左腕の田口。ここまで対外試合で上々の結果を残しています。対する日本ハムは開幕投手が内定している有原。

巨人は坂本、亀井、パーラ、丸など一部のメンバーを那覇に残して試合に臨みます。つまり、若手中心に開幕一軍の振い落しをかけた試合という位置付けです。

日本ハムはほぼベストメンバーですが大田が欠場。ライトには26歳の松本剛がスタメン出場です。また、昨年まで巨人でプレーしたビヤヌエバと宇佐美もスタメンです。

試合結果

巨人が11安打で6-2で勝利。先発の田口が4回/被安打2/奪三振3と先発ローテを手繰り寄せる好投。リリーフ陣も、大竹、中川など安定したピッチングで終盤は地力の差が出ました。

日本ハムは先発の有原が2回パーフェクトと抜群の滑り出しも、2番手のドラフト1位ルーキー河野はじめ4投手で6回を被安打11と打ち込まれた。

個人成績と考察

個人成績では吉川尚が5打数2安打1打点。モタが4打数3安打1本塁打2打点。中島が3打数2安打1打点。代打で途中出場の湯浅が1打数1安打1本塁打2打点、という結果でした。

結果が出なかったのは、2番センターでスタメン出場の陽岱鋼。5打数0安打1三振。ファーストでスタメン出場の大城も3打数0安打。

ここまでの対外試合の個人成績を元にファーストセカンドレフトキャッチャーのレギュラー争いを考察します。

まずはファースト争いから。

ファーストは大城、中島が主に争っており、モタ、亀井、陽を加えた5名が現在の候補です。

名前:打率/出塁率(打数-安打数)

大城:.125/.125(16-2)1得点

中島:.444/.545(9-4)2本塁打 / 3打点 / 4得点

モタ:.350/.350(20-7)1本塁打 / 4打点 / 2得点

亀井:.500/.500(4-2)1得点

陽:.133/.188(15-2)1打点

中島もしくはモタがリードしているかなという印象です。大城と陽はかなり厳しい状態かなと思います。


次はセカンド争い

吉川尚:.500/.533(14-7)2打点 / 1得点

山本:.250/.333(12-3)1打点 / 2得点

増田大:.250/.250(8-2)3得点

若林:.100/.167(10-1)2打点 / 1得点 / 1盗塁

湯浅:.333/.500(3-1)1打点 / 1得点

総合的には吉川尚が圧倒的な結果を出していますね。山本と増田が次点で食らいついている感じでしょうか。出場機会が一番少ない湯浅ですが今日本塁打を打ちましたしまだ分かりません。若林はここまで10-1とバッティングで成果を残せていません。


次はレフト争い

モタ:.350/.350(20-7)1本塁打 / 4打点 / 2得点

亀井:.500/.500(4-2)1得点

陽:.133/.188(15-2)1打点

増田大:.250/.250(8-2)3得点

若林:.100/.167(10-1)2打点 / 1得点 / 1盗塁

こちらでもモタと亀井がいい数字を残しているように見えます。亀井は年齢的にも外野守備でフル出場は厳しいでしょうし、モタをレフトで使いつつも、中島と亀井の両ベテランを左右で併用するというのは現実的な起用法かもしれません。ここでも陽と若林は厳しいか。


最後にキャッチャー争い。

小林:.333/.500(3-1)1本塁打 / 1打点 / 1得点

岸田:.300/.364(10-3)1得点

炭谷:.000/.167(5-0)

大城:.125/.125(16-2)1得点

春男の小林は例年春先から5月くらいまでは絶好調なんですよね...笑

大城も記載しましたが、キャッチャーでの出場はあまりありません。昨年はメルセデスの専属捕手的な起用でしたが、メルセデスが左肘の違和感でファームスタートが濃厚なこともありファーストに専念かなと思います。

ここまでキャンプでもっとも多くマスクを被っているのが3年目の岸田。昨年はパスボールが決勝点になり負けるなど悔しい経験もありました。

炭谷の具合が少し心配ですが、岸田も一軍に残る可能性は十分高いのではないかと思います。

最後に

明日は楽天戦です。菅野が登板予定ですがどんな仕上がりになるか楽しみです。

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