見出し画像

terror404 実写×CGのMV裏側

サブスクリプションサービスなどで、
音楽レーベルが記載されるところに
terror404の名前を見かけた人もいるかもしれない。
彼らが何者なのかについて語っておこうと思う。

彼らは、いわばGialloのバディだ。
契約を交わしているわけでも、
使役しているわけでもない。
共闘関係にあると個人的には考えている。
担当は音源の調整や(not音楽そのもの)や映像まわり。プロというわけではないらしく、野生のクリエイターとのことだ。

世田谷で1番お金を持っていない怪人達である私たちが一体どうやってCGと実写を掛け合わせたMVなんて予算がかかりそうなものを制作することができたのか、悪いことでもしてんじゃねーかと疑問に感じていた人もいるだろう。

その答えは、
terror404(テラーヨンマルヨン)と名乗る悪のクリエイター集団(怪人が言うと設定っぽくていいすね)がいたからだ。
ライブの手伝いをしてくれることもある。
これを読んでくれている人の中には、その目で彼らを見たことがある人もいるかもしれない。

人間は、
クオリティではなく信用によって仕事を得る。
いくら良いものを作ろうとも、それだけでは仕事を得ることは難しい場合が多い。
実績を残していたり、名前が通った会社に所属したり、信用を得ることができれば、仕事を得られる機会は増える。
飲食レビューサイトで星0のお店より、
少しでもレビューがついているお店の方が入りやすいことと似た理由/動機なのかもしれない。

失敗は怖い、恥ずかしい。
失敗は許されない。
失敗していられる余裕はない。
人間は失敗が大嫌いだ。

私たちは、そんな人間の理からは逸脱している。
怪人だからな。
Gialloは、クオリティと心意気が最優先だ。
クオリティには人格が宿るし、
心意気があれば必ず成長すると考えている。
Giallo自身、まだまだ成長過程、
3年後には体重が4倍にまで膨れ上がる計算でいる。
一緒になって成長中のterror404の
「やりたい!」気持ちを信用して、
私たちは背中を預けている。

そういう姿勢でいるためか、
クリエイターさんから連絡をもらうことがある。
怪人からインスピレーションを得た作品を発表してもよいか、コラボをしないかと様々。
全てを受け入れることはタイミングによっては難しいが、基本的に怪人たちはハ○ーキティ御大の姿勢を見習い、誰とでも一緒にやるつもりでいる。
興味がある方は是非DMをいただきたい。

話をterror404に戻す。
彼らの内1人の夢は、場所を作ることだ。
あらゆるクリエイティブがそこで完結させられる工場のような場所を都心に構えたいそうだ。
高尚なことをやりたいわけではなく、
そこで出来上がる未来の面白いものを自分が享受したいと、常に2枚持ち歩いてるハンカチで額の汗を拭きながら2リットルのゼロコーラを両脇に抱えて語っていた。
いつか奴らは巨大ロボットを作ると私は推測している。
その暁には、
一人一台は巨大ロボットを持つ日が来るかもしれない。

---面接にて---
「最後にご質問は?」
(面接官、機嫌が悪い感じで)

「御社では巨大ロボット通勤をされている方は何割程度いますか?」
(入社希望者、表面上のやる気は出しているが靴が汚い)

「HPに記載しておりますので、そちらをご覧ください。」

---登校中---
「いっけな〜い!遅刻遅刻ぅ!」
(巨大ロボットに搭乗する女学生、食パンを咥えながら)

ドンっ!
(交差点で巨大ロボットに搭乗する男子学生とぶつかる)

「いってぇな!危ないだろ!…って、あれ?声が…?」

ビーっ!と警告音鳴らし→搭乗者 パージ
(巨大ロボットが認証未登録であると生体認証を弾く)

会話なし、男女の目が合う。

「あたしがアンタで、アンタがあたし…!?」
(女学生、咥えていた食パンを口から落とす)

こんな感じの注文で
terror404は、
私のアイデアを具現化してくれる。

実のところ、
Gialloはあらたな制作に入っている。
また彼らの力を借りることになると思う。
次は一体どんなものを作るのか。

全部丸っと、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?