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同人字書きが絵文混交のアンソロを出した話

令和2年。2020年である。

大大大好きなゲーム『セブンスドラゴン2020』の舞台になった年じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!やったーーーーー!!!!!!!!!

今年、“ゲームの世界に現実が追いついた”ことが嬉しすぎて二次創作アンソロジーを出した。
初めて同人誌を出したのは前年2019年、オフ活動ペーペー人間にどこまでできるかな? と思っていたけれど、色々な方のご協力を得て無事なんとかなった。

2021年12月追記:完売しました。ありがとうございました!!!

ここには次に続く人の役に立つかもしれない覚え書きを残しておこうと思う。皆、アンソロ出そうな!!!!

※この記事は以下のような筆者が書いている。
・デジタル字書き/アナログ絵描き(画像編集ソフトは補正と文字入れに使う程度で、アンソロ入稿してから特に関連性なくiPadを買った)
・2011年からサイト持ち、2019年からオフライン活動を始めた
・フォロワー80超
・いわゆる寄稿経験はほぼなし、初めてのアンソロ執筆が主催
(※アンソロ主催をやりながら、並行で別のアンソロに2本寄稿させていただきました。ありがとうございました)

ちなみに上述の原作ゲームは“外見×職業×ボイスを自由に組み合わせて選べるタイプのキャラメイクRPG”で、アンソロのテーマはその中の職業“ハッカー”。PSVitaでも遊べるので買ってください。公式サイトは残念ながらAdobe Flash Playerサポート終了に伴う閉鎖が決まっているので年内に何とぞご一読を(それ今言う??)。

2021年1月追記:公式サイトは無事(なにも無事ではない)その役目を終えて眠りにつきました。ありがとう公式サイト。

なおこのnoteには主催作業をやりながらどのくらい別ジャンルで遊んでいたかも素直にメモしている。要点(何が役に立ったか)だけ知りたい人は別記事のリンク集をどうぞ↓

【重要】これは経験豊富な人のノウハウまとめではなく、ビギナーの経験談を書き留めたものである、ということを念頭に置いて読んでください。

1月:下調べと準備

前々からやりたいと思っていたアンソロジーについて、2020年は記念年だしやっちゃうか? などとTwitterで呟いていたところリアクションがちょこちょこあり、時間はともかく資金と思い切りがある今やるしかない! という決意を固める。

何が必要かを確認するため、とりあえず情報収集から始める。「アンソロジー 主催」で検索するとか。主に参考にしたのはこの辺り。

また、主催としての活動をスタートしてからリリースされた以下の記事もとても役に立ったので紹介。個人的にはむしろこの2つを最初に読んでおくと後がスムーズかなと感じた。

下の記事は、私と同時期にアンソロを作っていた同ジャンルの方の備忘録。

忘れないうちにgoogleアカウントとTwitterアカウントを取る。Twitter広報は個人アカウントでもできると思うけど、“個人として語りたい、フォロワーに見て欲しい呟き”と“主催として告知したい内容”が混ざって流れてしまうのが私は嫌だったので分けた。

流れていかない告知の場も必要だと思ったので、告知サイトを作ろうと思った。htmlの知識がtransitionで止まってしまっている(化石……)ため危機感がすごくて、得意なフォロワーさんに有償でお願いするべきか迷っていた。
そんな時期にちょうどTLで見かけたPC/スマホ両対応のテンプレート配布サイトさんで見かけたデモHPに運命を感じたので、どうにか自力で頑張れそうだとお借りすることに。最終的に個人サイトも全部換装した。配布元はこちら。

1月に完了したこと:決意、事前調査、アカウント確保

1月に手をつけたこと:サイト構築

2月:告知と根回しと告知

「準備中」のトップページのみ完成した告知サイトを引っさげてアピール開始。2月下旬開催のHARUコミに参加予定だったので、本格的&オープンな動きはそれ以降と決めた。

まず印刷所を選ぶ。手持ちの各種アンソロを全部見て、グレーがきれいに出ていた点とテンプレートが揃っていた(画像原稿の知識が不十分なので形式を統一して安心したかった)点から緑陽社さんに決定。原稿チェックが丁寧という話も聞いていたので、そこもかなり重視した。

入稿形式はpsdとpdfがメインになる。psdについては絶対たくさん作業すると思ったのでPhotoshop CCを1年分サブスクで買った(Elementsは持っていたけどCMYK非対応)。pdfについては一太郎ユーザーなので問題なし。

続いてサイトの完成に向けて作業。必要そうな情報をまとめた募集要項や、参加者一覧ページのベースを作る。要項の内容は赤ブーさんの「Only Plaza」で色々なアンソロの告知HPを巡って参考にした。完成したのが以下のサイト。私のは比較的詳しく書いてある方だと思う。

並行で、執筆者の確保に動き出す。100%公募形式でもよかったのだけど、全く集まらないとかだと泣いてしまうので(実際、公募から声をかけてくださった方は最終的に全体の2割ぐらいだった)。
基本的にはクローズドな場でやりとりするため、DMで概要をお送りしてOKなら連絡用のメールアドレスを教えていただく、という流れで声をかける。ご快諾くださった方もいたし、諸事情でNGの方もいた。一喜一憂している場合ではないが一喜一憂してしまう。

同時期に発行日を確定させた。10月のSPARKか年末の冬コミが候補だったのだけど、執筆者献本を確実に2020年に届けたかったのでSPARKに決定。結果的には冬コミがなくなってしまったこともあり正解だったと思う。
ここで発行までのスケジュールがほぼ確定。6月末までを執筆者募集期間とし、7月中に各自のページ数を確定、8月中旬が原稿締切になった。

この辺りから世界情勢が怪しくなる。HARUに行くのは断念。しょんぼりしながら通販準備をし、サイトのhtmlを整え、告知用イラストを描いた。許せね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。結局2020年の予定全部狂いました。東京行きたかったねほんと…………………………。

告知サイトは予定通り公開した。表紙の制作依頼も引き受けていただき小躍りする。執筆者の方々にはサイト掲載用のプロフィールなどを送っていただき、誤字がないかスクショを確認してもらう、という地味な作業をこなす。
お名前や作業環境などはExcelに入力して管理することに。正式な依頼として送ったメールの返信に書いていただいた内容をコピペしたが、この時点でgoogleフォームを使っておけば楽だったなあと思う。反省。

2月に完了したこと:初動告知、発行日決定、執筆依頼、サイトの大枠を制作し公開、表紙担当決定

2月に手をつけたこと:広報、表紙デザイン打ち合わせ

3月:各種パーツの打ち合わせと派生企画の話

自ジャンルは3月5日が周年記念日なので、執筆者一覧ページを5日に公開した。RTしてもらったり豪華だ~とリアクションいただいたりして、そうでしょうこのアンソロすごい(予定)でしょう!とテンションが上がる(自分がすごいわけじゃないけど……)。

サイト構築がほぼ完了したので本題の原稿作業に入る。アンソロに必要なパーツはだいたい以下の通り。

表紙
タイトルロゴ
口絵(※参加者次第)

目次
(ジャンルの都合上)キャラ紹介ページ
本文原稿
あとがき
奥付
調整用ページ
ノベルティ用画像

本文以外で作るもの、案外多くないか?ということにここで気づく。

この中で、本文原稿(と口絵)は執筆者各位に作っていただく。つまり逆に言うとそれ以外は主催の側で準備しないといけない。キャラ紹介ページのデザインや構成はそれぞれにお任せ(本文原稿に含める)という選択肢もあったが、統一感が欲しかったのでフォーマットが必要だと判断した。

しかし考えてみると、今の実力でおしゃれかつカッコいい事務ページを1から作るのはほぼ無理筋では? という疑問が浮かぶ。

じゃあ自分ができないことはできる人にお願いしてクオリティを上げよう! お金は出せる!!

念のために言っておきますが、本記事のすべてにおいて字書きだからということを言い訳にするつもりはありません。筆者はイラストだって描くし、デザインにも興味がある。ただ、“どうしても2020年に出したい同人誌”に、“自分の学習が間に合わなかった”から、欲しいクオリティのためにその分の時間と技術を買った。表紙とノベルティは「この人の絵柄で欲しい」と思ったから依頼したまで。
“字書きだから表紙はイラスト描ける人にお願いしなければならない”なんてことは一切ないので、この辺りの判断は主催によって異なると思う(ぱっと見そうとわからないデザインで、カバーかけなくても大丈夫ではと思えるようなおしゃれ表紙アンソロもありますし)。個人的には、一世一代のアンソロ企画の質を向上させる元手を惜しむつもりはなかったです。

あとがき用のテンプレートは独力でできそうなので自作。扉・目次・奥付については一旦保留して、キャラ紹介ページのデザインを誰にお願いするかを考える。執筆を引き受けてくださった方々の中にはベテランの原稿戦士もいらっしゃり、「お手伝いできることがあれば言ってくださいね」と優しすぎるお声がけもいただいていた。とはいえページデザインだけであれば、執筆者、ひいては同ジャンル者でなくても作ることはできる。ので、これまでに出した個人誌で表紙デザインをお願いした方に決めた。
※デザイナーさん→私→執筆者各位という経路でデータを渡すことになるので、再配布にあたらないかという点は確認した上で依頼しています。お願いしたのはこちら。

そんなこんなで、3月時点での状況は以下の通り。
(★→依頼済、☆→作業着手、□→未着手)

★表紙
☆タイトルロゴ
口絵(※参加者次第)
□扉
□目次
★(ジャンルの都合上)キャラ紹介ページ
本文原稿
☆あとがき
□奥付
□調整用ページ
□ノベルティ用画像

文字を置いて動かすだけなら自分でもなんとかなりそうだなと思ったので、タイトルロゴは自力で作ることに。フォロワーさんの助言やデザイナーさんの相談サービスを受けて色々調整し、どうにか完成。こちらにお世話になりました。

そして打ち合わせをする中で、なんと派生企画が立ち上がった。※以後関連の話題については連動企画(本)と記述。

表紙に関しては、職縛り(=外見不問)アンソロのため、ゲーム内で選べる外見すべてがイラストに入っているのが望ましい……ということで、各PCを一人ずつ入れてください、というオーダーと、漠然としたラフ画をお渡しした。ゲーム内立ち絵のプレーンなイメージでもよかったのだけど、せっかくキャラメイクジャンルだし非公式だしキャラ付けしてもええやろ! ということで、ダイスを振ってランダムにボイスを決め、軽く設定を作っていただくことになる。文字で書くと簡単そうに見えるが14人分なので実は尋常ならざる作業を引き受けていただいていることは忘れてはならない。

この段階で送られてきたラフ画と設定メモがあまりに素敵すぎたので、「お名前とか設定とか増えたら教えてくださいね! 三次創作しますね!」などと迫ったら私の三次創作を薄い本として出しちゃいましょうかという話になったのである。言ってみるもんだ。鉄は熱いうちに打てということで、追加でいただいた設定画をもとにSSをせっせとしたためた。よその子お借りするのは楽しいな~~~~~~~~~!!!!!!! これがキャラメイクジャンルの醍醐味の一つですね。楽しすぎて企画本のテキスト原稿は概ね4月には終わっていたように記憶している。

ちなみにアンソロ本文に関係する内容の連絡は原則メールで行っていたので、表紙の打ち合わせはTwitterDMを使っていた。連動企画の話まで混ざるとややこしいため、こちらの相談はLINEオープンチャットへ移動。LINEの機能をそのまま使えてHNのやりとりが可能ということで、オタクの打ち合わせにオープンチャット、大いにありだと思います

3月に完了したこと:タイトルロゴ制作、イベント申し込み

3月に手をつけたこと:キャラ紹介ページ制作打ち合わせ、あとがきフォーマット制作、連動企画本の執筆

上旬に始まり下旬に終わった艦これイベントは可もなく不可もなくという結果で終了。完走はしたものの、作業しながらは厳しいな……という感触があり、小規模でこれだと夏とかちょっと危なくないか? という不安感がうっすらと漂う(フラグ)

4月:フォーマット展開

ご時世にメンタルをやられながらも、あとがき用の枠を作ったり連動企画用の事務ページを作ったりしていた。キャラ紹介ページもつつがなく納品された(めちゃくちゃかっこいい!)ので、こちらも併せてメールでデータを展開。

本当は月末に友人と原稿合宿をする予定だったのだけど、緊急事態宣言により敢えなく断念。Discord通話でエア合宿した。後述の別ジャンル寄稿はこの時にだいたい仕上がったので一安心。

4月に完了したこと:キャラ紹介ページ・あとがきフォーマット制作と展開

4月に手をつけたこと:別ジャンル寄稿(下記)

この時期はHARUまで封印していたポケモン剣盾をクリアし、沼の深さと広さにおののいていた。こんなにヤバいゲームだったっけ……? 同人的にハマってる人の母数が(対往年比)めちゃくちゃ増えていてびびった。久しぶりにドッと萌えが来た感がありワンライでこっそり発散などする。そしてちょうどTLに流れてきたアンソロの募集要項を見てネタが降ってきたため思い切って混ぜていただいた。こちらは11月に無事発行。完売おめでとうございました!

5月:(中だるみ期)

日記代わりの手帳に「モチベーションが上がらん」というメモばかりが残っている一月。マジで原稿も作業もほぼほぼ進んでいない。ひどすぎる。

何か一つでも……と思って、予備ページ用の誰でも参加できるアンケートを公開した。8月末まで公開していたが、執筆者18人に対して回答数16件と少し控えめな結果に。記述式の設問が多かったので、もう少し選択式を増やした方がハードル下げられたかなという印象。

5月に完了したこと:アンケート公開

5月に手をつけたこと:なし

なお5月は主に10数年ぶりにポケモンのガチ育成などをしていた(孵化やレベル上げなど単純作業で気を紛らわせていたと言ってもいい)。対人構築自体初めてだった上、メンバーが揃った途端に夢特性御三家の解禁やDLC開放で環境が急変し驚くほど勝てなくなった(そもそもあまり勝てていなかった)ので爆速で離脱する羽目になる。早々に諦めがついたので結果的にはよし。そのうち再開したい。

6月:見積出しと表紙の告知

5月末、グレースケールとモノクロ二階調についてさっぱりわからない箇所があったので印刷所さんに問い合わせてみたところ、たいへんわかりやすい回答をいただいたので執筆者へ展開する。本格的に作業が始まる時期より前でよかった。この経験以降、自信がない場合はすぐに訊くのがよい、という姿勢で動くようになった。問い合わせ大事。あと発注する印刷所のHPを熟読するのも大事。

6月上旬、4月から低迷状態だった主催業になんと! 「表紙出せるところまで進みました」の光明が差す。Skypeの画面共有でほぼ完成状態のイラスト原稿を見せていただき変な悲鳴が出た。すごい!!
最終的な調整は総ページ数と背幅が決まってからになるため、ひとまず告知用の文字なしデータを受け取って謝礼と長い感想をお送りする。どうしてもこの方にお願いしたい! と思って依頼したので、期待以上の素晴らしい一枚をいただけて本当に嬉しかった。

※これはジャンル内の人間関係や金銭感覚にもよるので個人的な話として読んでもらいたい段落なのだけど、私は「お礼に献本をします(=実質無償で執筆してください)、という条件で依頼したのは本文原稿(本編・キャラ紹介・あとがきコメント)のみ」というスタンスだったので、それ以外のパーツ(表紙やノベルティ)で追加の作業をお願いする場合は必ずお礼をお渡しした。本当に作業量に見合う分の額面を考えるとたぶん倍以上必要だと思う。薄謝でも快く引き受けてくださった皆様、ありがとうございました。
キャラ紹介ページなどの箇所は普段からページ制作を有償で請け負っておられる方に依頼しているので、料金テーブルは相手方準拠。いつもお世話になっております。

表紙デザインががっちり確定したし装丁も決めてしまおう、という流れになり打ち合わせが進む。タイトルに箔押しかニス加工かなという二択まで絞ったところで、ロゴの面積が結構大きいことに気づいた(箔押しの加工価格は面積依存)。印刷所さんの値段表に入ってない! だったら見積だ! ということでフォームから問い合わせを出してみる。
私の場合はすでに表紙原稿をいただいていたこともあり、画像を添付して「この箇所(○○cm2)に箔押ししたいが可能か、また××箔であれば値段はどれくらいになるか(位置合わせ的にズレの少ない高精細箔の方がいいか?)、駄目そうならニス加工を考えている」という感じのメールになった。すると、「箔押し問題なく可能です、××だとこれぐらい、高精細にしたければ以下の価格です」という返答と共に、「透明ホログラム箔であれば通常箔でも位置ズレがあまり目立ちません」という文面が届いた。ここで筆者、「透明ホログラム箔って何!?」という状況に。
実は該当の箔は8月までの期間限定フェアと銘打たれていたオプションで、入稿が9月以降になる当アンソロには関係ないかな……と思ってチェックしていなかったのですね。でも見たらめちゃくちゃおしゃれだしアンソロのイメージに合いそうだし完璧なので使いたくなってきた。その辺を確認した結果、「箔材の在庫があればフェアの期間外でもOK」と回答をいただくことができた。
歴戦の同人戦士ならば常識かもしれないけど、通常メニューにない加工も発注できるケースがある、というのは今後も覚えておきたい。特殊装丁のことは印刷所さんに尋ねてみるのが確実

そんなわけで装丁が決まり、表紙の告知を大々的に行った。すごく印象的な一枚絵に仕上げていただいたおかげでめちゃくちゃRTされて大興奮。翌日に連動企画本の告知も出す。こっちも思った以上の反響があり嬉しかった。

また、執筆者の公募は6月までと決めていたので、月末で募集を終了。本格的な執筆期間が始まった。

6月に完了したこと:表紙公開、連動企画の告知、執筆者募集

6月に手をつけたこと:装丁関係の打ち合わせ

月末から艦これの期間限定イベントが始まる。大規模という事前告知はあったが、2ヶ月にわたる未曾有の大規模イベントとなることをこの時の私はまだ知らない

7月:装丁とページ数を確定させる

原稿締切まであと一ヶ月半! ということで、ページ数申告用のフォームを設置した。作品の内容で掲載順を決めようと思っていたので、ここで大まかな傾向も聞いてしまうことに。また、キャラ紹介とあとがきは(画像編集環境のない方を主な対象として)主催代筆可と銘打っていたため、こちらも希望者を確認。

また、原稿提出用のフォームも設置した。以下のような感じ。

上記フォームの設置と前後して、かなり筆の速い方から原稿が提出される。予想外の展開にびっくりした。でも送付が分散してくれるのは主催的にめちゃくちゃありがたい!! 内容のチェックや誤字確認、感想書きなどなど受け取った原稿をしっかり読み込む作業は時間を要するので、受領日がばらけると他の執筆者さんをお待たせしなくて済むのだ。これは主催業をやって初めて知った発見だった。

皆さんが頑張っているのだから、自分の原稿もしっかり進めないといけないな……ということでモチベーションも上がり着々と作業。1万字強のものを推敲含めてトータル34時間ぐらいで書き上げていたっぽい。執筆速度や分量はもちろん個人差があるけど、これだけの時間をかけて制作した大事な原稿を主催は無償で預かっている、ということには常に自覚的でありたいなと思った

自分の原稿が一段落したところで、後回しにしてきた事務ページ(扉・目次・奥付)をどうしようかな、という問題を再度考えることになった。早めにいただいた原稿を何件かチェックして、当初思っていたより時間がかかるかもということがわかったので、外注できるものは潔く外注に回すのが賢いなという判断に。キャラ紹介ページをお願いしたのと同じ方にオーダーして作ってもらうことにする。
ちょっとカッコいい文面を入れたくて文献を探し回ったものの、定期券の圏内で足を運べる範囲に資料が見つからず断念。完成品はそれを補ってあまりあるくらい素敵なデザインに仕上げていただきました。

連動企画本については夏インテでの発行としていたので、こちらも準備を整えていく。三次創作としてしたためたテキストを元に描いていただいた表紙イラストがこちらも爆発するほど素敵で、長い長い感想を書いたらLINEの画面に収まらなくて笑い、思わずスクショした。ページ番号を数え間違えるなどのうっかりミスがありつつも無事に入稿。

さらに、「作りたいけど絵柄どうしよう」と検討中だったノベルティについても詰めていかなければならない。アンソロのコンセプト的に眼鏡拭き(クリーニングクロス)がいいなというところまでは考えていたのだけれど、自分の画風がアナログ寄りなのでとにかく電脳っぽい雰囲気に合わず、やはりどなたかにお願いするか……という気運が高まってきた。スケジュールが合いそうなら依頼したいなと思っていた方が比較的早い段階で原稿を提出してくださっていたので、お声がけしてイラストを描いていただくことに。

月末にだいたいの執筆者さんから内容の申告が出揃い、仮ではあるがアンソロの総ページ数が150を超えるのではという見込みになる。発注フォームに入力したら推定背幅が1センチになったので興奮した。1センチって10ミリだよ。すごくない? すごい。

7月に完了したこと:ページ数申告フォーム・原稿提出フォームの展開、自分が担当する原稿執筆、連動企画本のデータ確認・入稿

7月に手をつけたこと:ノベルティ打ち合わせ、事務ページ制作打ち合わせ、執筆者の原稿チェック、キャラ紹介・あとがき代行制作

この辺りからFGOの水着イベと艦これの限定海域も並行で処理することになる。FGOは水着鯖に好きなキャラが多かったので、気持ちよくガチャを引き気持ちよくイベントボーナスで殴れば確実に終わるという空気で一安心。艦これは蓋を開けてみたらギミック大盛り7海域9札5隻掘りとかいう意味のわからない長丁場になっていた。大丈夫か?(全然大丈夫じゃない)

8月:原稿をチェックして台割を考える

さて、いよいよ締切月に突入! 少しずつ手元の原稿が増えてきてありがたい限り。時間的に厳しそうという方からも丁寧に事前のご連絡をいただいたので、落ち着いて作業を進めることができた。主催のメンタリティにもよるので一概には言えないけど、報連相は同人でも大切だなと思う。早くなくてもいいから締切より前に一報入れるのが大事。

原稿チェックについては人それぞれのやり方があると思われるが、私の場合は「受領時チェックとしてカラーモード・サイズ・解像度のみ確認」して一両日中に即レス、後日「詳細なコメントを感想と共に返送する」方式。印刷所さんのサイトで紹介されていたAdobeのBridgeというソフトが3点チェックにめちゃくちゃ便利だったので最後まで重宝した。

詳細チェックで確認したのは、誤字脱字と表記揺れ、はみ出しや塗り残しと思われる箇所、ノドで隠れそうな箇所など。提出が集中した時期はだいぶ待っていただいた方もいます……すみませんでした。
漫画やイラスト作品については拡大してあちこち見たり、全ページを行ったり来たりして表記揺れを探した。本編だと統一されている表記がキャラ紹介だけ揺れているとかもあるので、気づける範囲で丁寧に。
小説作品はひとまず一太郎の自作テンプレートに流し込んで自動校正ツールと表記揺れ抽出ツールを通す(便利!)。さらに全ページ印刷し、気になる箇所に赤ペンやマーカーを引いて確認事項をメモした。小説校正の手法については、(今回は都合により依頼を見送ったのだけど)以前お世話になったオタペンせんせいの方式を参考に見よう見まねで。

あとは全力で感想を書く! 気に入ったポイントや感動したところを書き連ねたらだいたい1000~1500字くらいになった。執筆者の方々が気持ちを込めて制作してくださった原稿はどれも本当に素敵で、どんな風に表現すれば自分の感動が伝わるのか悩みつつ感想をしたためるのはとても楽しかった。
主催の業務は原稿を集めたり管理したりすることに加えて、最初の読者という役割を担うこともあると思う。自分が執筆者だったら感想もらえるのは絶対嬉しいなと感じたので思うまま書いて送ったけれど、おおむね好意的に受け取っていただけてほっとした。今回の企画でおそらく25000字くらい感想をしたためたのでだいぶ力がついた感があるが、もっとうまく書けるようになりたい。

提出原稿の受領・管理については反省点がある。各自の作業をよりスムーズにするために、「募集要項通りのカラーモードで提出できるか」という件について、事前にもっと念入りに確認しておくべきだったということ。SAIなどRGB形式でしか保存できないソフトの場合、“受け取った主催がカラーモードを変更し、確認した上で入稿する”か、“RGBのまま入稿し、処理は印刷所に任せる”かの二択になる。この辺りはもう少し、あらかじめ詰めておけばよかったかなと思った。というか何より届いたデータを見て「おおんRGBや~~」とテンパりながらメールを打つ時間が削減できるので……。

そんな中で色々な都合がつかず、夏インテは欠席。悔しかったけど仕方ない。自宅に送ってもらった連動企画本の出来映えにニヤニヤしながら献本をお送りし、通販対応をした。あらかじめ採っていたアンケートの結果を参考に、連動企画本は少なめに刷っていたのだけど、なんと9月を待たずに完売! 10月の増刷が確定になり嬉しすぎて小躍りする。

下旬にすべての提出原稿が揃ったところで、台割を確定する。
キャラ紹介がある都合上、ページ管理は比較的簡単だったと思う。右ページに紹介を配置→左ページから本編→左ページで終わった場合は予備ページなし/右ページで終わった場合は予備ページを入れる、という感じで統一したので、実質掲載順と予備ページの枚数だけ考えればよかった。めっちゃ気持ちが楽。
台割に伴って背幅が決まるので表紙を担当してくださっている方に連絡し、印刷所を予約する。辞退や調整などで増減を経て結局本文はジャスト150ページ、ぎりぎり背幅1センチに届くぞ! と小躍り。Excelで目次を作り、こちらはデザイナーさんにお送りした。

お預かりした原稿にはノンブルを入れ、サンプル画像を生成する。下記のPhotoshop用ノンブル自動配置スクリプトがとても便利で使い方も簡単なので助かった。これを発見したのが、自分でもアンソロ主催できるかも、と思い始めたきっかけでもあったので、本当に感謝しています。

予備ページにはアンケート結果を割り振り、あとがきカットを順番に配置して巻末ページを作っていたら8月が終わった。有給を取りつつだったけれど、本当に忙しい一ヶ月だった。

8月に完了したこと:ノベルティ原稿制作、事務ページ打ち合わせ、台割・目次確定

8月に手をつけたこと:予備ページ制作、サンプル作成

ちなみに艦これのイベントは下旬ぎりぎりに処している。突破できなかったら難易度を下げようと決めていたデッドライン日に無事クリア。
ついでに、キャラロストがなくて札の配分考えなくてよくて無心で遊べる明るいゲームが欲しい……という誘惑に負け、SideMを始める。主催おめー何やってんの? でも気分転換になり非常に助かった。
8月なんやかんやでめちゃくちゃゲームしてるな……。

9月:入稿に伴う胃痛の話

事務ページ・予備ページを含めた全原稿が完成し最終チェックに入る。ノンブルを入れた原稿を、画像はpng/テキストはpdf形式でドライブに上げ、各執筆者の方に確認をお願いした。入稿日から逆算して差し替え期間が一週間くらい取れたので時間的にはかなり余裕があった印象。

表紙と口絵は締切が早いため、本文に先駆けてデータを送る。早割あるあるだと思うんですが原稿受領メールから印刷所チェックを通るまでの期間が長いので、毎日特に意味もなくマイページを見に行っていた。
カラー原稿から一週間後くらいに白黒原稿を入稿。緑陽社さんではデータを送る際に最終保存ソフトを聞かれるのだけど、ばらけすぎて入力枠が足りないことに気がついた時はだいぶ慌てた(備考欄に付記でOKとのことでした)。

同じ時期にノベルティも入稿完了。こちらはものすごい早さでチェック~納品まで進んでびっくりした。今回は時世を鑑みて配送にしたが、おたクラブさんは店舗受け取りも対応しているそうなので次はお店に行ってみたい。

原稿を入稿してからデータがすべて承認されるまでの一週間程度はめちゃくちゃドキドキしていた。平日の午前中に職場で(印刷所さんからの)不在着信を確認した時は、不備!!!?? 不備確認だよな!!!?? と思い、昼休みに折り返しを入れるまで胃痛が止まらず。
とはいえ印刷所の方々はめちゃくちゃ丁寧で優しく、電話の内容も致命的な不備ではなかった。「ノンブル入ってません」みたいなうっかり不備とかが来ると思って身構えてたのだけど、「目次のこの辺の黒97%ぐらいのところは(黒97%として)うまく出ない可能性がありますがどうされますか」「ロゴが黒~グレーの箇所と重なってますが大丈夫ですか」という、想定以上にきめ細かい確認事項を提示され電話口で盛大にテンパってしまう。そんなところまで!? 個人的には作っていただいたデータを信頼しているので問題ないだろうと思っていたし、「出たなりでかまいません」というお返事で一旦通話終了。
そのあと原稿承認メールが届いていて、修正が必要な不備がなかったとわかる。チェックがものすごく丁寧と聞いていたので逆にビビってしまったが、この段階で執筆者の方に対応をお願いするような事態にならなくて一安心した。

印刷費の額は具体的に語らないけど、その……わりと……がっつりお金をかけています!! ええやろ記念の年やし、という気持ちでそこは思い切ってオフセット印刷にした。ジャンル規模としてはオフセットでやる部数じゃない(アンソロの売値は単純計算した単価からだいぶ勉強してる)とはいえ、アンソロでやらないとたぶん一生経験できないと思ったのも理由の一つ。
イベント日合わせの納品にすると使えるオプションとかもあったのだけど、ぎりぎりまで現地参加できるか決められず、「数日前に自宅納品で予約→イベントに持ち込むか通販に回すかは入稿後に判断」という方式にせざるを得なかった結果コストを削れなかった部分もある。印刷の出来映えは本当に素晴らしかったし、仕上がりには満足してるのでこの話はここまで。

結局、もろもろの条件で東京には行けなさそうだということがわかったので、献本はすべて郵送することになった。原作ゲームの舞台が東京ということもあり、イベント会場で手渡ししたい! 聖地を踏みたい! なんてあれこれ夢を見ていたのだが叶わず……無念。googleフォームで送り先を教えていただき、Excelのcsvシートでダウンロードした内容をクリックポストにそのまま落とし込む。便利! ちなみにクリックポストの発送票をまとめて印刷する時は、事前にポップアップウインドウを許可しておかないと正常に生成できないことを学んだので今後も覚えておきたい。先に言っといてくれ。

9月下旬からアンソロ本文のサンプル公開を開始。夜にツイートして翌朝RTする、というペースで毎日続けた。同じタイミングでアンソロ関係ツイート用ハッシュタグを設定。裏話や感想など、アンソロ読了後に読んで欲しい内容を投げる先として作ったのだけど、これはかなり便利だった。サンプル告知では執筆者と画像のみをツイートして、詳しいコメントはミュート可のハッシュタグで補足……という感じの使い方ができたし、執筆者の方々も活用してくださったので大成功。パブサもしやすくてよかった。

もう一つ参加していたアンソロにも、月末無事に原稿を提出できた。こちらもよろしくお願いします。

9月に完了したこと:アンソロ全データの入稿、ノベルティ入稿

9月に手をつけたこと:サンプル公開

この時期はあまり別ジャンルに時間を割く余裕もなく、ドキドキしながら過ごす。筆者は無駄に心配性でビビりなので緊張していたのかやたら体調が悪くて、常に不安を感じていた。今身体を壊したらアンソロが駄目になる、私が死んだら献本はどうするんだ誰も引き継げないぞ、などという謎の恐怖に駆られて震え上がる夜もあったりなかったり。入稿も終わって早く現物届かないかな~って一番わくわくできる時期のはずなのになぜか本当にしんどかったです。なんで!? 今は喉元過ぎれば何とやらで、またアンソロやりたいなって思ったりもしている(現金)。

10月:発行!頒布!!

10月5日、あらかじめ入稿していた連動企画本の再版分が届く日に、突然緑陽社さんからも荷物が。なんと! 刷り出し見本!! 全然知らなかったのでものすごく驚いてしまった。

そして10月7日、無事にでっかい段ボールが到着。製本まで完了した一冊を手に取った瞬間は本当にほっとしたし嬉しかったです。分厚い。自立する!!!!!! いや本当に最高の気分……内容も全部知っているはずなのに印刷物として読むとまた新しい発見がある。やりとげたんだ、よかった……という安心感もあり、しみじみ眺めて喜んだ。

ド平日だが楽しみすぎて有給を取ったので午前中にお礼状を作り、午後を献本発送に充てる。お礼状はご挨拶とお礼を書いたものを印刷し、送付物の一覧と個別のメッセージを手書きで添える形式にした。
梱包をどれくらい堅牢にするかは色々考えたのだけど、コストのこともあり結局シンプルにシール付きOPP袋と紙封筒に落ち着いた。送り先の住所を伺った時に弊サークル自家通販の受付もしていたので、連動企画本など追加で封入するものがあれば一緒に送る。アンソロ本体とノベルティが揃っていること、お礼状に書いたお名前と封筒に貼った宛名が同一人物であること、同封の抜け漏れがないこと……を何度も確認して郵便局へ。発送連絡のメールを送って寝る。

翌日~イベント前までは献本到着確認期間とした。同県~隣県の方だと翌日にはもう届いていたので感動。一応お礼状に「届いたら連絡ください」とは書いていたが、心配だったのでクリックポストが投函済になっているのを目視した上でこちらからも確認を取った。

前述の通り10月11日のイベント当日は現地には行けなかったので、一般入場開始時刻から通販での頒布を開始した。初日から注文がどんどん入ってめちゃくちゃ嬉しい! フォロワーさんが「自立アンソロ届きました」と言ってくれるのを見るのも嬉しかった。背幅1センチは伊達じゃない。

発送から一週間経った頃に、一旦の区切りとして執筆者各位にメールで改めてご挨拶を送った。内容は主に個人情報の扱いと、お預かりしているデータの管理、再録時期について。このメールをもって企画が無事に完了した。

その後はぼちぼちと通販頒布を続けている。おかげさまで連動企画本も含めて在庫が少なくなってきたので、完売できるよう頑張るぞ、という気持ち。2021年こそ東京のイベントに参加したい。

(2021.12追記)結局東京のイベントには一度も出られなかったけれど、アンソロも連動企画本も無事に完売した。一度だけ大阪のイベントは直参できて、アンソロの直接手渡しが叶ったのでとても嬉しかった。

一通り終わってから感じたこと

やる前に考えていたより何倍も事務作業が多い!! という事実に慣れるまでが案外大変。
よく考えたらアンソロの中で自分が原稿を書く部分はほんの少しで、それ以外のとりまとめとかデータ管理とか連絡とかの業務がメインだということを思い知りました。副産物として柔らかめのビジネスメール向き語彙がだいぶ増えた気がする。

メールのテンプレを作っておくとすごく楽だった。
今回の場合だと、依頼の声かけ~最後のご挨拶まででリマインダーを含めて23通分メモ帳のデータがある。他にも見積とか個別連絡とかの下書きで「何かに使うかも」と残しておいた分が役に立ったりしたので、時短のためにもテンプレは超重要。
基本的に全体への連絡はメールを使っていたのだけれど、BCCに宛てたい人を全員入れてTOを自分にすること、迷惑メールボックスを定期的に確認することはかなり重要だなと思った。次があったら一度もミスしないようにしたい。

今まであまり明文化できていなかった自分の性格について理解が深まった。
特に、連絡が来ると思っている期間に連絡がないとすごいストレスを感じることが判明。「締め切り過ぎてますけどどうですかー」と尋ねるのは簡単だけど、返事が来るまでものすごくドキドキしてしまう。脳内で想定していたスケジュール通りに物事が進まないとテンパるということが自覚できたし、「締切前に連絡がある」だけでめちゃくちゃ気持ちが楽になることも明らかになった。原稿生活、自己分析が進むな……。

アンソロ主催は楽しい

何はともあれ、主催業務は大変だけど楽しかったし、個人誌では到底挑戦できないようなことにもチャレンジできたし、本当に素晴らしい経験になった。正直しんどいと感じることもあったけど、それよりも嬉しいことが山ほどあったので全部帳消し。大好きな原作の大好きな職にフォーカスしたアンソロを出せて、色んな方に素敵な作品を制作していただけて、こんなに幸せなことはない。自ジャンルは来年もメモリアルイヤーなので、個人誌アンソロ問わず引き続き盛り上がって欲しいなと思う。筆者も何かしら出せるよう頑張ります。

そう、最後に大事なことだが、アンソロ企画でしか生まれない作品がある
主催業務をする中で、「七瀬さん主催だし記念年なので参加しようと思います」とか、「描きたいと思いつつ描けてなかったネタが出せました」とか、「表紙イラストが引き金になって浮かんだお話です」とか、「七瀬さんがこのキャラ好きと言ってくれたので」とか、ここには全部書き切れないけど天に昇るほど嬉しいコメントをいくつもいただいた。今回のアンソロがきっかけでこれだけたくさんの素晴らしい作品が生まれたんだとしたら、自分も少しは界隈に貢献できたのかなと思える。拙いところも至らないところもあったので、反省は今後の同人活動に活かしていきたい。

アンソロ!! 作りましょう!!!!

追記枠

随時追加したいので「これが知りたいんじゃ」みたいなのあれば連絡ください。コメントでもTwitterからでも。