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自分の意思で布団から出ることは偉大なことだ

寝る前にスマホで朝起きるためのアラームを設定する。二度寝、三度寝、四度寝を想定した十分刻みの起床スケジュールは、見るだけで憂鬱になる。

自分は早起きをしようとしても、どうしても仕事に間に合うぎりぎりまで起きられない。ずっとこの性質に苦しんできた。遅刻することはないけれど、いつも慌ただしく憂鬱な朝をすごしている。それはきっと仕事に間に合うためのギリギリの起床というのは、自分の意思じゃないからだ。仕事によって、起床することを強制されている。今日そのことに気づいた。自分の意思で起きてるんじゃなくて、起こされてるんだ。

人生というのは自分でコントロールできることが多いほど楽しいと思っている。自分の意思で行動できているときは人生が楽しい。逆に、誰かによって何かをさせられているときはひどく憂鬱になる。自分の行動は自分で決めてこそ楽しい時間を過ごすことができる。だから朝の早起きはとても大事だと思った。仕事に間に合うためのギリギリの起床は仕事によって起床させられているにすぎないけれど、早起きは自分の意志による行動だから。朝のいちばんはじめの行動が自分の意思によるものであるというのは、なんというか一日が充実したものになるきかっけとしてはたいへん良いものだと思う。

仕事もそう。納期ギリギリになってタスクを消化するのは、仕事させられている感がある。余裕を持ってタスクを終わらせるのは、自分の意思って感じがする。

追い詰められるまでなにもできない、そんな性質のまま生きてきてしまったけれど、それってたぶん自分の意思では行動できないまま生きてきてしまったってことだ。だから人生がずっと憂鬱だった。もちろん楽しいときもあった。でも楽しい記憶は振り返ってみれば、小説を書いて新人賞に送ったり、個人でアプリを作ってリリースしたり、好きな女の子に告白したり、そんな自分の意思で行動したときのことばかりだ。

これからは自分の意思で行動していくことを大事にしようと思う。

夜も眠たくなったら寝るんじゃなくて、早起きのために零時に寝ると決めて寝る。そして朝は六時半に起きると決めて、自分の意志で起きる。

なんとなく明日からは早起きできる気がしてる。自分の意思で布団から出ることは偉大なことだ。

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