1分でわかる会社を辞める方法❺留学編
❹のつづき
帰国後は派遣で働く
帰国することを決めた時は一時帰国後、またドイツへ渡航する予定だったので、短期の働き先を探したところ、元々知っていた派遣会社からの紹介で、留学中に仕事が決まりました。
時差はありますが、国際電話もラインなら無料で使えるため、便利な世の中になったなあ、と。
1〜2回の電話とラインのやりとりで無事に決まり、帰国してから一週間後からお仕事をスタートすることになりました。
派遣先は、大手ホテルの配膳で、バイキングの準備や下膳などのお手伝い。とりあえず働きながら今後のこと考えよう、というスタンスでした。
派遣が自信を取り戻すきっかけに
実は、有休期間中にもその前にも上司との軋轢は多々あって。あれができてない、これができてない、そういうところが良くないんだ、なんて出社するたびに言われて。
それだけならまだしも、私のここがダメだ、といったところを他の人に吹聴してたらしいです。
その結果、だんだん周りを信じられなくなり、話を聞いてくれた人とも疎遠になってしまって。その後、辞めてせいせいしたものの、当時の会社関係の方たちとはもう関わりたくないという気持ちでいっぱいでした。
辞める前も辞めると決めてからも、頑張ってやってきたつもりなのに、頑張っても報われないんだなーと。一切認めてくれないんだと。
それって、自分で思ってた以上にダメージがでかかったんですよね。そしてそれに気づいたのは、派遣で働いてて心が軽くなったできごとがあったから。
派遣で数年働く先輩がいたのですが、かなりできる人で上の方からも信頼されてて。
1ヶ月たった頃に部署移動があったんですが、自分のセクションに、って取り計らってくれて。
そのあと話を聞いたら、この部署向いてると思ったから、って言われて。
最初なぜか素直に喜べなかったんだけど、その人と最初に会った頃より断然仲良くなってから改めて、あの言葉が嬉しかったんだなと。
あんまり周りと関わらないように、人と比べられないように、干されないようにめちゃくちゃ気を張って働いてて。
でも、ちゃんと見てくれる人がいるんだって思って、とても嬉しかったんです。
自分に合う場所がどこかなんてわからない
派遣をやって思ったのが、みんなそれぞれ経験してきたことが違うということ。
学生の子ももちろんいたし、派遣で働いててそのまま社員になった人もいる一方、派遣のまま数十年働いてる人もいる。
キャバクラの店長やってたひともいるし、旅しながら派遣してる人もいました。
これまで正社員という働き方が1番だと思ってきたけれど、そんなこともなく。むしろ、自由に縛られることなく働けているこの人たちの方が羨ましいと素直に思いました。
そうやって考えがほぐれていく中で、サービスが楽しい、パソコンに向かっているよりもお客さんと会話する方が向いてるのかもと思うようになり、いまの営業職にいたります。
正直、断然楽しいし、対話が返ってくることに手応えを感じています。
自分になにが向いてるかなんて、わかってるようでわかってない。最初に就活したときは営業職なんて絶対向いてないし、設計がいいと思っていました。
やってみなきゃわかんない、ってほんとにそう思います。たまには飛び込んでみることも吉となるかも。
ちょっと長くなってしまいました。
それではまた明日👋