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機動戦士ガンダム ゴーストクロニクル series 000

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UC0079 GUNDAM styling work 【GHOST CHRONICLE】機動戦士ガンダム一年戦争異伝 series 000
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#クラウザー

scene 005 運命のはじまり

scene 005 運命のはじまり

「これは……」

 P004のブリッジ後方、高くせり上がったオペレーターシートの上で、オペレート・オフィサー=カイン・インは呟きを漏らした。嫌な予感を含んだ……と言うべきか、何かを怖れている様な声だ。

「どうした?」

 オペレーターシートの下、階段状のシャフトに据え付けられたキャプテンシートに座る、ロイデ・アームオン艦長は、静かに問い質した。

「敵追跡艦隊、進路変更しました!」

 ブリッジ

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scene 003 BREAK THROUGH

scene 003 BREAK THROUGH

 ────P004の4番デッキ。

 そこは、巨大な機械の講堂とでも言うべきだろうか。
 高層ビルの10階分を、全て吹き抜けにしたような高い天井。プールがすっぽり納まる幅で、数百メートルを伸びる空間。
 その先一方の壁は、今は開いている。城の巻き上げ橋が下ろされたように、ぼっかりとトンネルの出口を覗かせている。
 ただ、その向こうに見えるのは明るい地上の風景ではなく、星辰瞬く宇宙空間だ。

 数十

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scene 002 ゴーストソルジャー

scene 002 ゴーストソルジャー

「クラウザー・ラウザ ー中尉!」

 通路を隔てる白いドアーに向かって、クラウザーは声を張った。中ほどから覗いているレンズが、素早く瞬いたように見えた。
 小気味の良い電子音が鳴り、キーロックが解除された事を告げる。
 ここからのエリアは艦長の為の空間だ。クラウザーはいつも、このエリアに入る時は緊張する。それが、長く乗り合わせた艦であっても。

「入ります」

 誰も居るはずの無い扉の向こうに挨拶

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scene 001 絶望のジルバ

scene 001 絶望のジルバ

熾烈と混迷を極めた、人類史上初の宇宙大戦「UC0079 一年戦争」

無音の空間に散った無数の魂が鳴き叫く戦場で、今ここにもまた、己の存在を勝ち得るために命の咆哮を轟かすパイロットがいた。

「くぅ……ぅおおあああー!!」

 食いしばった歯からもれる呻き声は、一瞬の後、強烈なGから開放されて雄叫びに変わった。
 掠めるように抜けていくビームの光が、サイドモニターを白く染めた。
 一瞬の差で命が繋

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