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「死んだ後にも残る価値をつくる」をコンセプトに、個人やプロジェクト、企業活動の軸をデザインしています。 ゴースト/ひねくれ三兄弟の小話/混ぜるな危険/火【Twitter】https://mobile.twitter.com/doidoi_ghost

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    「職人業界を変えたい!」と考える大工見習いが、それを実現するまでの足跡です。

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「死後にも残る価値」のデザイン通信技術の発達とともに。人が新しい物事に飽きるまでの期間は随分と短くなった。1997年の統計では約6ヶ月。10年後の2007年では約2ヶ月。 さらに10年以上が経過した今では、昨日のことにすらも飽きを感じはじめている。 毎日のように新しい物事が生まれ、忘れられていく時代に意味はあるのだろうか。 少しでも未来に残る価値を作りたい、という想いがゴーストの原点だ。 その実現のため、あらゆる活動の軸を「死後にも残る価値」という視点でデザインする。

    • 「読香文庫」第2弾開催!香りで本を選ぶ、新しい体験を。

      昨年末に第1弾が恵文社 一条寺店にて開催された「読香文庫」。 その第2弾が4月18日からオンラインにて開催中です! 「読香文庫」とは中身もタイトルもわからない5冊の小説の中から、「香り」だけを頼りに1冊を選び取る新しい体験。 今回の選書テーマは「愛、禁、艶、恥、溺」と、少しエロティックな想像を掻き立てる言葉たち。愛の本、禁の本・・・といったように1テーマ1冊の小説を用意しています。 本来は第2弾も恵文社で開催予定でしたが社会的状況を鑑み、オンライン上に本との出会いの場を設

      • 「痕跡PRJ」の素案が見えてきました_あたらしい道具PRJ7

        クライアントのメモ。「痕跡PRJ」で具体的に何をするのか? 現状の職人業界における「痕跡」の扱いや、そもそも「痕跡」にはどのようなものがあるのか、「痕跡」にはどんな可能性があるのか、どんなことをしたいか、などについて色々とメモが書かれています。 前回のnoteにあげている、プロジェクトの方針を俯瞰的にまとめた資料と合わせて議論を行うことで2つのことが見えてきました。 ①職人の道具を活用すること →ベテラン職人が持つ道具の柄には痕跡が宿っている。よく力のかかるところは指の

        • プロジェクト毎の意味やポジションの違いを俯瞰する_あたらしい道具PRJ6

          前々回の打ち合わせにて「痕跡」というテーマでプロジェクトを具体化していくことが決まりました。「痕跡」以外にも「ボール」や「TOR」などいくつかのテーマがありましたが、二人の直感として「痕跡」が一番にふさわしいと一致したことが決め手でした。 上記の図はそうした直感的判断を後から理論化した図になります。 なぜ、「痕跡」が一番初めにふさわしいと思ったのか? という疑問を、他のテーマと比較することで炙り出していきました。 図は円の下半分がインプット。上半分がアウトプットです。

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          職人の歴史調べ_あたらしい道具PRJ5

          プロジェクトの大枠が見えてきたので、未来像を考えるために職人の歴史を調べました。歴史はプロジェクトを進めていく上での基礎教養であり、未来像を考察するための手がかりでもあります。 人が採集生活をしていた頃まで遡り、国家制度や時代背景の変遷と共に職人の役割や立場がどう変化してきたかを整理しています。 改めて学んだのは、職人のルーツがおよそ3種類あること。戦争によって伝統技術が淘汰された歴史があることです。 閉鎖的とされる職人業界が閉鎖化した理由や、閉鎖化からこそ獲得した価値

          職人の歴史調べ_あたらしい道具PRJ5

          小さな問いから大きな問いを作る_あたらしい道具プロジェクト4

          プロジェクト立ち上げ当初に比べると幾分か、具体化が進んできました。具体化が進めば進むほど遠い目標(=大きな問い)は目の前の課題(=小さな問い)として徐々に細分化していきます。細分化はプロジェクトの推進力を生みますが、同時に思考の局所化し視野を狭めてしまいます。 今回のプロジェクトも細分化によって小さな問いがたくさん集まってきたので、それらをもとにして大きな問いの再構築を試みました。 部分と全体を反復しながら、軸を発見していきます。 ●2人で事前に共有していたメモ 今回

          小さな問いから大きな問いを作る_あたらしい道具プロジェクト4

          「道具」=「形式を生み出す起点」 あたらしい道具プロジェクト3

          「道具」ってボールみたいなイメージなんですよねー。 新しい領域をつくりたいイメージです。 というクライアントの2つの言葉から、「道具」の定義について考察していきます。それぞれ全く別のタイミングで出てきている言葉ですが、この2つには非常に重要な意味があると、直感的に感じています。 ボールときいたときになんとなく球体や、スポーツをイメージします。野球ボールやサッカーボール、テニスボールやラグビーボール。形やサイズ、素材の違いで様々なスポーツの領域を生んでいると考えました。

          「道具」=「形式を生み出す起点」 あたらしい道具プロジェクト3

          初めて香水をつけたいと思った_混ぜるな危険1

          2019年から、香りが好きすぎる変態デザイナーと一緒に仕事を始めました。これまで私は香りってなんかチャラい!と偏見を持っていましたが、彼と話すうちにむしろその奥深さに感銘を受け、香水を集めるようにまでなってしまいました。 彼は大学で建築を学び、現在はブランディングデザインをメインに(それに付随するグラフィックデザイン等も含め)活動しています。 彼は香りにハマった結果、視覚情報よりも嗅覚情報を扱うことに何か可能性があると考え、「香りで物事の見かたを変える」という目標に辿り着き

          初めて香水をつけたいと思った_混ぜるな危険1

          「道具」から「道具感」へ。なかなか理解されません。。。_新しい道具プロジェクト3

          新しい「道具」をつくるプロジェクトを立ち上げました。何を道具と呼ぶかは、とても難しい。身の回りにある料理道具や文房具、職人さんが使うノコギリ。使い古した教科書。全部道具ですよね。 そこで僕らが何を道具と呼ぶのか?僕らなりの定義をするために、「道具感」というキーワードを軸におき、それについて考えるための議論を行いました。 ●クライアントの事前メモ 打ち合わせはプレゼン方式ではなく、常に議論方式で進めています。 お互いに考えていることで共有し悶々としたのちに、打ち合わせを行い

          「道具」から「道具感」へ。なかなか理解されません。。。_新しい道具プロジェクト3

          「道具」って言葉、みんな引っかかりませんか?_新しい道具プロジェクト2

          閉鎖的な職人達だけでなく、その他の方達も興味をもつものってなんでしょう?同じように興味をもつけれど、人によって全く違う反応や関わり方、見え方になる。そんなテーマを探すところから始めました。 答えを先に言うと、僕らは「道具」というテーマをその可能性を見つけました。以下はテーマに至るまでの足跡です。 プロジェクトはお互いにリサーチやメモを随時共有しながら進めていきます。 ●事例のリサーチ 直感的に近い!と思った事例や、思いついた何気ないメモも共有しています。 こうした共

          「道具」って言葉、みんな引っかかりませんか?_新しい道具プロジェクト2

          職人業界を変えたい、大工見習い。_あたらしい道具プロジェクト1

          「職人業界を変えたい!」と考え、閉鎖的な職人業界にアタックを続ける大工見習いの方とお仕事を始めました。 強い思いを持ちながらも、実現するために何をしていいかわからない。色々と試しているが、前に進んでいる実感がない。そういった悩みを抱えていました。 なので、1から一緒に考えることから始めました。 まず最初にヒアリングによって思考の現在地を把握することから始めました。 それは、動機と背景、そして何を試してきて何を発見したのか、の整理と意味の再発見を行う事で、クライアントの思

          職人業界を変えたい、大工見習い。_あたらしい道具プロジェクト1

          ゴーストの自己紹介

          ◯何をやっているか ゴーストは、土居瑞季が主宰するデザインサービスです。 個人やプロジェクト、企業の活動の「軸」をデザインしています。 「軸」のデザインとは、「何故、どのようにして、どこに向かうのか」という過去から未来へ繋がる、一つの道筋をつくることです。 モノやサービスに溢れる変化に富んだ時代では、変化や他者に惑わされない、あなただけのブレない「軸」が必要になります。 ゴーストはあなたの想いや考えを読解し、客観視的な視点から発見した可能性を加えて「軸」をデザインします

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