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【詩】若葉

若葉わかばには日の光
かわきやすい土を
もぐらがうるおしている

自分の模様もようを求めて
万華鏡まんげきょうをのぞきこんでも
ひと時のうつろい

春のとびらは雲のようで重たく
元気のよい声に
気圧けおされそうになりながら

ひとのいるところへ
今ここから
ともに変わっていく


* ひとのいる場所に出ていくことの気後きおくれとためらい。日々、感じています。


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