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ビーカーの時間

小学生の頃、理科室でビーカーを使わなかっただろうか?

僕が覚えている実験はビーカーに水を入れ、砂や泥を入れる。そして、混ぜる。すると、細かい土や砂が全体を不透明にする。半日、一日ほっておくと下に溜まる。

この時間が大切なんだ。

こちらの記事では、時間のゆとりや心のゆとりを持つことの大切さを書いた。

創作もいっしょだ。(僕は「創作」という言葉をあまり使わないけれど。作ることや書くことね。)アイデアが浮かんだり、かたちにできそうでも、すぐに取り掛からないことの意味もある。

僕は日々アイデアに埋もれている。笑
Twitterやnoteで、かなりの量のアウトプットがあるね、と言ってもらうことがある。けれど、実はぜんぶを書いていない。

アイデアは散歩していると、ばーっと浮かぶし、メモしておけば、夜キーボードに向かっていろいろ書ける。が、メモや書くことを頑張らない。そのうち、忘れてしまう。

それでいいと思っている。たぶん、ビーカーの底に静かに積もる時間が必要だ。

だから散歩して、忘れて、書かずに寝る。
朝起きると清々しい。いい気持ちでいる。

それが「ビーカーの中が落ち着く時間」かなと思う。精神が透明にととのう。

仕事や人間関係でも、できることを片っ端からするのがベストとはかぎらない、と思う。

ビーカーの時間をいつも大切にしている。


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