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愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第三十二話。

一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第三十二話「幼なじみがは付き合ってみる…?」です。

冒頭、少女漫画を食い入るように読むみく。珍しく恋キュンじゃない本を読んでますね。
ソファでだらけるゆきやと、テーブルで一緒に漫画を読むわかな。自然とゆきやの家にお邪魔して3人で過ごす時間が生まれていて、とても良い。

前話で山吹くんが登場して、「ゆきやウカウカしてられんぞ!」となった直後に、この描写を入れてくれるのは作者の読者に対する優しさなのか?(笑)

みくはゆきやに言われたことが気になっている様子。
「…あいつ意外と重いんよなー!!」というみくはまんざらでも無さそうな表情で可愛い。

ゆきやと付き合ったらどうなっちゃうんだろう…と思いつつ、わかなと少女漫画トークで盛り上がるみく。
わかなとみくの絡みも、いつもと違うみくの表情が見れて良いですね。

そんな二人の様子を見て(弱点をペラペラと…)と検索するゆきや。
わかなが席を外した隙に早速真似をしてみます。
こういう謎の積極性なんなん(笑)

「ふっ、ほんとだ。顔赤くなってやんの。」
と言うゆきやに、
「なってないっ!!」
「彼氏にされたらって言っただろ!!」
「てか急にするな、首痛めるから!!」
と猛抗議するみく。それはそう。

わかなにウザ絡みしながら離席するゆきや。
2巻11話でもそうだったけど、いちいちわかなにウザ絡みするところのリアルさと、その分イメージつきやすいウザさがありますね(笑)

みくもゆきやに反撃しようと、わかなからゆきやの弱点を聞き出そうとします。
過去に耳かきASMRについて目を輝かせながら話していたことを教えるわかな。
これには二人揃って「キモい」で意見が一致したよう。
これを妹に聞かせて目を輝かせて魅力語るのは…確かにキモい。
というか、わかなもなかなか大変な立ち位置でうまく立ち回っていますね。
二人がいちゃつく度に呆れ顔を披露している理由がわかります。

ゆきやが戻るとそこには耳かきを構えたみくが!
動揺しつつも、「おいで♡してあげる♡」と誘うみくに身を預けるゆきや。
いや、何ナチュラルに膝枕してんねん!
何ナチュラルに膝枕してんねん!!!

ゆきやに耳かきをするみく。最後に息を吹きかけると「ふん“…っ」と明らかにダメージを負うゆきや。
そりゃ好きな人に耳かきされたらそうなるよ(笑)

照れ隠しにキモい注文をつけるゆきやにしたり顔なみく。
「他には?ほんとはわかなちゃんにも言えないような事もしたいんじゃないのー?」
と言うみくに、
「…そりゃ、そうだろ。」
とマジ顔で返すゆきや。

「彼女にだったら?俺ももう少し素直になれるかもしれないし?相談くらいはするんじゃね?」
「やりたい事、なんでも。」
と続けるゆきやに、少し考えるみく。

そして、

「…じゃ…じゃあさ…」

「私ら、付き合う?」

この一言の重さよ!
みくは、よく口に出来たな。

予想外の一言に固まるゆきや。
「…え…」
「お前…それって…」
と言いかけるゆきやに、
「ち…違うっ!!違うから!!」
と慌てて否定するみくは少女漫画を出し、偽装彼氏彼女になることを提案します。

そんなみくに、
(偽装とはいえ…いいのか…)
(だって…まだ俺は…)
と戸惑いを覚えるゆきや。
そもそもゆきやがいつまでも愛してるゲームを続けて決定的な関係に踏み出さない理由は、自分自身への自信の無さにあります。そしてそれは気持ちの問題だけではなく、実際に何か行動を起こし始めないと埋められないものだと思います。
そこに葛藤を覚えるのですね。

しかし、
「あんま長くやってもアレだし、3日くらい?」
「3日間彼氏彼女っぽい事をお互いちゃんとやる事。」
「もちろん意識したら負けだからね?」
「どお?」
と続けるみく。

そんなみくの姿を見つけるゆきや。
腹を括り、
「恥ずかしいからって自分から何もしないってのはズルいし、ナシだからな。」と確認し、
「…わかった。じゃあ、付き合おう。」
と返事をします。

かくして擬似カレカノ編が幕を開けました。

いやー、前話で山吹が出てきた中で、たっぷり二人のやりとりを楽しませてもらいました。
そしてついにみくから「私ら、付き合う?」の言葉が!ゆきやも腹を括り「じゃあ、付き合おう。」と返しました。
これからの3日間、どんな展開が待ち受けているのでしょうか?

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