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愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。第二十九話。

一日一話、愛してるゲームを終わらせたいの感想を書く。今日は第二十九話「幼なじみはちょっとおかしい」です。

みくからゆきやへの「大好き!」が溢れた前話を受け、看病の続きから始まる今話。
みくの顔が赤く目が潤んだ様子を見て「また熱上がってきてないか?」と心配するゆきや。手を頬に添えて熱を確認しますが、さらに頬が赤くなっているような…。ゆきやにトキメキっぱなしのみく。
学校に行くと元気に「おはよー!!」をします。
なっちゃんとアカネに迎えられ、アカネからは「どうだったー?」と探りを入れられます。
「熱だけだったから大丈夫だよ。」というみくに、「じゃなくてー!浅葱くんのことっ♡」「さすがに一線越えちゃったんじゃないの〜?言える範囲で教えろよっ♡」と迫るアカネ。
さらに「マジありえん素早さだったよー?」
「浅葱くんて走れんだ〜って…ねぇー?」と続けるアカネに、藤くんも「すごい勢いでびっくりした。まさか桜ん家に行ってたなんてなー。」と被せる始末。

ここでアカネが最初に絡んでいくの上手いよね。
結果として今回のポキットゲームの元凶になったのがアカネなわけだけど、当人にそんな気持ちも自覚もカケラもないわけで。いつも通り絡んでいって、みくと変わらない関係性見せてくれるおかげで、この先の話にすんなり戻れる感じがしました。

さて、「いらん事したー…」と寝たフリをかますゆきやを他所に、クラスの男子たちはゆきやとみくの関係性について考察します。
まぁこんな美少女が気さくに話してくれたら、高一男子なんて誰でもイチコロよ。
「桜さんの彼氏にしては陰キャ過ぎ」というどストレートなディスりに(陽キャはすぐカーストで判断するよな。)と不服そうなゆきや。
一方みくは「〜〜もうダメ…!!ゆきやが足りないっっ!!」とクラス男子の考察やゆきやの心配はどこ吹く風で、
「早くゆきやに近づきたい…」
「放課後、また一緒に…って言ったら、どう思うかな…」
「自分から行き過ぎるのってはしたないかな〜」
「あ〜〜!ゆきやにくっつきたい…っ!」
……えぇさすがの私もこの時ばかりは「ゆきやになりたいっ!」が溢れましたとも。
本当にこの作者の作品は恋する乙女がとても可愛くて良い!!

「で、看病のお礼にって言って、ケーキでも作ってこっかなーとか思ってるんだけどぉ…」となっちゃんに相談するみく。すると、
「ケーキ?」「洋のものじゃん。」
と真顔で返すなっちゃん。ここ訳わかんなすぎて、でも言いたいことはよくわかってクソ笑った。
そして和菓子の素晴らしさを語るなっちゃん。
みくもおばあちゃんとおはぎを作っていた頃のことを思い出し、「一緒にまるめたり包んだりするの楽しかった!!」というと「でしょ?洋のものにそれができますか?」とドヤ顔を見せます。
そしてみくは「いい!!それいい!!」と妄想を発揮し、大福の作り方をなつきに教わることに。

この二人の関係性良いですねぇ。
みくがしっかり者でなっちゃんに翻弄されるのかと思いきや、意外と一緒に独特の世界観を醸し出していくんだよね(笑)そして終始大まじめな顔でとぼけた様子を見せ続けるなっちゃん!とても可愛くて素敵!

そして場面は変わり…「はいっ、ドーン!!」
ここのみくの満面の笑み好きだなぁ。
いつもながら遠回しに「一緒に作ろう」と提案するみくに、ひねくれながらも受け入れるゆきや。
すっかりいつもの様子の二人ですね。

元気いっぱい楽しそうなみくの様子を見て、優しい表情を見せるゆきや。しかし当のみくは、なっちゃんが勧めてくれた動画を一緒に見ようとゆきやが近づいてきただけで固まってしまいます。
そのあとの一コマの中で楽しそうに作業をする二人。こういう自然体な感じの二人の姿も良いですね。

ゆきやに大福を手渡され、またしても固まってしまうみく。必死に誤魔化しますが、ゆきやもみくの様子がおかしいことを察しているようで、一緒に赤くなってしまいます。
「えーー待って無理無理無理っ…!」
「なんで!?」
「手に触れたり、くっついたり…今までだってあったのに…」

「やっぱり私…おかしい…」
ここでもみくの「大好き」が溢れていてたまらんです!

「落ち着け落ち着け…っ。」と言いながらも大福を「ぷにゅ…」させるみく。そしてゆきやに桜色と浅葱色の大福がくっついてる姿を見せ、「私たちがくっついてるみたいで、ドキッとしたでしょー。」と得意げな表情を見せますが、「お前それ、自分でくっつけたのか?」と冷静に聞かれ顔を真っ赤にして「ドキッとしただろっ!?」とゴリ押す姿はなんとも愛らしい。
なんか相手のこと好きすぎるとうっかり訳わかんないことしちゃう時あるよね。

ゆきやも「このみくはどんな味すんのかな〜?」と言い「あむっ」と一口。まぁまぁキショいこの行動にすら照れてしまうみく可愛い。
みくが手を洗いに離れると、みくのこねた大福に温もりを感じるゆきや。うん…まぁね。

みくも洗面台で「ゆきやの事好きになり過ぎて、感覚バグってんのかな…」と自覚がある様子。「落ち着けー」と部屋に戻ると、そこにはみくの温もりと唇の柔らかさを感じた大福に「はみ…はみ…」するゆきやの姿が!これにはさっきまでバグっていたみくも一気に正気に戻り一言。

「…キッショ!」

ゆきやが安定のキショさを発揮し一段落するのでした。

みくの「大好き!」が溢れた今話。
恋する乙女は可愛くて良い!そしてみくとなっちゃんのコンビも堪能できてお腹いっぱいの一話でした。
この二人が表紙を飾る6巻は4月10日発売です!
楽しみですね♪

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