見出し画像

JRの駅名しりとりでサイコロの旅 ~第1投:新宿編

18きっぷを使い、サイコロで行先を選びながら、JRの駅名を使ったしりとりをやっていく、という旅。
いよいよ第1投です。

2024年3月30日(土)10:40 新宿駅

サイコロの旅、ここに始まる。

改めて行先候補を確認。

東西南北、どちらへ向かうのか。旅の「方向性」を決める第1投。

運命の選択

新宿駅はとにかくもう人が多いので、サイコロを振るのも一苦労。衆人環視の元でサイコロを振るような陽キャでもないので、目立たないところでひっそりと投げる。

いざ!

\ギャーン/ (効果音)

何が出るかな?

何が出るかな?

それはサイコロまかせよ!

はいっ!

力加減に慣れてない第1投。

行先は千葉県の倉橋駅に決まりましたぞ!

どこ?

⚁ 千葉県 倉橋駅

  • 所在地: 千葉県旭市

  • 路線: 総武本線

  • 乗車人員: 61人/日(2006年、Wikipediaによる)

    • 最新データは取っていない模様。

  • 新宿駅からの直線距離: 92km

  • 新宿駅からの乗車距離: 116.4km

内房線外房線を1周する旅は何度かやっている自分でも心当たりのない駅名。千葉県の中でもなんとなく北半分にあるんじゃないか?という察しはついた。

しかし、国のとっぱずれ、銚子の2つ手前の駅とは。

サイコロめ、のっけから快調に「飛ばし」てくれる。

移動開始

では、向かいますか。

乗換を調べたら、千葉から総武本線に乗り換えるダイヤの都合で、新宿から千葉までは各駅でも良い、という回答が来た。快速列車に乗って急ぎたいところなのに、スローペースを強いられる。ぐぬぬ。

千葉で乗り換え。新宿から千葉まで各駅で乗りとおしたのは初めてかも。
209系。正面の色あせっぷりが総武本線を感じさせる。

席に座ってスマホをいじりながら発車を待っていると、遠くで どけよホーン ミュージックホーンが聞こえた。

成田エクスプレスでもいるのかな、と思いながら顔を上げずにいると、どこか様子がおかしい。しつこいくらいに何回も鳴らしている。なんかトラブルでもあったか?と思い、顔を上げてみると…

それは成田エクスプレスではなかった。

四季島だ!

特徴的な、金色のボディに複雑な形状の窓が散りばめられた車体。「TRAIN SUITE 四季島」が、ホームをゆっくりと出ていくところだった。

ホームでは駅員や見物客が小旗を振って見送っている。自分も近くで見たい!と思ったのだが、あいにく出発したホームはここからは遠く、向かっている間にいなくなってしまうだろう。

あぁ、なんて惜しいことを…乗り換える列車だけではなく、周りに目を配っていれば四季島に気づけただろうに。

コースによると、四季島はこの後鹿島神宮に向かうようだ。もう鹿島神宮まで直行で向かうんだろうか…煮え切らない思いを抱えながら、総武本線の列車は銚子に向けて出発。

途中の佐倉駅に着いたところ、なんと、向かいのホームに四季島が停車しているのに気づいた。

…ここしかない!
意を決して下車した。

四季島のマーク。窓の形状といい、どこか近未来的な雰囲気も漂うような。

窓に映りこんでいるとおり、車両の前面は記念撮影をする家族連れなどで賑わっていた。なかなか前が空かない。

空いてきたタイミングで撮影。慌てるあまり指が写り込む。
「やっと会えましたね!」

駅メモにもしっかりと四季島がモデルのでんこ「深遊みゆうちとせ」がいる。念願のツーショット撮影…なんだけど、やっぱり周りの見物客が写ってツーショットにならなかったw

10分ほどの停車を経て、いよいよ出発。小旗を振って見送る見物客に応えるように どけよホーン ミュージックホーンを幾度も鳴らし、ゆっくりと動き出した。

「では、行ってきます。」車掌が手を振って見送りに応える。
最後尾の窓には「ありがとう」の文字が。最後まで見送り客に応えるホスピタリティ。
ピント合っちゃった手前の兄ちゃんごめんw

四季島を見送り、再び静寂が訪れた佐倉駅のホームで、自分が乗る総武本線の列車を待つ。調べてみたら、次の列車は途中の成東なるとう止まり、銚子まで向かう次の列車は1時間後ということが分かって軽く後悔したけど、急ぐ旅でもなし、まぁいいか。

ひとまず次の列車で成東まで行き、昼飯代わりにNewDaysで買ったパンを待合室で食べながら後に来る銚子行きを待った。

成東から先は広大な九十九里平野が広がる。

畑もだだっ広い。千葉が本気を出してきた。

やがて正面に小高い山々が見えてきた。てっぺんには風力発電の風車が並んでいる。よし、一山越えるぞ、と線路も上り坂になり、1つトンネルをくぐった先に倉橋駅はあった。

倉橋駅に到着

14:40。新宿を出てから実に4時間。寄り道のおかげでめちゃくちゃ時間がかかったがw、ようやく駅名しりとりの1駅目、倉橋駅に到着した。

よく見るJR東日本の駅名標じゃない。それだけで旅情。
列車を見送る。車掌は手を振ってるわけではないw

自分を乗せてきた209系を見送り、振り返ると…

これだ。

なんか自分の知ってる千葉県の駅じゃないな。。。

駅前に民家はあるのでいわゆる「秘境駅」ではないのだが、目の前の藪がインパクト絶大。何か野生動物でも出てきそうなただならぬ雰囲気がある。

ホームの裏手にも沼があるし。

しかし駅舎はキレイだ。

2008年に改装したとのこと。
基本1時間1本の時刻表。いいね。

下りる人、自分以外にいるのかなぁと心配だったが、自分含めて3人いたので、一安心。駅前には屋根つきの駐輪場があり、自転車も何台か停まっていたので、そこそこ利用者もいるのだろう。

ただ、駅前はコンビニもなければ、商店らしきものも全く見当たらない。どこか近くに観光できる場所がないかな?と思ってGoogleマップを見てみた。

まず、現在地が駅として表示されないんだけど。。。

Googleマップをぐりぐりといじり、「らい神社」という名前を見つけた。気になったが、徒歩25分以上あるので断念。

海が近かったりするかな?と思ったけどそんなことも全然ないようだ。
これは…おとなしく駅で待つのが良さそうだな。

次の駅候補

さて、待っている間に次の駅候補を決めるか。

自前の駅候補作成システムで、「くらはし」の次、「し」から始まる駅の候補を6個ピックアップした。

新宿から倉橋まで来て、2分の1の確率で東京都に戻るのか…徒労感。あ、でも、新宿も「し」から始まるな、と気づき、候補に出てこなくてよかった、と安堵した。

知ってる駅名がたくさん出てきたが、1個だけ分からない駅がある。茨城県の下菅谷駅。常磐線にはなかった気がするけど、どこだろう。
でもまぁ、6分の1だからね。東京都のどこかになるんじゃないかなぁ。

第2投へ続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?