就活生へ:納得内定をもらえなかった時

はじめまして、関西の大学生です。大学生と言っても、あと二日あまりになってしまいました。

前回、僭越ながら就活生に向けて就活中のアドバイスという内容の記事をアップロードしました。

前回のような内容のアドバイスはnoteをはじめ、YouTubeなどでも見つかると思います。なので、私が書かずともそうした方々のおかげで、救われる就活生や学生はいるのだろうなと思います。

しかしながら、納得した企業に内定をいただけなかった時のアドバイスはあまり見つかりませんでした。私と同じように、23卒やこれからの就活生にも納得内定をいただけない学生の方もいるでしょう。

今回はその時の心境についてアドバイスさせて頂き、1人でも多くの就活生を救うことができれば良いと思い、この記事を書いていきます。


私は22卒として就活をしていました。志望業界は主に金融・小売・人材でした。しかし、ITや商社、インフラ、テレビ局など他業界の企業の選考も受けていました。当時は仕事としてやりたいことがなく、知っている企業にエントリーする「ミーハー就活生」でした。関西では少し有名な私大に通っていたので、わずかながらプライドもあり、「無名の企業なんか行っても無駄」と決め込んでいました。

今思うと、こうした発想が納得内定をいただけなかった全ての元凶です。

結論、私の内定は1社だけでした。

私の場合、4月ごろにやりたいことがうっすらと見えてきました。しかし、3月に出したエントリーシート・筆記試験はほとんど通過し、志望業界じゃないのに、4月にはそれらの企業の面接がたくさん入っているという状況でした。私の最初で最後の内定が出たのは5月で、世間は就活中盤戦へと突入していました。今更、志望業界を大幅に変更するなど、小心者の自分にはできませんでした。

6月に大学の友人と集まり、各々の近況を報告し合ったのですが、友人たちは第一志望や自分の望んだ業界の企業に内定しており、自分の話をするのは辛かったです。

納得内定ではないのに、新しい企業にまた一からエントリーシートを出してという一連の流れが煩わしく感じ、私の就活は7月にぬるっと終わりました。本当に怠惰な就活生でした。

8月になると就活は完全に終わり、一気に卒論へと方向転換しました。就活とはうって変わり、卒論は好きなことについての勉強だったので、すぐに手を付け始め、12月の頭頃には終わっていました。

卒論を書いている間も、ずっと「内定ブルー」でした。内定1社だけなのに。私の「内定ブルー」は8月から11月くらいまで続きました。「本当にこの会社でいいのか」をずっと問い続けていました。内定1社しかないのに。

私が「内定ブルー」を切り抜けたのは「感謝」でした。宗教的ですみません。真面目に就活をして、1社しか内定がない自分はダメなやつだと本当に感じていました。ある時、そんなダメな自分を拾ってくれた会社に「感謝」しないとダメだと急に感じ始めました。「恩返ししないと」と気持ちが切り替わり、私の「内定ブルー」は終わり、今まで感じていた友人への劣等感もなくなりました。洗脳ぽいですね。

長くなってしまい、すみません。

しっかりとした就活生は、こいつは初動からダメだなと思っているでしょう。言い返す言葉がないし、ぐうの音も出ません。

勿論、全ての就活生が第1志望や志望業界、納得した内定先へ進んでもらえると嬉しいです。しかし、就活の特性上無理だと思います。

就活は椅子取りゲームによく例えられます。確かに、就活は椅子の取り合いです。その特性上、椅子に座れない人も一定数いるでしょう。私はいい椅子に座ることができなかった側の人間でしたが、この椅子に愛着が湧いています。この記事を読んだ、似たような境遇の方々の心が少しでも救われたら幸いです。最後まで宗教じみていてすみません。


ありがとうございました。





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