自分のせいかな?と考える癖

「岩田さん」を買ったので、徐々に読んでるんだけど、とてもいい。共感することが沢山あって驚く。プログラマ的な思考が同じだからなのかな。

プログラマー的考え方

「プログラムの経験が会社の経営に活きている。」という題のところに書いてある話。

自分の言葉で要約してみると、こんな感じ。

プログラムというのはそこに書かれたものを正確にコンピュータが実行するので、期待通りの動きをしないとしたら、それはプログラムの問題。要は自分の書いたもののミス。アルゴリズムが間違ってるのか、実装が間違ってるのか、とにかく自分のミス。それがプログラムなので、プログラマーはうまくいかないときには、自分のせいなんじゃないかと疑う癖があると。なので、コミュニケーションがうまくいかない時も、相手の理解力の問題と考えず、自分の伝え方の問題だと考える。いろんな局面で、そう考えることができるという話。

共感しかない。

さらには、問題に直面したときに、その問題はどこにあるのかを切り分けることを常にやっているという話も書いてある。自分はエンジニアリングは、問題の切り分けが全てではないかと思ってるわけだが、その話だ。プログラムで問題の切り分けを鍛えてるので、その問題解決能力で経営もやってると岩田さんは言ってる。

もっと根本かも

いや、自分も全く同じロジックだし、異論なしの共感モードなんだけど、岩田さんのような理路整然とした堂々とした感じでもなく、もっと根本のところの予感もしてる。自分は世間知らずだし、常識的なこととかあんまり知らないで来たところあるしで、わりともともとなんかトラブルとかあると、「あれ、俺のせいかな」的なところあります。はい。

約束のところについて、誰もいないと、「あ、また間違えたか。俺」みたいな感じで自分を疑います。なんていうか自信のなさですかね。。。情けない話。

コミュニケーションについて

ただ、このコミュニケーションの話については、よく考えてきたので、自信のなさからとかではなく、岩田さん的な堂々とした感覚で「自分の伝え方を疑う」というやり方してます。というか、相手に合わせて言い方変えたり、言う内容変えたり細かくチューニングします。なので、相手の情報は多い方がいいです。出来るだけ正確に特性を把握したい。この人にはなんて言えば伝わるのか、そこの情報ですね。

顔色見ながらチューニングすることもあるけど、テキストでのコミュニケーションではそれが難しい。なので、テキストのコミュニケーションは文章長くなりがち。。違う意味の取り方をなるべくなくすようにしたいので、説明が長くなる。。いや、これはこれでダメなんですよね。読んでもらえないから。だから、読まれるように結論を先に書いたりとか工夫はしてみるも、まだここは伸び代あります。頑張らないと。

言いたいことがそれました。言いたかったのは、みんな自分の言葉をもっと相手に合わせようとすべきなんじゃないかと思います。コミュニケーションってのは、言いたいことを相手に伝えるために相手の特性を把握してチューニングしないと伝わらないような、そんな面倒くさいことだってことをある種諦めながら受け入れて、乗り越えていく必要があると思うんですよね。それぐらい、ほとんどのことはコミュニケーションの問題で、世の中の大半の悩みとか、ストレスっていうのはコミュニケーションに関わることだと思います。なので、コミュニケーションに力を入れると、いろんな問題がクリアになる、はず。

問題解決能力

問題解決能力というのに、先ほど書いた問題の切り分けが重要なスキルだと思ってます。でも、これはプログラマー全員ができるわけでもないので、注意が必要です。問題の切り分けというのは、問題の箇所を特定するのに使うわけですが、それ以外にも沢山問題を乗り越える手順や手段があると思います。その中でも、一つとても重要な考え方があると思ってます。

先日も現場で問題に遭遇しました。現場っていうのは大抵問題が起こるんですが、そんな時、多くの人はテンパって慌てふためきます。でも、その問題っていうのは大抵鮮やかな解決方法みたいなのがあるんです。アイデアで解決するみたいなやつです。

僕は基本的に、現場でトラブルに遭遇すると、「この問題を鮮やかに解決する方法を誰よりも先に閃いてやるぞ」というテンションで考えます。問題を解決するアイデアの早押しクイズみたいな感覚です。そして、答えは必ずあるはずだと考えます。答えがないとは考えない。絶対解決できるという前提で考えるわけです。ここは結構重要で、冷静に慌てず、むしろ楽しむくらいのテンションで考えるわけです。その方が閃きやすいから。

常に自分のせいだと考える

これって、結局自分が解決する人間だと考えてるのと同じかもですね。全部背負っていく。

やりすぎかもですが、このくらいのテンションでやってると、問題解決能力は鍛えられるし、常に落ち着いて取り組む経験も積めるし、いいことは多いかも知れない。

あ、ほとんど岩田さんの話ししてるだけでした、、。

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